12月の新刊:無明のフィロソフィア

2025年 12月 5日 コメントは受け付けていません。

無明のフィロソフィア_書影無明のフィロソフィア
小林康夫(著)

判型:四六判上製
頁数:256頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0951-6 C0010
装幀:滝澤和子
12月下旬発売!

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《わたしは、夜のなかの燈台のように、世界のなかのひとつの明なのだ。》
身体から発し、死を超えて、世界の問いかけに応答する。みずからの存在を賭けた、道標なき哲学の冒険=遊び。



目次
第1部 無明のフィロソフィア――世界を愛する
Ⅰ 夏のフィロソフィア――世界・真理・自由
Ⅱ 秋のフィロソフィア――名・呼ぶこと・ことば

第2部 ゲームの内と外――実存をプレイする
Ⅲ 実存と構造――21世紀の課題
Ⅳ メタ・ゲームをプレイする――動詞のフィロソフィア

第3部 祈りのコロナ――死を超えて
Ⅴ 祈りのコロナ――宗教的なものの地平のために

Ⅵ 体外離脱のパラ現象学――身体なき眼差しと世界の〈肉〉

反歌 晩秋のフィロソフィア――意味・近さ・拡がり

参考文献

あとがき

著者について
小林康夫(こばやしやすお)
1950年、東京都に生まれる。東京大学名誉教授。哲学者。主な著書には、『不可能なものへの権利』(書肆風の薔薇/水声社、1989年)、『起源と根源――カフカ・ベンヤミン・ハイデガー』(一1991年)、『表象の光学』(2003年、いずれも未来社)、『君自身の哲学へ』(大和書房、2015年)、『存在の冒険――ボードレールの詩学』(水声社、2021年)、『存在とは何か――〈私〉という神秘』(PHP研究所、2023年)、主な訳書には、ジャン゠フランソワ・リオタール『ポスト・モダンの条件――知・社会・言語ゲーム』(書肆風の薔薇/水声社、1986年)、共編著には、『知の技法』(東京大学出版会、1994年)などがある。

関連書
思考の天球/小林康夫/2000円+税
《人間》への過激な問いかけ――煉獄のフランス現代哲学(上)/小林康夫/3000円+税
死の秘密、《希望》の火――煉獄のフランス現代哲学(下)/小林康夫/3800円+税
存在の冒険――ボードレールの詩学/小林康夫/2800円+税

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