8月の新刊:『アントナン・アルトー 自我の変容』

2014年 8月 21日 コメントは受け付けていません。

アルトー=カバー『アントナン・アルトー 自我の変容――〈思考の不可能性〉から〈詩への反抗〉へ』

熊木淳
A5判上製/368頁/定価=5000円+税
978-4-8010-0052-0 C0098 8月28日発売予定
装幀=宗利淳一

明晰なる狂気のストラテジー

テクスト/俳優、父/子、思考/言葉……〈前のもの〉による〈後のもの〉への支配を自身の〈病〉として引き受けたアントナン・アルトー。初期の書簡から演劇論、そして晩年の思考までをつらぬくものは、先立つ〈起源〉への徹底的な反抗であった。あらゆる系譜を逆転させる戦略的な視点から現代詩への影響を論じた最もアクチュアルなアルトー読解。

【目次】


第1部 診断と治療
第1章 診断
第2章 治療

第2部 残酷の変容
第1章 残酷なき演劇
第2章 残酷演劇
第3章 事後的残酷

第3部 詩への反抗
第1章 言葉への抗い
第2章 糞便詩
第3章 現代詩人としてのアルトー



【著者】
熊木淳(くまきあつし)  1975年、東京都に生まれる。リヨン高等師範学校博士課程修了。博士(フランス文学)。現在、早稲田大学ほか非常勤講師。専攻、フランス文学。主な論文に、「診断と治療――アントナン・アルトーとシュルレアリスムとの決別について」(『日本フランス語フランス文学会 関東支部論集』第21号、2012 所収)、« Deux séries d’images dans L’Art et la Mort »(Cahiers Artaud, n°1, Éditions les Cahiers, 2013)、« Bernard Heidsieck : de la poésie sonore à la poésie de la quotidienneté »(Thélème, vol.29, 2014)などがある。

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