5月の新刊:老嬢 《バルザック 愛の葛藤・夢魔小説選集4》

2017年 5月 8日 コメントは受け付けていません。

老嬢
老嬢
バルザック 愛の葛藤・夢魔小説選集
オノレ・ド・バルザック(著)
私市保彦+片桐祐訳(訳)

判型:四六判上製
頁数:384頁
定価:3800円+税
ISBN:978−4−8010-0144-2 C0397 
5月19日頃発売!

《バルザック 愛の葛藤・夢魔小説選集》ついに完結!
アランソンで一大サロンを築くコルモン嬢をめぐり、水面下で婿の座争いが起こる。老嬢を射止めるのは文なしの老騎士か、中産階級の商人か、貧しく純情な青年か?
コミカルな表題作ほか、「ボエームの王」「コルネリュス卿」「二つの夢」の四篇。

目次
老嬢
ボエームの王
コルネリュス卿
二つの夢
解説:鞘当てをする男たちと夢魔に憑かれた男たちと

訳者について
私市保彦(きさいちやすひこ)
1933年、東京に生まれる。東京大学卒業、同大学大学院修士課程修了。武蔵大学名誉教授。専攻、フランス文学。主な著書に、『ネモ船長と青ひげ』(晶文社、1976年)、『幻想物語の文法』(ちくま学芸文庫、1997年)、『フランスの子どもの本』(白水社、2001年)、『名編集者エッツェルと巨匠たち』(新曜社、2007年)などがある。
片桐祐(かたぎりゆう)
1951年、新潟県に生まれる。早稲田大学卒業、青山学院大学大学院博士課程中退。現在、青山学院大学他非常勤講師。専攻、19世紀ロマン派。主な著書に、『バルザック「人間喜劇」全作品あらすじ』(藤原書店、1999年、共著)、主な訳書に、ジャン・ド・マレッシ『毒の歴史』(新評論、1996年、共訳)などがある。

バルザック愛の葛藤・夢魔小説選集
1 偽りの愛人/私市保彦・加藤尚宏・澤田肇・博多かおる訳/3000円+税
2 二人の若妻の手記/加藤尚宏・芳川泰久訳/3500円+税
3 マラーナの女たち/私市保彦・加藤尚宏・大下祥枝・奥田恭士ほか訳/3800円+税
5 三十女/芳川泰久・佐野栄一訳/3000円+税


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