6月の新刊:ヴィクトル・セガレン著作集3

2010年 6月 21日 コメントは受け付けていません。

segalenヴィクトル・セガレン/木下誠訳

『二重のランボー/オルフェウス王』

四六判上製函700頁 定価10000円+税
ISBN 978-4-89176-545-3  C0098 好評発売中!

《エグゾティスム》を追求した作家の集大成、
ついに待望の第3巻刊行!




20世紀初頭、フランスの海軍船医としてタヒティ、
ポリネシア、セイロンをめぐって仏教を学び、
ランボーの足跡を訪ねた著者がフランスに帰国後、
中国へ向うまでの思考の軌跡。

文学と生、幻想と覚醒、音楽と言葉のあいだで苦闘した、
ランボー、ゴーダマ・シッダールタ、オルフェウス。
著者が憑かれ、自らの分身を認めたこの3人をめぐって、
生涯にわたって書かれ続けた終わりなき4作品、
そしてドビュッシーとの往復書簡を収録する。

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