12月の新刊:フトマニクシロ・ランドスケープ――建國の原像を問う

2018年 1月 11日 コメントは受け付けていません。

『フトマニクシロ・ランドスケープ』をお求めの方へ

日頃より小社刊行物をご愛読いただきありがとうございます。
2017年12月に刊行しました『フトマニクシロ・ランドスケープ』は、書店さまによっては委託販売されておらず、店頭では見つからない場合がございます。
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hontoでのページ:https://honto.jp/netstore/pd-book_28842669.html

引き続き、小社刊行物をどうぞ何卒お願い致します。



フトマニ 書影フトマニクシロ・ランドスケープ
建國の原像を問う
写真家集団Phenomena

判型:B5判変形並製
頁数:640頁
定価:12800円+税
ISBN:978-4-8010-0280-7 C0072
装幀:宗利淳一
12月20日頃発売!

我が国の原像を辿る写真集
あなただけが知らない日本の姿がここにある!!
日本国創建の地となった古代の霊地「フトマニクシロ」を写真で辿る壮大な試み、ついに完成! Phenomena 6人の写真家による共同無意識が浮かびあがらせた我が国の原像、撮影全28カ所・計560枚の写真を完全収録。
神道霊学界の第一人者・武田崇元氏、美術批評家・椹木野衣氏による寄稿文を収録。

目次
見えざるを見せる力――Phenomena『フトマニクシロ・ランドスケープ』に寄せて(武田崇元)

写真で迫る我が国の原像(写真家集団Phenomena)

1 倭国 笠縫邑
2 但波国 吉佐宮
3 倭国 伊豆加志本宮
4 木乃国 奈久佐浜宮
5#1 吉備国 名方浜宮
5#2 吉備国 名方浜宮
6 倭国 弥和乃御室嶺上宮
7 大和国 宇多秋宮
8 大和国  佐佐波多宮
9 伊賀国 隠市守宮
10 伊賀国 穴穂宮
11 伊賀国 敢都美恵宮
12 淡海国 甲可日雲宮
13 淡海国 坂田宮
14 美濃国 伊久良河宮
15 尾張国 中嶋宮
16 伊勢国 桑名野代宮
17 鈴鹿国 奈其波志忍山宮
18 阿佐加国 阿佐加藤方片樋宮
19 飯高国 飯野高宮
20 真野国 佐佐牟江宮
21 伊蘓国 伊蘓宮
22 大河之滝原之国 大河之滝原宮
23 伊勢国 矢田宮
24 伊勢国 家田田上宮
25 宇遅之国 奈尾之根宮
26 伊勢国 五十鈴河上宮
27 嶋国 伊雜宮
御靈石

写真という原像=現像――『フトマニクシロ・ランドスケープ』をめぐって(椹木野衣)

新たな創造への挑戦『フトマニクシロ・ランドスケープ』(福田淳子)

近代の相対化に挑んだ写真(能勢伊勢雄)

著者について
写真家集団Phenomena
2008年8月に結成。戦前・戦後の岡山写真界の礎を築き、「中国写真家集団」の活動で日本写真界に影響を与えた写真家:山﨑治雄から能勢伊勢雄が受け継いだ精神と技術を継承する銀塩写真作家の集まりとして誕生した。Phenomenaは「写真には世界の表層しか写らないが、優れた写真は特有の”写真的世界”を現象させる」意味で命名された。
誰もが手軽に写真を撮影できる時代に、写真の本質に向い合うことを目指して、銀塩写真技術の修得にとどまらず、ゲーテの「形態学」・「色彩論」を通じた世界認識、西洋絵画における「構図」や「光」の写真への応用、また、あらゆる表現の基盤となるヴァールブルクの「ムネモシュネ」や松岡正剛氏が提唱した遊学の「相似律」などを用いた世界把握の方法、そして写真史を踏まえ、「写真表現」の全体性を獲得するための研鑽を続けている。
2010年から東京の美學校の依頼により設立された美學校岡山校の「銀塩写真講座 初級・中級・上級コース」の講師を務める。この教場では銀塩写真の基礎からファイン・プリントまでの技術に加え、「岡山遊会」などで培った認識と思考、また写真史を通じての作品制作や展示まで、写真家育成の本格的な指導を行っている。

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