2月の新刊:フェアな民主主義へ——地方自治のリアル

2023年 2月 13日

フェアな民主主義へ_書影フェアな民主主義へ
地方自治のリアル
奈須りえ(著)

判型:四六判並製
頁数:173頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0709-3 C0031
装幀:宗利淳一
2月下旬頃発売!

試し読み◀▶直接のご注文はこちらへ◀︎

ここに書かれている地方自治の実相は私たちを愕然とさせる。でも、奈須さんは抑制の効いた筆致でその現実を伝え、独力で行政の理不尽に立ち向かっている。奈須さんがいることで大田区民は少しだけ安堵してもよいと思う――内田樹(神戸女学院大学名誉教授)

Read the rest of this entry »

 

2月の新刊:黒でも白でもないものは

2023年 2月 13日

黒でも白で_カバー_20230126_ol黒でも白でもないものは
加藤有希子(著)

判型:四六判上製
頁数:140頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0704-8 C0093X
装幀:かくだなおみ
2月下旬頃発売!

▶直接のご注文はこちらへ◀︎

色彩のない世界
2056年、太陽の異常活動〈シンギュラリティ〉により、人類は色覚と生殖能力を失った。
激変する自然環境、破綻する経済、「色覚の回復」を唱える陰謀者たち……
色彩を失った人びとは、黒と白の世界のなかで、やがて訪れる終焉を静かに待ち続けていた。
滅びゆく世界のなかで、人びとが見出した究極の幸せとは……

*だいまりこの「未来に残したい授業」にて、本書が取り上げられました!
(2023年7月28日追記)


Read the rest of this entry »

 

2月の新刊:グロサ《フィクションのエル・ドラード》

2023年 2月 3日

書影_グロサグロサ
《フィクションのエル・ドラード》
フアン・ホセ・サエール(著)
浜田和範(訳)

判型:四六判上製
頁数:273頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0700-0 C0397
装幀:宗利淳一
2月下旬頃発売!


試し読み◀▶直接のご注文はこちらへ◀︎

フアン・ホセ・サエールは現代アルゼンチン最高の作家だ、という言い方は彼の作品にふさわしくない。より正確には、サエールはあらゆる言語において現在最高の作家の一人だと言わねばならないだろう。――リカルド・ピグリア

《語り》への強迫的衝動
1961年10月23日の朝、二人の青年アンヘル・レトとマテマティコが〈街〉の目抜き通り21ブロックを一時間ほど共に散歩する。両者とも出席が叶わなかった詩人ワシントンの誕生日会の詳細を耳にしたマテマティコは、散歩のさなかその真相をレトに語って聞かせるが……

プラトン、ジョイス、フロベール、ボルヘスら巨人たちの文業を受け止めつつ《同一の場所、同一の
一度 ひとたび
》を語り明かそうと試みる、ひとつの広大な物語世界。

Read the rest of this entry »

 

2月の新刊:リベラルアーツと自然科学

2023年 2月 2日

書影_リベラアルアーツと自然科学リベラルアーツと自然科学
石井洋二郎(編)

判型:四六判並製
頁数:271頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-00697-3 C0010
装幀:滝澤和子
2月中旬頃発売!


▶直接のご注文はこちらへ◀︎

科学教育の未来を問う

「専門性のタコツボ」を越えて、
「他分野へのリスペクト」を涵養する――

理系の学問を学ぶうえで必要なリベラルアーツとはなにか? 第一線で活躍する専門家3名によるシンポジウムに加え、識者8名による論考から理系のためのリベラルアーツを考える。好評の「創造的リベラルアーツ」第3弾。

Read the rest of this entry »

 

イベント:『監査文化の人類学』刊行記念トークイベントのお知らせ

2023年 1月 25日

この度、マリリン・ストラザーン編『監査文化の人類学――アカウンタビリティ、倫理、学術界』(2022年12月25日)の刊行を記念して、2月2日(木)20:00から、下北沢B&Bでトークイベントが開催されます。社会学者の西田亮介先生をゲストにむかえ、訳者である人類学者の丹羽充先生と谷憲一先生が聞き手をつとめます。ふるってご参加ください。

西田亮介×丹羽充×谷憲一
「『監査文化の人類学をどう読むか』」
『監査文化の人類学』(水声社)刊行記念


監査文化の人類学_書影日時:2月2日(木)20時より
会場:本屋B&B・リアルタイム配信(見逃し視聴あり)
参加費:【来店参加(数量限定・1ドリンク付き)】2,750円(税込)/【配信参加】1,650円(税込)
主催:本屋B&B


詳しくはこちらまで。

 

1月の新刊:日活ロマンポルノ 性の美学と政治学

2023年 1月 19日

ロマンポルノ_書影日活ロマンポルノ 性の美学と政治学
志村三代子/ヨハン・ノルドストロム/鳩飼未緒(編)
長門洋平/キルステン・ケーサ/菅野優香/久保豊/今井瞳良(著)

判型:四六判上製
頁数:323頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0686-7 C0074
装幀:宗利淳一
1月下旬発売!

試し読み◀▶直接のご注文はこちらへ◀︎

ROMAN PORNOが止まらない!
低迷する日本映画界に激震をもたらし、性表現の是非をめぐり権力を挑発し、多彩な若手監督を輩出し、現代日本映画の礎のひとつにもなった、作品総数1100以上とも言われる希代未聞・驚天動地のプログラム・ピクチャー《日活ロマンポルノ》とは何だったのか?
作品、監督、俳優、そしておなじみ〈団地妻〉にはじまり、ゲイカルチャーとその周辺、レズビアン・ストリッパー、スウェーデン・ポルノ、わいせつ裁判など、多彩にして目覚ましい論点からひもとく《日活ロマンポルノ》の勃興から消沈まで。

★特別インタビュー収録
白川和子氏(女優)/岡田裕氏(プロデューサー)/根岸吉太郎氏(監督)

Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:ジャック・デュパン、断片の詩学

2023年 1月 18日

断片の詩学_書影ジャック・デュパン、断片の詩学
丸川誠司(著)

判型:四六判上製
頁数:232頁
定価:2727円+税
ISBN:978-4-8010-0701-7 C0098
装幀:滝澤和子

▶︎直接のご注文はこちらへ◀︎

間隙を縫って触れるぎざぎざの言葉
ランボーとシャールの流れを汲み、ブランショ、バタイユと接点を持つ現代フランス詩の巨星。本邦初訳のジャック・デュパン詩集と、その象る世界を解きほぐす解説。

「山が燃え尽きようと、生き残りが殺し合おうと…… 眠れ、羊飼い。どこででも。僕は君を見つけ出す」――ツェランと同じく戦後の抒情詩の運命を背負い、ミロ、ジャコメティ等、20世紀美術の巨匠とつながる詩的宇宙。

Read the rest of this entry »

 

1月の新刊:高松次郎――リアリティ/アクチュアリティの美学

2023年 1月 13日

高松次郎_書影高松次郎
リアリティ/アクチュアリティの美学
大澤慶久(著)

判型:A5判上製
頁数:256頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0674-4 C0070
装幀:宗利淳一
1月下旬頃発売!

試し読み◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎

〈真実〉と〈事実〉の果てなき往還の中で
高松次郎の多様な作品に内在する、「リアリティ=真実」/「アクチュアリティ=事実」の美学とは何か。この問いを巡って、作家の思考と作品との間に秘められた、未だ見ぬ回路を切り開く。

Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:曲がった鋤《ブラジル現代文学コレクション》

2022年 12月 23日

書影_曲がった鋤曲がった鋤
《ブラジル現代文学コレクション》
イタマール・ヴィエイラ・ジュニオール(編)
武田千香+江口佳子(訳)

判型:四六判上製
頁数:322頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0684-3 C0397
装幀:宗利淳一
12月下旬発売!

▶直接のご注文はこちらへ◀︎

《キロンボーラ》の記憶と闘争
ブラジル独立200年!

20世紀後半、奴隷制が色濃く残るバイーア州奥地のアグア・ネグラ農場、この地で暮らすふたりの幼い姉妹は、祖母が隠しているナイフを見つけ、舌にあてがって……

言語の喪失、奴隷制の負の遺産、血に塗れたナイフ、すべてを知る精霊……現代のアフロ・ブラジル作家が描きだす《傷跡》の物語。

Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:メモワール——ポール・ド・マンのために《言語の政治》

2022年 12月 23日

メモワール書影メモワール
ポール・ド・マンのために
《言語の政治》
ジャック・デリダ(著)
宮﨑裕助+小原拓磨+吉松覚(訳)

判型:A5判上製
頁数:344頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0656-0 C00010
装幀:装幀:中山銀士(協力:金子暁仁)
12月下旬頃発売!

▶直接のご注文はこちらへ◀︎

アメリカにおける脱構築とは何だったのか。
「アメリカにおける脱構築」の後見人ともいえる、盟友ポール・ド・マンの訃報に接したデリダが、喪の不可能性を思考しながら、ド・マンの記憶論に肉薄する、瞠目の講演集。

Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:バルザックの『サラジーヌ』について――セミナーのための未刊のノート《記号学的実践叢書》

2022年 12月 23日

サラジーヌ書影バルザックの『サラジーヌ』について
セミナーのための未刊のノート
《記号学的実践叢書》
ロラン・バルト(著)
桑田光平・石川典子+金谷壮太+河野美奈子+佐藤園子+福井有人+村中由美子+森田俊吾(訳)

判型:A5判上製
頁数:423頁
定価:7000円+税
ISBN:978-4-8010-0490-0 C0098
装幀:中山銀士(協力:杉山健慈)
12月下旬頃発売!

▶︎直接のご注文はこちらへ◀︎

テクストの多義的な複数性を求めて
大学の官僚主義や順応主義を逃れ、フランス思想に大きな影響を与えてきた、コスモポリタン的な教育機関である高等研究実習院で、1968年から1969年の2年間にわたって開講された「サラジーヌ」に関するセミナーの記録。
68年の歴史的な出来事が排除された書物とは違い、それにより道筋が変えられ、影響が垣間見られるセミナーでは、バルトが展開した知的な作業の概観をそっくり見ることができ、バルトの創造の舞台裏が、講義から書物へ、口述から筆記への移行だけでなく、草稿からテクストへの変容の道筋が明らかとなる。

Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:バルトの愚かさ《記号学的実践叢書》

2022年 12月 23日

バルトの愚かさ書影バルトの愚かさ
《記号学的実践叢書》
クロード・コスト(著)
桑田光平+栗脇永翔+中村彩訳(訳)

判型:A5判上製
頁数:307頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0560-0 0098
装幀:中山銀士(協力:杉山健慈)
12月下旬頃発売!

▶︎直接のご注文はこちらへ◀︎

すべての愚かさは、主体に関するある二重の機能不全と結びついた緊張関係にある。「私」が「自己」でないときにいつも、「私」は愚かであり、「私」が「自己」であることを信じているときにも、「私」は愚かである……
バルトは知性の欠如を指摘されたのだろうか? バルトは悲劇の主人公のように、知の思い上がりの報いを受けたオイディプスのように、自らの傲慢の報いを受けたのだろうか? この問いに対する、可能な限り変化に富んだ解答を提示する。
フランス文学史において古くから取り上げられてきた「愚かさ」というテーマをめぐり、政治や旅や文学、そしてテクストなどの多岐にわたる方面から、バルトにおける、バルトのいう、そしてバルト自身の「愚かさ」に迫る!

Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:コンテンツツーリズムと文化遺産《大手前大学比較文化研究叢書18》

2022年 12月 20日

コンテンツツーリズムと文化遺産コンテンツツーリズムと文化遺産
《大手前大学比較文化研究叢書18》
石毛弓+谷村要(編)

判型:A5判上製
頁数:272頁+カラー別丁4頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0690-4 C0376
装幀:宗利淳一
12月下旬発売!

▶直接のご注文はこちらへ◀︎

コンテンツツーリズムの潜在力
映画、アニメ、小説などの「コンテンツ」の舞台を旅して体験することを目的とする観光=「コンテンツツーリズム」。
近年ますます隆盛をみせるこの種の観光は、過疎化する地方コミュニティの活性化や、地域・国境を超えたヒトとモノの交流を生み出しうるのか?
ポップ・カルチャーが共同体の記憶や文化の継承を支えることとなった全国各地の多様な事例を報告するとともに、今後の「コンテンツツーリズム」研究の展望を描きだす。

Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:絵葉書II《言語の政治》

2022年 12月 19日

絵葉書II_書影絵葉書II
叢書《言語の政治》
ジャック・デリダ(著)
若森栄樹+大西雅一郎(訳)

判型:A5判上製
頁数:355頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0691-1 C0010
装幀:中山銀士(協力:金子暁仁)
12月下旬頃発売!

試し読み◀▶直接のご注文はこちらへ◀︎

デリダによるフロイト・ラカン論
フロイト『快原理の彼岸』の未曾有の読解を提示し、ラカンの『盗まれた手紙』読解における「真理」概念を徹底的に批判して、精神分析における郵便的転移の可能性を、ルネ・マジョールとの対話形式で探る画期的な書。明解な日本語による待望の翻訳。

Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:絵本で読みとくSDGs

2022年 12月 14日

絵本_書影絵本で読みとくSDGs
中川素子+浅野由子(編)

判型:A5判上製
頁数:225頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0689-8 C0095
装幀:佐藤博一+曾子安
12月下旬発売!

▶直接のご注文はこちらへ◀︎

わたしたちは、地球を救うチャンスを与えられた最後の世代になるかもしれません

今を生きるわたしたちが、未来を生きる子どもたちにかけがえのない地球を残すためにできることは何だろうか。絵本研究、文学研究、美術、デザインなど多角的な視点から、絵本を通してSDGSを読みとき、子どもから大人までともに「17の達成目標」について考え、それを実行していくためのヒントを探る。

巻末にはSDGsと関連する118冊の絵本リストあり。

Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:私たちは幸運だったーーあるユダヤ人家族の離散と再会の物語

2022年 12月 14日

私たち_書影私たちは幸運だった
あるユダヤ人家族の離散と再会の物語
ジョージア・ハンター(著)
墨かおり(訳)

判型:四六判上製
頁数:370頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0671-3 C0097
装幀:齋藤久美子
12月下旬発売!

▶直接のご注文はこちらへ◀︎

歴史は繰り返す!
1939年、ドイツがポーランドに侵攻。第二次大戦下、ラドムに暮らすユダヤ人一家の人びとは徴兵され、難民になり、またシベリアの強制収容所に送られ、散り散りに。彼らがユーラシア、アフリカ、アメリカ、ブラジルと様々な経路で戦火を逃れ、戦後に再会を果たすまでの逃避行を描く、ノンフィクション・ノベル。
Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:四月はいちばん残酷な月——T.S.エリオット『荒地』発表100周年記念論集

2022年 12月 13日

四月_書影四月はいちばん残酷な月
T.S.エリオット『荒地』発表100周年記念論集
佐藤亨+平野順雄+松本真治(編)

判型:A5判上製
頁数:452頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0687-4 C0098
装幀:滝澤和子
12月中旬頃発売!

▶直接のご注文はこちらへ◀︎

現代詩の金字塔『荒地』から一世紀。
エリオットについて、知れば知るほどいいことだ。
ーエズラ・パウンドー

Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:監査文化の人類学――アカウンタビリティ、倫理、学術界《人類学の転回》

2022年 12月 12日

監査文化の人類学_書影監査文化の人類学
アカウンタビリティ、倫理、学術界
《人類学の転回》

マリリン・ストラザーン(編)
丹羽充+谷憲一+上村淳志+坂田敦志(訳)

判型:四六判上製
頁数:440頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0694-2 C0010
装幀:宗利淳一
12月下旬発売!

試し読み◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎

人類学者たちが直面するブルシット・ジョブ?!

《説明責任を果たせ!》、《それは何の役に立つのか?》――私たちの日常に忍び込んできた「監査文化」。
市場原理と結びついた生産性の追求とペーパーワークの増大によって、社会はどのように変容したのか? 新自由主義に基づく大学再編成の波を背景に、雑務に忙殺される人類学者たちがみずからの職場を描きだす!

Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:ホワイトノイズ《フィクションの楽しみ》

2022年 12月 8日

ブログ_ホワイトノイズホワイトノイズ
《フィクションの楽しみ》
ドン・デリーロ(著)
都甲幸治+日吉信貴(訳)

判型:四六判上製
頁数:337頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0681-2 C0097
装幀:宗利淳一
12月下旬発売!

▶︎直接のご注文はこちらへ◀︎

知れば知るほど、死は育っていく。

甚大な空中汚染事故、消費社会の猛威、情報メディアの氾濫、オカルトの蔓延、謎の新薬〈ダイラー〉の魔手、いびつな家族関係、愛の失墜、そして、来るべき《死》に対する底なしの恐怖……。
日常を引き裂くこの混沌を、不安を、哀切を、はたして人々は乗り越えられるのか?
現代アメリカ文学の鬼才ドン・デリーロの代表作にして問題作、そして今なお人間の実存を穿つポストモダン文学随一の傑作が、より深く胸を打つ魅力的な〈新訳〉として装いも新たに登場!

***

ついに映画化!!
2022年12月、全国劇場&Netflixにて公開!
監督:ノア・バームバック/主演:アダム・ドライバー

Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:モートン・フェルドマン――〈抽象的な音〉の冒険《水声文庫》

2022年 12月 5日

モートン・フェルドマン書影モートン・フェルドマン
〈抽象的な音〉の冒険
《水声文庫》
高橋智子(著)

判型:四六判上製
頁数:356頁
定価:3800円+税
ISBN:978-4-8010-0692-8 C0073
装幀:宗利淳一
12月下旬頃発売!

試し読み◀▶直接のご注文はこちらへ◀︎

《彼は作曲家の責任をつくることから受け入れることへと変えた。》(ジョン・ケージ)
〈沈黙〉を超えて〈静寂〉へ――
図形楽譜の発明者にして、演奏時間4時間を超える長大な楽曲を書いた作曲家、ニューヨーク・スクールの中心人物にしてベケットやロスコとも協働したモートン・フェルドマンとは何者だったのか。
同時代の作曲家や抽象表現主義の画家たちとの交流を通じて、変転するその全貌を描き出す。ケージと並ぶ現代音楽の最重要人物、待望のモノグラフ!

Read the rest of this entry »