12月の新刊:変形する身体《叢書 人類学の転回》

2015年 12月 22日 コメントは受け付けていません。

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変形する身体
アルフォンソ・リンギス(著)
小林徹(訳)

判型:四六判上製
頁数:287頁
定価:2800円+税
ISBN:978−4−8010−0137−4 0010 好評発売中!
装幀者:宗利淳一

内容紹介:
《叢書 人類学の転回》第2回配本
旅する哲学者リンギスの待望の新刊!

概念としての《人間》を超えて、新しい《人類学》、新しい《人間学》に向かって――

動物と人間、男性と女性、大人と子供、有機体と無機体、現代と古代、個体と液体、生と死といった既存の分類法を巧みに越境し、現代における《身体》のあり様や倫理的行為のあり方までをも根底的に問う、人類学的エッセイ。

目次:

導入
不連続性
人類――未熟、共生、先祖返り

華やかさの進化
カドリーユ
どう感じるか、どう見えるか

分断
社会的身体
芸術の生理学
透明性

つながり
食欲
フェティシズム

ポトラッチ
肉体の取引
善い行い

原註

訳者あとがき

著者・訳者紹介:
アルフォンソ・リンギス(Alphonso Lingis)  1933年、リトアニア系移民の子としてアメリカ合衆国に生まれる。哲学者。ペンシルヴァニア州立大学名誉教授。専攻は、現象学、実存主義、現代哲学、倫理学。世界各地に長期滞在しながら、哲学的かつ文化人類学的な著作を発表し続けている。主な著書に、『汝の敵を愛せ』(中村裕子訳、洛北出版、2004)、『異邦の身体』(松本潤一郎ほか訳、河出書房新社、2005)、『何も共有していない者たちの共同体』(野谷啓二訳、洛北出版、2006)、『信頼』(岩本正恵訳、青土社、2006)などがある。

小林徹(こばやしとおる)  1975年、東京都に生まれる。パリ第1大学パンテオン・ソルボンヌ校大学院哲学研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学文学部非常勤講師。専攻は、フランス現代哲学。著書に、『経験と出来事――メルロ=ポンティとドゥルーズにおける身体の哲学』(水声社、2014)がある。

関連書
マリリン・ストラザーン 大杉高司・浜田明範・田口陽子・丹羽充・里見龍樹訳『部分的つながり』3000円+税
エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ 近藤宏・里見龍樹訳『インディオの気まぐれな魂』 2500円+税
ピエール・クラストル 渡辺公三訳『国家に抗する社会』 3500円+税

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