4月の新刊:アルベール・ロンドル 闘うリポーターの肖像《南山大学学術叢書》

2023年 3月 10日 コメントは受け付けていません。

ロンドル書影アルベール・ロンドル
闘うリポーターの肖像
《南山大学学術叢書》
真野倫平(著)

判型:四六判上製
頁数:384頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0715-4 C0098
装幀:滝澤和子
4月上旬発売!

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ルポルタージュ」はこうして生まれた!
世界中へと旅立つことが容易ではなかった20世紀初頭、戦場、徒刑場、精神病院、植民地などあらゆる地に赴き、戦うヒーローとして、ルポルタージュを書き続けたアルベール・ロンドル。その記事によって社会制度を変えてしまうほどの影響力を持った稀代のジャーナリストの生涯を追う。



目次
序   ヒーローとしてのリポーター 
第1章 ヴィシー、リヨン、パリ 1884―1914年 
第2章 第一次大戦 1914―1918年 
第3章 国際リポーターとして 1919―1921年 
第4章 極東の旅 1922年 
第5章 徒刑場にて 1923年 
第6章 ビリビにて 1924年 
第7章 狂人のもとで 1925―1926年 
第8章 ブエノスアイレスへ 1926―1927年 
第9章 ブラックアフリカへ 1928年 
第10章 さまよえるユダヤ人を追って 1929年 
第11章 中東、そしてバルカンへ 1930―1931年 
第12章 中国取材と最後の航海 1932年 
第13章 ロンドルとルポルタージュ 
【付録】 ロンドル選文集 
注 
参考文献 
人名索引 
新聞・雑誌名索引 
あとがき

著者について
真野倫平(まのりんぺい)
1965年生まれ。パリ第8大学博士課程修了。現在、南山大学教授。専攻、19世紀フランス文学・歴史学。主な著書に、『死の歴史学』(藤原書店、2008年)、『フローベール 文学と〈現代性〉の行方』(共著、水声社、2021年)、主な訳書に、『グラン゠ギニョル傑作選』(編訳、水声社、2010年)、イヴァン・ジャブロンカ『歴史家と少女殺人事件』(名古屋大学出版会、2020年)などがある。

関連書
グラン=ギニョル傑作選——ベル・エポックの恐怖演劇/真野倫平/3800円+税

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