11月の新刊:貧者の息子 カビリーの教師メンラド《叢書エル・アトラス》

2016年 11月 16日 コメントは受け付けていません。

貧者の息子貧者の息子 カビリーの教師メンラド
《叢書エル・アトラス》
ムルド・フェラウン(著)
青柳悦子(訳)

判型:四六判上製
頁数:280頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0241-8 C0397
装幀:宗利淳一
11月25日頃発売!

「フルル・メンラドよ、おまえの話を聞こうではないか。」

世界の片隅から届けられた珠玉の小説
フランス占領下のアルジェリア、カビリー地方で農民の子として生まれたメンラド・フルルは、貧しいながらも勉学に励み、努力して教師となる……子供時代の極貧、田舎の生活風景、家族への思いなどをふり返りながら、みずからの属する社会を自負をもって描きだす現代アルジェリア文学の古典。


著者について
ムルド・フェラウン(Mouloud Feraoun)
1913年、フランス植民地下のアルジェリアに生まれる。アルジェの師範学校を卒業後、小学校教員となる。教員生活のかたわら作家として活動。1962年3月、アルジェリアが独立する直前に暗殺される。生前発表の作品として、小説に『貧者の息子』(1950年、アルジェ市文学大賞)、『大地と血』(1953年、ポピュリスト賞)、『上り坂の道』(1957年)の3作、エッセイ『カビリーの日々』(1954年)、訳詩集『シ・モハンドの詩』(1960年)。死後の出版物として、アルジェリア戦争の記録『日記』(1962年)、書簡集『友への手紙』(1969年)、撰文集『記念日』(1972年)、小説『薔薇学園』(2007年)がある。

訳者について
青柳悦子
1958年、東京に生まれる。筑波大学大学院人文社会科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、筑波大学人文社会系教授。専攻、フランス系文学理論、小説言語論、北アフリカ文学。主な著書に、『デリダで読む『千夜一夜』』(2009年、新曜社)。主な訳書に、ジェラール・ジュネット『物語の詩学』(1985年、水声社)、マリナ・ヤゲーロ『言葉の国のアリス』(1997年、夏目書房、渋沢・クローデル賞特別賞受賞)、エムナ・ベルハージ・ヤヒヤ『見えない流れ』(2011年、彩流社)、同『青の魔法』(2015年、彩流社)などがある。



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