12月の新刊:ポイント・オメガ《フィクションの楽しみ》

2018年 12月 12日 コメントは受け付けていません。

ポイント・オメガポイント・オメガ
《フィクションの楽しみ》
ドン・デリーロ(著)
都甲幸治(訳)

判型:四六判上製
頁数:160頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0010-0 C0097
装幀:宗利淳一
12月下旬発売!

我々は永遠に人類でなければならないのか?
ニューヨークの暗闇の中、超低速で映し出される映画『サイコ』。時間の狭間に落ち込んだかのような眩惑的な空間から一転、舞台は荒涼たる砂漠が広がるサンディエゴへ。戦争、記憶、意識、宇宙をめぐる対話。砂の彼方に消える声。溶けてゆく時間。朧に閃く欲望。そして、少女は消えた……。虚空を領する絶対の静寂が、アメリカの光と闇、人間精神の孤独を穿つ。
鬼才ドン・デリーロの傑作中編、読者の心を摑んで離さない画期的な翻訳でついに登場!

著者について
ドン・デリーロ(Don DeLillo)
1936年、ニューヨークに生まれる。アメリカ合衆国を代表する小説家、劇作家の一人。1971年、『アメリカーナ』でデビュー。1985年、『ホワイト・ノイズ』(邦訳=集英社、1993年)で全米図書賞受賞、1992年、『マオⅡ』(邦訳=本の友社、2000年)でペン/フォークナー賞受賞、1999年、全著作を対象としたエルサレム賞受賞、2008年、全米芸術クラブより名誉メダル授与。他の代表作に、『アンダーワールド』(1997年/邦訳=新潮社、2002年)、『コズモポリス』(2003年/邦訳=新潮社、2004年)、『堕ちてゆく男』(2007年/邦訳=新潮社、2009年)などがある。

訳者について
都甲幸治(とこうこうじ)
1969年、福岡県に生まれる。現在、早稲田大学文学学術院教授、翻訳家。専攻はアメリカ文学・文化。主な著書に、『偽アメリカ文学の誕生』(水声社、2009年)、『21世紀の世界文学30冊を読む』(新潮社、2012年)、『狂喜の読み屋』(共和国、2014年)、『読んで、訳して、語り合う。――都甲幸治対談集』(立東舎、2015年)など、主な訳書に、ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』(共訳、新潮社、2011年)、同『こうしてお前は彼女にフラれる』(共訳、新潮社、2013年)、ドン・デリーロ『天使エスメラルダ』(共訳、新潮社、2013年)などがある。

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