3月新刊:狂気の愛、狂女への愛、狂気のなかの愛

2016年 3月 29日 コメントは受け付けていません。

狂気の愛 カバー
狂気の愛、狂女への愛、狂気のなかの愛
立木康介(著)

判型:四六版上製
頁数:240頁
定価+税:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0159-6 Cコード:C 0010 好評発売中
装幀者:西山孝司


著者紹介:
立木康介(ついきこうすけ)  1968年生まれ、神奈川県出身。京都大学文学部卒業。パリ第8大学精神分析学科博士課程修了。現在、京都大学人文科学研究所准教授。専攻、精神分析。主な著者に、『精神分析と現実界』(人文書院、2007)、『精神分析の名著』(編著、中公新書、2012)、『露出せよ、と現代文明は言う』(河出書房新社、2013)がある。


内容紹介:
「性関係はない」――ジャック・ラカン

ラカンの名高いテーゼ「性関係はない」。これは愛についての精神分析が語りうるすべてなのか。もちろんそうではない。フロイトの発見をこのテーゼに昇華させたラカンは、しかし愛について語ることをやめなかった。――たとえば宮廷愛について、あるいは狂気の愛について。運命的な愛の彷徨いを描いたブルトンやデュラスを導き手に、このテーゼの奥境へ向かう。


目次:
プロローグ
第1章 性関係はない――男の享楽と女の享楽
第2章 狂気の愛、狂女への愛、狂気のなかの愛――ブルトン、デュラス、ラカン
第3章 まどろみと海――エス、外の思考、〈他なる〉性
第4章 フロイトとサド

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