5月の新刊:中村真一郎手帖18

2023年 4月 30日

中村手帖18_書影中村真一郎手帖18
中村真一郎の会(編)

判型: A5判並製
頁数:102頁
定価:1000円+税
ISBN:978-4-8010-0729-1 C0091
装幀:齋藤久美子
好評発売中!

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中村真一郎とフランス文学
プルースト『失われた時を求めて』を愛読し、自らの創作の糧とした中村真一郎の姿を明らかにする講演、また現代文学の翻訳にも積極的だった作家の翻訳観を捉える講演のほか、論考・エッセイを多数収録。
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4月の新刊:タルブの花――文学における恐怖政治

2023年 4月 19日

タルブの花_書影タルブの花
文学における恐怖政治
ジャン・ポーラン(著)
榊原直文(訳)

判型:四六判上製
頁数:170頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0712-3 C0098
装幀:宗利淳一
4月下旬発売!

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新たな修辞学へ
文学が退廃し言語への不信が増大しているいま、批評にはなにができるのか。《常套句》を拒む文学の恐怖政治家に対し、文学は日常的な《言葉》に頼ってこそ花咲き誇ると唱える、20世紀文芸批評における記念碑的作品。

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イベント:『感受性とジェンダー』刊行記念トークイベントのお知らせ

2023年 4月 7日

この度、小川公代・吉野由利編『感受性とジェンダー――〈共感〉の文化と近現代ヨーロッパ』(2023年3月30日)の刊行を記念して、4月18日(火)19:30から、下北沢B&Bでトークイベントが開催されます。美学者の伊藤亜紗先生をゲストにむかえ、編者である英文学者の小川公代先生と対談していただきます。ふるってご参加ください。

小川公代×伊藤亜紗
「私たちの時代の感受性について考える」
『感受性とジェンダー』(水声社)『ケアする惑星』(講談社)W刊行記念


書影_感受性とジェンダー日時:4月18日(火)19時30分〜(19時開場)
会場:本屋B&B・リアルタイム配信(見逃し視聴あり)
参加費:【来店参加(数量限定・1ドリンク付き)】2,750円(税込)/【配信参加】1,650円(税込)
主催:本屋B&B


詳しくはこちらまで。

 

中村真一郎の会 第18回総会開催のお知らせ

2023年 4月 5日

2023年4月22日(土)午後2時より、明治大学駿河台校舎研究棟4階、第1会議室において、中村真一郎の会第18回総会および記念講演会を開催いたします。

pm 2:00〜 総会
pm 2:30〜pm 4:45 記念講演会
◇田中優子先生「中村真一郎と江戸」
◇揖斐高先生「『雲のゆき来』と元政上人」

記念講演会は非会員の方の参加も受け付けております(参加料=1000円)。
* ご出席の際はマスク着用をお願いいたします。
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「中村真一郎の会」ホームページをリニューアルしました。
会の最新情報は、今後こちらのサイトにて発信いたします。https://sites.google.com/suiseisha.net/nakamura/

 

4月の新刊:戦争と劇場——第一次世界大戦とフランス演劇

2023年 4月 5日

戦争と劇場_書影戦争と劇場
第一次世界大戦とフランス演劇
小田中章浩(著)

判型:A5判上製
頁数:436頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0720-8 C0074
装幀:山崎登
好評発売中!

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戦争と「見せ物」の不可分の関係
価値観の転倒を引き起こした第一次世界大戦。激動のなか、威光を放ったフランス演劇界が強いられた変化とは? 愛国心を掻き立て、プロパガンダに与し、文化の威信を賭ける者。一時の娯楽を夢見て、炸裂する風刺の中に一抹の真実を見出す観客。風俗劇やレヴューの流行、そして前線で開かれる軍隊劇場……新聞・雑誌から検閲調書まで渉猟し、戦争と演劇の関係の本質に迫る。
《英語を含めた西洋語においてtheaterとは「戦線(戦域)」(theater of war)を意味する軍事用語でもある。たとえば第二次大戦におけるEuropean theaterとは「ヨーロッパ演劇」ではなく、「ヨーロッパ戦線」を指す。theater of warは、同じ意味の十七世紀のラテン語 theatrum belliに由来するのだが、この時代から戦場を一種の劇場のようなものとして見る発想が生まれたということであろう。》

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4月の新刊:ボードレール 詩と芸術《日仏会館ライブラリー》

2023年 3月 24日

ボードレール詩と芸術ボードレール 詩と芸術
《日仏会館ライブラリー》1
中地義和(編)

判型:A5判上製
頁数:351頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0699-7  C0098
装幀:滝澤和子
4月上旬発売!

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〈一枚の絵の最良の解説は、一篇のソネあるいはエレジーであるかもしれない〉
近現代詩を開拓した詩人ボードレールは、近代芸術批評の起点に立つ批評家でもあった。
日仏の研究者・作家が協同し、美術や音楽と共鳴しつつ深化するボードレールの詩学と、さらには女性観の考察を通じて、詩人の創作原理の真髄に迫る。

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4月の新刊:ソヴィエト科学の裏庭——イデオロギーをめぐる葛藤と共存《水声文庫》

2023年 3月 24日

ソヴィエト科学の裏庭ソヴィエト科学の裏庭
イデオロギーをめぐる葛藤と共存
《水声文庫》
金山浩司(編)
藤岡毅+セルゲイ・コルサコフ+市川浩+コンスタンチン・トミーリン+齋藤宏文(執筆)

判型:四六判上製
頁数:306頁+モノクロ別丁4頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0708-6  C0022
装幀:宗利淳一
4月中旬発売!

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閉鎖された〈イデオクラシー国家〉における科学研究の実像
スターリン時代の哲学者・科学者たちは、教条的なイデオロギーと権力に翻弄されるばかりであったのか。
マルクス主義、遺伝学、量子力学、植林計画をめぐる論争を中心に、闘争する研究者たちの科学的探求の試みに光を当てる、ソヴィエト科学史研究の最前線。

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4月の新刊:アルベール・ロンドル 闘うリポーターの肖像《南山大学学術叢書》

2023年 3月 10日

ロンドル書影アルベール・ロンドル
闘うリポーターの肖像
《南山大学学術叢書》
真野倫平(著)

判型:四六判上製
頁数:384頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0715-4 C0098
装幀:滝澤和子
4月上旬発売!

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ルポルタージュ」はこうして生まれた!
世界中へと旅立つことが容易ではなかった20世紀初頭、戦場、徒刑場、精神病院、植民地などあらゆる地に赴き、戦うヒーローとして、ルポルタージュを書き続けたアルベール・ロンドル。その記事によって社会制度を変えてしまうほどの影響力を持った稀代のジャーナリストの生涯を追う。

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4月の新刊:サロメ 詩と散文のはざまに――ボードレール・マラルメ・フローベール・ユイスマンス

2023年 3月 10日

サロメ書影サロメ
詩と散文のはざまに――ボードレール・マラルメ・フローベール・ユイスマンス
ベルトラン・マルシャル(著)
大鐘敦子・原大地(訳)

判型:A5判上製
頁数:360頁
定価:5500円+税
ISBN:978-4-8010-0716-1 C0098
装幀:滝澤和子
4月上旬発売!

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サロメとは誰か。
ヨーロッパ世紀末における《宿命の女》(ファム・ファタル)の代表的存在であり、文学・絵画・オペラ・舞台、彫刻、バレエとあらゆる芸術分野で表象された《サロメ》。従来の比較文学や神話学的分析、精神分析や美術批評とは一線を画し、近代の偉大な文学者たちのテクストを対象として、間テクスト的、間生成批評的、間美学的手法を自在に用いながら、サロメ流行の根底にあった歴史的命題を浮かび上がらせる、マラルメ研究の泰斗による《サロメ》批評!

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3月の新刊:感受性とジェンダー——〈共感〉の文化と近現代ヨーロッパ

2023年 3月 10日

書影_感受性とジェンダー感受性とジェンダー
〈共感〉の文化と近現代ヨーロッパ
小川公代・吉野由利(編)

判型:四六判上製
頁数:308頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0713-0 C00098
装幀:宗利淳一
3月下旬発売!

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共生のための想像力
尊厳を踏みにじられた他者をケアして連帯する一方、感情の激発や煽動が危惧されもする昨今、「共感」は時代を理解するキーワードとなった。しかし、この感性は現代に始まったのではなく、18世紀の「感受性」文化にその萌芽を宿していた――ロマン主義文学、道徳哲学、ジェンダーをめぐる言説を通して、「共感」の可能性から、その矛盾と限界までを探る!

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3月の新刊:マグレブ/フランス 周縁からの文学

2023年 3月 10日

書影_マグレブ/フランスマグレブ/フランス 周縁からの文学
植民地・女性・移民
石川清子(著)

判型:A5判上製
頁数:414頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0705-5 C0098
装幀:Gapard Lenski
3月下旬発売!

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背反しながらも強く結ばれ、
混ざりながら描かれる新たなテリトリー

フランス植民地時代から独立を経て、豊かな文学的土壌を築き上げてきたマグレブ文学。《植民地》、《女性》、《移民》をテーマに、周縁から中心へと波及するはかり知れない衝撃を観測する出色の文学論。

《「フランス語マグレブ文学」や「フランス語圏文学」という領域その境界線を変えながら新たな地図を形成していくだろう。本書は「フランス語マグレブ文学」という枠組に視線を投じることから始めて、マグレブ/フランスという背反しながら強く結ばれ、せめぎ合いながら混ざって新たなテリトリーを描いていく文学を、三部の主要テーマに分け、緩やかな時系列に沿って追っていく。》(本書より)

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3月の新刊:ブラジル文学傑作短篇集《ブラジル現代文学コレクション》

2023年 3月 10日

ブラジル文学_書影ブラジル文学傑作短篇集
《ブラジル現代文学コレクション》
アニーバル・マシャード、マルケス・ヘベーロほか(著)
岐部雅之(編)
伊藤秋仁+神谷加奈子+岐部雅之+平田惠津子+フェリッペ・モッタ(訳)

判型:四六判上製
頁数:207頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0721-5 C0098
装幀:宗利淳一
3月下旬発売!

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人種・階級・ジェンダーの壁に阻まれる「私」の声
少女の視点から世界の残酷さとシングル・マザーの寄る辺なさが浮かびあがるアニーバル・マシャード「タチという名の少女」、逃げだしたいと口にする褐色の肌の女とそれを引き止めようとする男をみずみずしい筆致で描き出すマルケス・ヘベーロ「扉を開けてくれたステラ」ほか、20世紀ブラジル社会の活力と喧噪を伝える全12篇。

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文化庁令和4年度(第73回)芸術選奨 評論等部門 受賞のおしらせ

2023年 3月 2日

小社より2022年4月に刊行された佐藤未央子『谷崎潤一郎と映画の存在論』令和4年度(第73回)芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞いたしました。著者の佐藤未央子さん、おめでとうございます!
また、選考委員の皆様をはじめ、このたびの選考に関わられた皆様に感謝申し上げます。

ブログ_谷崎潤一郎

受賞理由

谷崎と映画の関係をめぐる研究はこれまでにも多数あったが、本書はそれら先行研究をしっかり踏まえた上で資料を丁寧に精査しつつ、谷崎にとって映画とは何だったのかという根本的な問いを掘り下げ、実にスリリングな考察となっている。
何より、谷崎の文章に立ち返りたい思いを読者に掻き立てる巧みな筆致が秀逸である。
谷崎の「視座」に立たんとする筆者の目論見には才知が溢れ、分析力のみならず批評眼も鋭い。
更なる成果が続くことを予感させる。

 

3月の新刊:混乱と遊戯の香港映画

2023年 3月 2日

混乱と遊戯の香港映画書影混乱と遊戯の香港映画
作家性、産業、境界線
雑賀広海(著)

判型:A5判上製
頁数:365頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0714-7 C0074
装幀:宗利淳一
3月20日発売!

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切りひらけ、香港/映画の境界を
1980~90年代、香港映画の黄金期を支えた監督たちは、曖昧で流動的な境界線に囲まれた香港に何を見、何を託したのか。
父と子、監督と俳優、見るものと見られるもの、内と外、虚構と現実――
さまざまな二項対立を打ち破る混乱状態と戯れることによって祝祭的な映画空間を作り上げた、【ジャッキー・チェン】【ツイ・ハーク】【ジョニー・トー】という3人の映画人の軌跡を手がかりに解き明かす、香港映画史のダイナミクス。

***

黄金期の香港映画産業で生まれた作品について、映画製作者はどのように臨んだのか。言いかえれば、彼らは映画をどのように見ていたのか、彼らは現実と映画を切り分ける境界線をどのように認識していたのか。香港映画はとるに足らない単なる娯楽映画であり、言うなれば現実と区別された虚構の物語世界と見られることも多いが、香港人にとって香港映画はアイデンティティを探求する場として現実と連続している。その境界線は存在すると同時に曖昧でもある。この両義的な境界線は個々の映画作品にどのように働きかけるのか。境界線をめぐるテクスト生成の物語を紡ぐことで、この時代の作品だけが備えている特異性を明らかにしたい。(序章より)

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3月の新刊:ホロコーストとナクバ――歴史とトラウマについての新たな話法

2023年 3月 1日

ホロコーストとナクバホロコーストとナクバ
歴史とトラウマについての新たな話法
バシール・バシール+アモス・ゴールドバーグ(編)
小森謙一郎(訳)

判型:A5判上製
頁数:476頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0703-1 C0022
装幀:宗利淳一
3月上旬発売!

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「一つの歴史、一つの問題」
未曾有のユダヤ人絶滅政策、〈ホロコースト〉と、今なお終わらないパレスチナ人への迫害、〈ナクバ〉。
もしそれらが連続した一つの出来事だとしたら?

2011年、故郷喪失の追悼行事を封じ込める「ナクバ法」がイスラエルで成立した。
ユダヤ人迫害を背景に建国されたイスラエルと、それゆえに郷土を破壊され奪われたパレスチナ人の間には、いかなる共存の未来も存在しないのか──そして過去については?
ユダヤ人とアラブ人双方の学者・作家19名が協同し、ユダヤ・中東史の深層を読み解きながら、政治的・歴史的分断を超えて語るための新たな〈話法〉を探求する。

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3月の新刊:ポストメディウム時代の芸術——マルセル・ブロータース《北海航行》について

2023年 3月 1日

書影_ポストメディウム時代の芸術ポストメディウム時代の芸術
マルセル・ブロータース《北海航行》について
ロザリンド・クラウス(著)
井上康彦(訳)

判型:四六判上製
頁数:182頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-00698-0 C0070
装幀:滝澤和子
3月25日頃発売!

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メディウムは再発明/救済される――
ポストメディウム的条件とは何か? メディウムとは何か? ポストメディウム時代の芸術とは何か? マルセル・ブロータースの作品の精緻な分析とベンヤミンの考古学的方法を深く交差させながら、現代における芸術そして「メディウム」の可能性を探究する。必読の理論書、待望の邦訳。解説=林道郎

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3月の新刊:モーパッサン伝

2023年 2月 28日

書影_モーパッサン伝モーパッサン伝
アンリ・トロワイヤ(著)
足立和彦(訳)

判型:A5判上製
頁数:316頁+別丁16頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0696-6 C0098
装幀:齋藤久美子
3月下旬頃発売!

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小説家の一生
19世紀のフランス文壇において、自由を求め、権威に縛られることなく自立した芸術家として数々の名作を遺したギィ・ド・モーパッサン(1850-1893)。母親から芸術家になるべく育てられた青年時代、フロベールとの邂逅から作家として名を馳せたのち43歳で夭折するまで、短くも激しい生涯を駆け抜けた作家の人生を稀代の伝記作家が描く。

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3月の新刊:ミヤギフトシ 物語を紡ぐ

2023年 2月 27日

ミヤギフトシ_書影ミヤギフトシ
物語を紡ぐ
星野太+浅沼敬子+岩川ありさ+シュテファン・ヴューラー+ミヤギフトシ(著)
浅沼敬子(編)

判型:四六判上製
頁数:188頁+カラー16頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0693-5 C0070
装幀:木村稔将
3月下旬頃発売!

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フェミニズム・クィア理論を援用しながら、写真、映像、インスタレーション、小説まで、様々な手法を横断的に用いて〈物語〉を紡ぎ出すという唯一無二のスタイルで、近年注目を集めている沖縄出身の美術家・小説家、ミヤギフトシ。美術・文学の両側面からミヤギの活動を多角的に描き出し、その全貌に迫る。
気鋭の執筆陣による、待望のモノグラフ!

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3月の新刊:ジャン・クリストフ物語

2023年 2月 22日

ジャン・クリストフ物語ジャン・クリストフ物語
ロマン・ロラン(原作)
宮本正清(翻案)
宮本ヱイ子(補訂)

判型:四六判並製
頁数:202頁
定価:1500円+税
ISBN:978-4-8010-0639-3 C0097
装幀:滝澤和子
3月上旬発売!

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《『ジャン・クリストフ』はぼくにとって、読書の喜びに目覚めさせてくれた一冊だ》――野崎歓
音楽家の家系に生まれたジャン・クリストフ。
しかし楽団員の父は酒におぼれ、やがて真面目な祖父が亡くなると、少年は働いて一家を支えなければならなくなる。
つらく退屈な日常の仕事と、思うように上手にならない作曲。彼は音楽家の才能を開花させることができるのか? 
ベートーヴェンの生涯をモデルに書かれた傑作大河小説『ジャン・クリストフ』の少年時代編を、子供たちのために読みやすくコンパクトにまとめた物語。

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2月の新刊:科学普及活動家ルイ・フィギエ——万人のための科学、夢想としての科学

2023年 2月 13日

科学普及活動家ルイ・フィギエ_書影科学普及活動家ルイ・フィギエ
万人のための科学、夢想としての科学
槙野佳奈子(著)

判型:四六判上製
頁数:252頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0710-9 C0072
装幀:滝澤和子
2月下旬頃発売!

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遍く人に科学を届ける
科学への世間一般の期待が急激に高まった19世紀半ば、日進月歩の科学技術を平明に説く「科学普及活動家」が誕生した。その第一人者ルイ・フィギエは、写真技術の普及に努めて名声を勝ち得たあと、死後の世界を科学的に説明しようと試みる。正しい科学を伝えようとした彼は、なぜ非科学的な言説に魅了されたのか? 科学の「正しさ」をめぐる言説に隠された欲望を炙り出す。

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