12月の新刊:『アメリカ映画とカラーライン』

2014年 12月 29日 コメントは受け付けていません。

ƒAƒƒŠƒJ‰f‰æƒJƒo[.inddアメリカ映画とカラーライン――映像が侵犯する人種境界線

金澤智
46判上製、232頁、定価2800円+税
978−4−8010−0078−0 C0074 好評発売中!

装幀=宗利淳一

「20世紀の問題とは、カラーラインの問題である。」

いまや人種境界線は可視の要素ではなく、曖昧かつ不安定で不可視なものになりつつある。そのカラーライン(人種/階層)の問題を、『招かれざる客』『ジャキー・ブラウン』『8 Mile』『ビッグ・フィッシュ』などのハリウッド映画を読み解きながら現代社会の深層にさぐる最もアクチュアルなアメリカ文化・映画論。

【目次】
序 カラーライン(ズ)の世紀
Ⅰ パッシング
Ⅱ 異人種間ロマンス
Ⅲ 侵犯行為
Ⅳ 人種パフォーマンスとしてのダンス
Ⅴ 変身物語
Ⅵ 排除と誇張

図版一覧
映画作品名・人名索引

【著者について】
金澤智(かなざわさとし)   1965年、東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。専攻、アメリカ文化、比較文化。現在、高崎商科大学商学部教授。主な著書に『アメリカの旅の文学——ワンダーの世界を歩く』(共著、昭和堂、2009)、『ヘンリー・ミラーを読む』(共著、水声社、2008)、『アメリカ文化史入門——植民地時代から現代まで』(共著、昭和堂、2006)、訳書にヘンリー・ミラー『マルーシの巨像』(水声社、2004)などがある。

【関連書】
フィルム・スタディーズ グレアム・ターナー 松田憲次郎訳 2800円
『フリークス』を撮った男 DJ・スカル+E・サヴァダ 遠藤徹ほか訳 2800円
ジーン・セバーグ ギャリー・マッギー 石崎一樹訳 3500円
FBI VS.ジーン・セバーグ JR・ラーソン+G・マッギー 石崎一樹訳 2500円

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