6月の新刊:【ペレック生誕80周年記念刊行】 傭兵隊長 《フィクションの楽しみ》

2016年 6月 22日 コメントは受け付けていません。

傭兵隊長書影傭兵隊長
《フィクションの楽しみ》
ジョルジュ・ペレック(著)
塩塚秀一郎(訳)

判型:四六上製
頁数:232頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0189-3 C0097
装幀:宗利淳一
6月27日発売!


ペレック生誕80周年記念!
実力を認められ、優雅な生活を送っていた贋作者ガスパール。過去の傑作を真に創造すべく、ダ・メッシーナの『傭兵隊長』に挑んだことで、破滅への序曲が始まる……
失われたアイデンティティと殺人、そして地下トンネルからの脱走、縺れゆく無数の糸。
『人生 使用法』『眠る男』といった代表作の原点であり、作家の没後30年に発見された、幻の<処女作>!

著者について
ジョルジュ・ペレック(Georges Perec)  1936年、パリに生まれ、1982年、同地に没した。小説家。1966年にレーモン・クノー率いる実験文学集団「ウリポ」に加わり、言語遊戯的作品の制作を行う。主な著書には、『煙滅』(1969。水声社、2010)、『さまざまな空間』(1974。水声社、2003)、『人生 使用法』(1978。水声社、1992)などがある。

訳者について
塩塚秀一郎(しおつかしゅういちろう)  1970年、福岡県に生まれる。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、パリ第3大学博士(文学)。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専攻、フランス文学。主な著訳書に、『文学から環境を考える』(共著、勉誠出版、2014)、ジョルジュ・ペレック『煙滅』(水声社、2010)、レーモン・クノー『リモンの子供たち』(水声社、2012)などがある。

関連書
《ペレックの本》
煙滅/3200円+税
美術愛好家の陳列室/1500円+税
家出の道筋/2500円+税
人生 使用法/5000円+税
Wあるいは子供の頃の思い出/2800円+税
ぼくは思い出す/2800円+税
眠る男/2200円+税
給料をあげてもらうために上司に近づく技術と方法/2000円+税
さまざまな空間/2500円+税

ウリポの言語遊戯(小誌風の薔薇5)/ジョルジュ・ペレックほか/1500円+税
ジョルジュ・ペレック(水声通信6)/ミカエル・フランキー・フェリエほか/1000円+税
ジョルジュ・ペレック伝/デイヴィッド・ベロス/12000円+税

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