利根川由奈『ルネ・マグリット 国家を背負わされた画家』刊行記念トークイベント開催のお知らせ

2017年 6月 1日 コメントは受け付けていません。

鈴木雅雄×南雄介×利根川由奈
「マグリットは国家を背負った、のか?」

2015年に日本でも本格的な回顧展が開かれ、ますます人気が高まっているマグリット。しかし、多岐にわたって影響を及ぼした、シュルレアリスムの巨匠の全体像は想像以上に複雑です。この度、20世紀を代表する画家に母国ベルギーとの関係から光をあて、新たな一面を浮かび上がらせた『ルネ・マグリット 国家を背負わされた画家』を小社より刊行しました。この刊行を記念して、本屋B&Bにてトークイベントを開催いたします。
シュルレアリスム研究を代表する鈴木雅雄先生と、「ダリ展」「マグリット展」などシュルレアリスムをはじめとして現代美術の展覧会を企画された南雄介館長をゲストにお招きし、著者の利根川由奈先生とともに、マグリットの魅力について大いに語らっていただきます。
さらに、今年話題の展覧会、「ベルギー奇想の系譜展――ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで」をすでにご覧になった方、あるいはこれから観に行かれる方にとっては、必聴のトークとなるでしょう。ふるってご参加ください!

参加を希望される方は、本屋B&Bのウェブサイトより直接お申し込み下さい。

場所:本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-12-4 2F
日時:2017年6月19日(月) 19:30-21:30 (19:00 開場)
参加費:1,500円+1 drink order


鈴木雅雄(すずきまさお)
早稲田大学教授。シュルレアリスム研究。近代視覚文化史のなかにシュルレアリスムを位置づけることが現在の課題。著書:『シュルレアリスム、あ るいは痙攣する複数性』(平凡社、2007年)、『シュルレアリスム美術を語るために』(共著、水声社、2011年)、『マンガ視覚文化論』(共編著、水 声社、2017年)、他。

南 雄介(みなみ ゆうすけ)
愛知県美術館館長。1959年鳥取県生。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。東京都美術館、東京都現代美術館、国立新美術館での勤務を経て、2017年より現職。キュレーターとしては、日本の現代美術の展覧会、欧米のシュルレアリスムを中心とする20世紀美術の展覧会(ピカソ展、マン・レイ展、シュルレアリスム展、マグリット展、ダリ展など)を、主として手がけている。著訳書に、「もっと知りたい マグリット 生涯と作品」(共著、東京美術)、カルボコレッシ著「マグリット」(翻訳、西村書店)など。

利根川由奈(とねがわ・ゆうな)
1985年横浜市生まれ。早稲田大学非常勤講師。京都大学大学院人間・ 環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(人間・ 環境学)。専門は美術史、文化政策史。 著書に『ルネ・マグリット 国家を背負わされた画家』(水声社)、『魅惑のベルギー美術』(共著、神戸新聞総合出版センター)。

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