今福龍太コレクション〈パルティータ〉完結記念イベント開催!

2018年 4月 20日 コメントは受け付けていません。

今福コレクション〈パルティータ〉完結記念イベント

今福龍太×松浦寿夫
世界の分岐点から

──「パルティータ」に込められた〈思想〉と秘められた〈謎〉に迫る!

日程:2018年4月28日(土)
場所:本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
時間:15:00~17:00 (14:30開場)
参加費:[前売]1,500yen + 1 drink order
 [当日]2,000yen + 1 drink order(当日現金でお支払いの場合のみ)

※参加をご希望の方は、本屋B&Bのウェブサイト(http://bookandbeer.com/event/20180428_partita/)をご覧ください。

〈近代〉的な制度や枠組みを常に乗り越えて思考し、多様な〈世界〉の可能性を探求しつづけてきた今福龍太さんの5巻本コレクション〈パルティータ〉が、本年1月に完結しました。
今福さんの文化理論における主著『クレオール主義』と『群島-世界論』の復刊を皮切りに、新編集の人類学試論集『隠すことの叡智』、アメリカの境界領域を彷徨う傑作紀行『ボーダー・クロニクルズ』、そして批評的な寓話『ないものがある世界』によって構成された〈パルティータ〉。それは、岐路に立つ現代社会から私たちが新たな〈世界〉をめざして果敢に旅立つための刺激的な指針にあふれています。
このコレクションの完結を記念して、著者の今福龍太さんをお呼びしたトークイベントを開催します!
ゲストは、画家であり美術批評家の松浦寿夫さん。西洋絵画史の言説を「感覚の論理学」の立場から検証し、芸術の実践と理論の両面からアートや学問世界を批評してきた松浦さんは、この稀有なコレクションを、どのような書物と捉え、そして読んだのか? 松浦さんにその魅力をたっぷり語っていただきます。
コレクション名として名づけられた〈パルティータ〉(分界=出発=組曲)の来歴をたどりながら、5冊の本に込められた〈思想〉と秘められた〈謎〉に迫ります!

登壇者について
今福龍太(いまふく・りゅうた)

文化人類学者・批評家。奄美自由大学主宰。おもな著書に『書物変身譚』(新潮社)、『ジェロニモたちの方舟』(岩波書店)、『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(みすず書房、讀売文学賞受賞)、『ハーフ・ブリード』(河出書房新社)、『クレオール主義 パルティータI』『群島-世界論 パルティータII』『隠すことの叡智 パルティータIII』『ボーダー・クロニクルズ パルティータIV』『ないものがある世界 パルティータV』(以上、水声社)などがある。

松浦寿夫(まつうら・ひさお)

美術批評家・画家。武蔵野美術大学教授。おもな著書に『モデルニテ3×3』(小林康夫・松浦寿輝との共著、思潮社)、『絵画の準備を!』(岡崎乾二郎との共著、朝日出版社)、訳書にティエリー・ド・デューヴ『芸術の名において──デュシャン以後のカント/デュシャンによるカント』(青土社、共訳)などがある。最近の展覧会に「Physica─自然哲学としての芸術原理」(岡崎乾二郎・白井美穂との三人展、表参道画廊、2018年3月)がある。

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