10月の新刊:1914

2015年 11月 2日 コメントは受け付けていません。

1914 書影
1914
ジャン・エシュノーズ(著)
内藤伸夫(訳)

判型:四六判上製
頁数:144頁
定価+税:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0127-5 C0097 好評発売中!
装幀者:宗利淳一


著者/訳者紹介:
ジャン・エシュノーズ(Jean Echenoz)  1947年、南フランスのオランジュに生まれる。ソルボンヌ大学臨床心理学第3課程修了。小説家。1979年に『グリニッジ子午線』でフェネオン賞、1983年に『チェロキー』(白水社、1983年)でメディシス賞、1999年に『ぼくは行くよ』(集英社、1999年)でゴンクール賞を受賞。そのほかの著書に、『ラヴェル』(みすず書房、2006年)、『稲妻』(近代文芸社、2013年)などがある。

内藤伸夫(ないとうのぶお)  1954年、和歌山市に生まれる。東京大学文学部仏文科卒。書店経営。主な訳書に、ベルナール・オリヴィエ『ロング・マルシュ』(共訳、藤原書店、2013年)、ジャン・エシュノーズ『稲妻』(近代文芸社、2013年)などがある。


内容紹介:
1914年夏、若者は戦地へ赴いた。
「せいぜい2週間で片がつくさ」そういって男たちは戦場に、女たちは留守を頼まれたのだが……端正な構成のなかに余白を残し、緊密にして軽妙な文体とアイロニーを併せ持つ作家が、フランスの片田舎を舞台に〈第一次大戦〉下の人々を描く。

関連書:
《フィクションの楽しみ》
あなたがこの辺りで迷わないように パトリック・モディアノ/余田安広訳 2000円
地平線 パトリック・モディアノ/小谷奈津子訳 2000円
家族手帳 パトリック・モディアノ/安永愛訳 2500円
八月の日曜日 パトリック・モディアノ/堀江敏幸訳 2200円
わたしは灯台守 エリック・ファーユ/松田浩則訳 2500円
秘められた生 パスカル・キニャール/小川美登里訳 4800円

Comments are closed.