3月の新刊:『白川昌生ダダ、ダダ、ダ』

2014年 7月 30日 コメントは受け付けていません。

白川ダダ書影白川昌生 ダダ、ダダ、ダ

アーツ前橋編

A4判並製/200頁/定価2500円+税

978−4−8010−0035−3 C0070 好評発売中

表紙デザイン 佐藤正幸/ページデザイン 宗利淳一

 

前橋で活動する白川昌生の初期作品から最新作までを網羅するアーツ前橋での大回顧展を機に編まれた充実した図録。1970年代の滞欧中の「コンセプト・ノート」「基準―日本」「円環―彫刻」をはじめ、群馬に根ざした「サチ子の夢」「フィールド・キャラバン計画」から、最新作「駅家の木馬」「プラットフォーム計画」「Tomoko」までをカラー図版と解説、そして4人の気鋭の研究者による論考によって徹底的に読み解く。若き批評家の誕生を告げる幻の処女作「日本現代美術序説――その端緒的覚え書」(1979年)を併録。

【目次】
赤城山のふもとに生きる 白川昌生/作品図版/作品解説/地域に生きる想像の力 住友文彦/マイナー芸術のために 毛利嘉孝/マース券と握手する手 森野栄一/幻想――アジアを離れヨーロッパへ アストリッド・ハンダ=ガニャール/白川昌生を語る 富井大裕+藤井光+中崎透/日本現代美術序説――その端緒的覚書 白川芳夫/年譜/著作解題

【白川昌生(しらかわよしお)について】
1948年、北九州市戸畑にうまれる。国立デュッセルドルフ美術大学卒業(マイスター)。美術作家。群馬県立女子大学、前橋工科大学等講師。主な著書には『日本のダダ1920-1970』『美術、市場、地域通貨をめぐって』『美術館・動物園・精神科施設』『西洋美術史を解体する』などがある。

【テクスト執筆者】
住友文彦(アーツ前橋館長)、毛利嘉孝(東京芸術大学准教授)、森野榮一(経済評論家)、Astrid Handa-Gagnard(FRANCブルゴーニュ・ディレクター)

【白川昌生の本】
西洋美術史を解体する 1800円+税
美術館・動物園・精神科施設 2800円+税
美術・記憶・生 2500円+税
美術、市場、地域通貨をめぐって 2800円+税
贈与としての美術  2500円+税
美術・マイノリティ・実践 2500円+税
日本のダダ 1920-1970(編著) 3800円+税
フィールド・キャラバン計画へ(共著) 2500円+税
村山知義とクルト・シュヴィッタース(共著) 2500円+税

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