編集部通信:キェシロフスキ・プリズム!

2009年 6月 24日 コメントは受け付けていません。

6月20日(土)、渋谷ユーロスペースで初日を迎えた「キェシロフスキ・プリズム」の様子を見に行ってきました。映画の初日に立ち会うのは久々のことだったのですが、今回は小社でも二冊、キェシロフスキ関連本を出している以上、彼の映画の特集上映を少しでも盛り上げたいし、担当者としては客入りが心配で、気が気ではありませんでした。

『ふたりのベロニカ』で始まった初回から満員状態がつづき、初公開の『地下道』『初恋』も立ち見が出るほどでした。順調な滑り出しで、若い客層が多く、翌日上映された『トリコロール』三部作も大入りだったとのこと。これから7月17日まで全29作品の連続上映が続きますが、詳しくは下記の「キェシロフスキ・プリズム」公式サイトをご覧下さい。

eurospace1 キェシロフスキは亡くなって13年たちますが、生前、『トリコロール』三部作のキャンペーンで来日した頃から彼の映画にかかわってきた私も仕事の合間をぬって出来るだけ映画館に通うつもりです。

館内では特製パンフレット(500円)のほか、小社刊の『ふたりのキェシロフスキ』『キェシロフスキ映画の全貌』も販売しています(写真参照)。 また、東京での公開に続き、大阪、名古屋をはじめ各地方でも順次、特集上映されます。乞うご期待!(編集部 K S )


[キェシロフスキ・プリズム]
(公式サイト http://www.kieslowski-prism.com
キェシロフスキの軌跡をたどるドキュメンタリー映画『スティル・アライヴ』と
日本初公開作品ほか、ヨーロッパ映画界の名匠のきらめく作品群を一挙特集上映!
●6月20日(土)〜7月17日(金) 東京・渋谷ユーロスペース http://www.eurospace.co.jp/
●7月11日(土)〜8月7日(金) 大阪シネ・ヌーヴォー http://www.cinenouveau.com/
●7月18日(土)〜8月14日(金) 名古屋シネマスコーレ http://www.cinemaskhole.co.jp /cinema
●以後、福岡、金沢、仙台、札幌などを予定。


【最新刊】キェシロフスキ映画に愛をこめて
『ふたりのキェシロフスキ』
アネット・インスドーフ著/和久本みさ子+渡辺克義訳
A5判上製304頁/定価=3000円+税

【姉妹書】彼の目には、世界の終わりが映っていた。
『キェシロフスキ映画の全貌』
マレク・ハルトフ著/吉田はるみ+渡辺克義訳
A5判上製320頁/定価=3000円+税

※以上2冊についての詳細はこちら→

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