10月の新刊:部族の誇り《叢書 エル・アトラス》

2018年 9月 14日 コメントは受け付けていません。

部族の誇り部族の誇り
《叢書 エル・アトラス》
ラシード・ミムニ(著)
下境真由美(訳)

判型:四六判上製
頁数:224頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0242-5 C0397
装幀:宗利淳一
10月1日頃発売!

「革命は、お前たちを忘れたわけではないのだ。」
アルジェリア独立後、近代化の波は否応なしに辺境の村ジトゥナの部族にも押し寄せてくる。伝統は変わり、生活は便利になり、村は豊かになっていくのか? 創建時代からの村の物語、そして部族の命運に関わるエル・マブルーク家の秘密を長老が物語る一大サーガ。

著者について
ラシード・ミムニ(Rachid Mimouni)
1945年、アルジェから三十キロ東に位置するブードゥーアウに生まれ、一九九五年にパリで没する。アルジェで化学の学士号を取得した後、高等商業学校で教鞭を取る。その後、モントリオールで経営学を学び、アルジェ大学で経済学を教える。1992年の『一般的な野蛮から特殊な原理主義まで』の刊行を機に、イスラーム原理主義者の脅迫にさらされ、タンジールで亡命生活を送る。独立後のアルジェリア社会を批判する作品を多く刊行し、代表作に『そして春はより美しく』(1978年)、『生きるべき平和』(1983年)、『曲げられた川』(1982年)、『トンベザ』(1984年)、『鬼女の帯』(1990年、アカデミー・フランセーズ賞)、『生きるべき苦しみ』(1991年)などがある。
本作『部族の誇り』は「フランス・アラブ友情賞」を受賞。

訳者について
下境真由美(しもさかいまゆみ)
セルジー・ポントワーズ大学(フランス)にて博士号取得(比較文学)。現在、オルレアン大学人文学部准教授。専攻、フランス語圏マグレブ文学、ポスト・コロニアル文学。主な論文に、「『愛せ、さもなくば去れ』?――マグレブ系フランス人による文学からの回答」(『人文学報』第513〜15号、首都大学東京人文科学研究科、2017年)などがある。

叢書 エル・アトラス
イスラーム文化圏のなかでもフランス植民地支配の記憶を有するマグレブ(アルジェリア/モロッコ/チュニジア)に息づく作家たちの代表作を集成した異色のコレクション!

ムルド・フェラウン『貧者の息子』/青柳悦子訳/2800円+税

以下続刊!

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