7月の新刊:《別冊水声通信》『バタイユとその友たち』

2014年 8月 21日 コメントは受け付けていません。

バタイユ書影別冊水声通信 バタイユとその友たち

A5判並製/419頁/定価=3000円+税
ISBN978-4-8010-0046-9  C0090
絶賛発売中!
 

反抗か、共謀か。

ソレルス、サルトル、ブルトン、ブランショ、ヴァール、クノー、レリス……同時代の思想家たちとバタイユとの知られざる関係を明らかにし、新たなバタイユ像に肉薄する! バタイユ「至高者」ほか、本邦初訳のテクストを多数収録。
 
【目次】

偉大なるバタイユ(インタビュー) フィリップ・ソレルス 杉浦順子訳
至高者 ジョルジュ・バタイユ 濱野耕一郎訳
ジョルジュ・バタイユとの対話 文学における悪と幼児性 ピエール・デュメイエ 岩野卓司訳
『文学と悪』を読んで ジャン・ヴァール 大島ゆい訳
ジャン・ヴァール『フランス哲学便覧』評 ジョルジュ・バタイユ 合田正人訳


1952年10月18日付のノート(ノート11、未発表断章) ジョルジュ・バタイユ 郷原佳以訳
アンリ・パストゥロー『人間の傷』評 ジョルジュ・バタイユ 鈴木雅雄訳
アンドレ・ブルトン『時計のなかのランプ』評 詩と世界の終末の誘惑 マルコム・ド・シャザル
と悦楽 ジョルジュ・バタイユ 鈴木雅雄訳
コーズ『開幕からの決裂』 ジョルジュ・バタイユ 有馬麻理亜訳
メルロ=ポンティへの公開書簡 ジョルジュ・バタイユ 澤田直訳


問われる共同体 ナンシーとブランショによるバタイユの共同体から出発して 岩野卓司
バタイユとブランショの分かちもったもの 「1952年10月18日付のノート」から出発して 郷原佳以
焼け残るものへの眼差し 1940年代のブランショはバタイユをいかに読んだか 門間広明
共鳴とすれ違い 「コントル=アタック」前後のブルトン、バタイユそしてライヒ 有馬麻理亜
ブルトンとバタイユにおける主体の位置 ジャクリーヌ・シェニウー=ジャンドロン 齊藤藤哲也訳
バタイユとブルトン イメージと芸術の誕生をめぐるふたつの思考 長谷川晶子
自由と瞬間 バタイユの「分身」サルトル? 永野潤


ヘーゲルとの最初の格闘 レーモン・クノー 加藤美季子訳
アレクサンドル・コジェーヴとの対話 哲学者に関心はなく賢人を探し求めています ジル・ラプージ
ュ 加藤美季子・丸山真幸訳
バタイユに宛てた7通の手紙 アレクサンドル・コジェーヴ 丸山真幸訳
錯綜する友情 クノーによるバタイユ追悼文を読む 加藤美季子
コジェーヴの反革命思想とそのバタイユとの差異 丸山真幸


バタイユとサルトル カミュの「歴史に対する反抗」を巡って 伊藤直
実存の眩暈 バタイユのレヴィナス読解をめぐって 伊原木大祐
やさしき悲痛 レリス・バタイユ交流史における二人の女性の死から 大原宣久
バタイユとカミュにおける反抗、至高性、遊び=賭け 概念論的研究 レーモン・ゲ=クロズィエ
千々岩靖子訳 伊藤直解題
バタイユとユイスマンス 築山和也
アンドレ・マルローの美術論批判 ゴンブリッチ、バタイユ、ブランショ、メルロ=ポンティ 永井敦


【別冊水声通信】
坂部恵 2800円+税
ジュリアン・グラック 2500円+税
セクシュアリティ 2800円+税

【関連書】
水声通信30/ジョルジュ・バタイユ 2000円+税
水声通信34/『社会批評』のジョルジュ・バタイユ 2500円+税
バタイユと文学空間 福島勲 3000円+税
ジョルジュ・バタイユ 神秘経験をめぐる思想の限界と新たな可能性 岩野卓司 4500円+税
ジョルジュ・バタイユの《不定形》の美学 江澤健一郎 4500円+税

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