7月の新刊:クラウドジャーニー

2021年 7月 8日 コメントは受け付けていません。

クラウドジャーニー書影クラウドジャーニー
加藤有希子(著)

判型:四六判上製
頁数:192頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0584-6 C0093
装幀:かくだなおみ
7月下旬頃発売!

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呪術と科学しかないこの世界に、欠けているものとは何だろうか?
――吉岡洋(美学者)

2020年春、ひそやかに迫り来る新型コロナウイルスの脅威。変容する世界の中で、美術史研究者の真希は乳がんと診断される。病の意味を問い、乳房を失うことの意味を問いながら、真希は自らの生のあり方を見出していく……。
かつて受けた予言や、美術作品の「美」に翻弄されながらも、真摯に生と向き合う夫婦を描いた、著者渾身の一冊。

本書に関連したワークショップの動画を以下のリンクよりご覧いただけます。
「死生への捧げもの」ワークショップ1日目(2021.12.22)


著者について
加藤有希子(かとうゆきこ)
一九七六年、横浜市に生まれる。現在、埼玉大学准教授。専攻は美学、芸術論、色彩論。主な著書に、『新印象派のプラグマティズム――労働・衛生・医療』(三元社、2012年)、『カラーセラピーと高度消費社会の信仰――ニューエイジ、スピリチュアル、自己啓発とは何か?』(サンガ、2015年)などがある。

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