4月の新刊 : アナイス・ニンの日記

2017年 4月 7日 コメントは受け付けていません。

アナイスニンアナイス・ニンの日記
アナイス・ニン(著)
矢口裕子(編訳)

判型:四六判上製
頁数:536頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0218-0 C0098
装幀:滝澤和子
4月4日発売!

これが世にでた暁には、聖アウグスティヌスやペトロニウス、アベラール、ルソー、プルーストらが書き記したことと並びうる、記念碑的な告白の書となる。

――ヘンリー・ミラー


アナイス・ニン没後40年、「日記文学の白眉」刊行。17歳から74歳の死まで、ヘンリー・ミラー、その妻ジューン、アントナン・アルトー、オットー・ランクほか作家・芸術家たちとの交遊、恋愛、そして作家としての葛藤を綴った膨大な日記から奔放、かつ繊細に生きたニンの生涯をたどる。

目次
初期の日記 第2巻(1920−23)
初期の日記 第3巻 妻の日記(1923−27)
初期の日記 第4巻(1927−31)
アナイス・ニンの日記 第1巻(1931−34)
アナイス・ニンの日記 第2巻(1934−39)
アナイス・ニンの日記 第3巻(1939−44)
アナイス・ニンの日記 第4巻(1944−47)
アナイス・ニンの日記 第5巻(1947−55)
アナイス・ニンの日記 第6巻(1955−66)
アナイス・ニンの日記 第7巻(1966−74)
人名索引
編訳者あとがき

著者について
アナイス・ニン(Anais Nin)
1903年、パリにうまれ、1977年ロスアンジェルスで死去。11歳で母や弟たちとアメリカに移り、その頃から日記を書きはじめる。60年間を越す日記の刊行で世界的に知られる。日記のほかの作品には『近親相姦の家』(1936年)『人工の冬』(1942年)『内面の都市』(1959年)などがある。

訳者について
矢口裕子(やぐちゆうこ)
東京に生まれる。法政大学大学院人文科学研究科英文学専攻博士課程満期退学。現在、新潟国際情報大学国際学部教授。専攻、アメリカ文学。主な著書に『憑依する過去――アジア系アメリカ文学におけるトラウマ・記憶・再生』(共著、金星堂、2014年)、主な訳書に、アナイス・ニン『人工の冬』(水声社、2009年)などがある。

水声社の本
人工の冬 アナイス・ニン/矢口裕子訳/2800円
リノット――少女時代の日記 アナイス・ニン/杉崎和子訳/2500円
ミノタウロスの誘惑 アナイス・ニン/大野朝子訳/2500円

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