12月の新刊 :『道元とシュタイナー』

2012年 12月 26日 コメントは受け付けていません。

e98193e58583cover道元とシュタイナー

塚田幸三
四六判上製/272頁/定価=2800円+税
978-4-89176-932-1 C0014 絶賛発売中
《ロサ・ミスティカ叢書》
装幀=中山銀士


道元の『正法眼蔵』とシュタイナーの人智学のなかに、
〈輪廻〉と〈カルマ〉についての深い思考をめぐらせ、
道元の仏教とシュタイナー人智学の共通基盤をさぐる斬新な試み。

《現代人はシュタイナーが超感覚的な霊的世界について論じると、
神秘思想だといって特定のレッテルを貼ろうとします。それは
キリスト教界でも仏教界でも同じように見られる傾向ではないでしょうか。
しかし、その意味で言えば、道元の説く世界もまさしく
神秘的な物語の世界です。道元は13世紀に説いた神秘思想を、
シュタイナーが20世紀に再び説いたと言えるのではないでしょうか。
そこに求められているのは、宗教を科学的に理解することではなく、
自然科学に還元されてしまった宗教の復権だと思われます。》
(本文より)



関連書
『シュタイナー思想入門』 西川隆範 2000円+税
『輪廻転生とカルマ』 R・シュタイナー/西川隆範訳 2500円+税
『社会改革案』 R・シュタイナー/西川隆範訳 2500円+税

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