7月の新刊:コロナ・エポック

2021年 7月 9日 コメントは受け付けていません。

コロナ・エポックコロナ・エポック
スタシス・エイドリゲーヴィチュス(作品)
中川素子(文)

判型:A4判変上製
頁数:オールカラー64頁
定価:2200円+税
ISBN:9784-4-8010-0571-6 C0070
装幀:宗利淳一
7月上旬頃発売!

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コロナとマスクをめぐるマスカレード(仮面劇)、イマジネーションのダンスがはじまるよ。――森村泰昌

コロナ、マスクという言葉が社会に浸透し、激変した日々の生活をふりかえり、ポーランドの芸術家の作品とそれによせたエッセイで構成したアーティストブック。


著者について
スタシス・エイドリゲーヴィチュス(Stasys Eidrigevičius)
美術家。1949年、リトアニアに生まれる。1973年、ヴィリニュス美術大学卒業。1980年、ポーランド・ワルシャワへ移住。細密画、蔵書票、ブック・アート、ポスター、彫刻、インスタレーション、演劇など、創作活動は多岐にわたる。おもな受賞歴に、第8回 ラハティ国際ポスタービエンナーレ・グランプリ受賞(1989)、第1回 ベオグラード世界絵本ビエンナーレ・グランプリ受賞(1990)、ブラチスラバ世界絵本原画展・グランプリ受賞(1991)、世界ポスタートリエンナーレトヤマ・金賞受賞(1994)など多数ある。
また、森ヒロコ・スタシス美術館開設(1994)、ファーレ立川に野外彫刻《顔─車》1994)を設置、越後妻有 大地の芸術祭に《壁に触れる》(2000)を出展、「スタシス・エイドリゲヴィチウス:イメージ──記憶の表象」展(武蔵野美術大学美術館、2019)開催など日本でも多様な活動をしている。主な著書に、Erotyki(TENTEN, 1995)、Giedanti gaidžio galva( Apostrofa, 2016)などがある。

中川素子(なかがわもとこ)
絵本・美術評論家。文教大学名誉教授。
1942年、東京都に生まれる。1965年、東京芸術大学大学院美術研究科修了。主な著書に、『絵本はアート──ひらかれた絵本論をめざして』(教育出版センター、1991、日本児童文学学会奨励賞受賞1992)、『本の美術誌──聖書からマルチメディアまで』(工作舎1995)、『ブック・アートの世界──絵本からインスタレーションまで』(共編著、水声社、2006)、『モナ・リザは妊娠中? 出産の美術誌』(平凡社新書、2007)、『スクール・アート──現代美術が開示する学校・教育・社会』(水声社、2012)、『アウスラさんのみつあみ道』(スタシス・エイドリゲーヴィチュス絵、石風社、2015)、『スタシスさんのスポーツ仮面』(スタシス・エイドリゲーヴィチュス絵、岩崎書店、2018)、『スポーツするえほん』(岩波書店、2019)、『ジャータカものがたり──はじめてのともだち』(バーサンスレン・ボロルマー 絵、小学館、2019)、『宙からきた子どもたち』(森ヒロコ絵、柏艪社、2019)、『共振』(町田久美絵、水声社、2020)などがある。

関連書
共振 絵・町田久美 文・中川素子 2800円+税
ブック・アートの世界――絵本からインスタレーションまで 中川素子+坂本満編 3000円+税

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