1月の新刊:パルナソ山への旅および詩作品《セルバンテス全集⑥》

2018年 1月 11日 コメントは受け付けていません。

パルナソ山パルナソ山への旅および詩作品
《セルバンテス全集⑥》
本田誠二(訳)

判型:A5判上製
頁数:513頁
定価:8,000円+税
ISBN:978-4-8010-0176-3 C0397
装幀:西山孝司
1月25日発売!


知られざる〈詩人〉セルバンテス
二万人の三文詩人に急襲された聖地パルナソ山を取り戻すべく、アポロン神によって〈真に詩才ある〉詩人が集められ、己の書いた作品を弾丸としてぶつけ合う〈本の戦争〉の火蓋が切られる。貧困のなか晩年を送ったセルバンテスが、自らに〈不当な〉評価を下した当時の文壇・詩人たちの生態を皮肉をこめて叙事詩のパロディとして描いた『パルナソ山への旅』ほか、セルバンテスの〈詩人〉としての本質を垣間見せる、本邦初訳の詩作品の数々を集成。


目次
パルナソ山への旅

検閲証
勅許状
販売価格査定書
原本版本照合証明書

献辞
読者への序文
序詩
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
第七章
第八章
パルナソ山 付記

詩作品 


訳注

解説/本田誠二

訳者について
本田誠二(ほんだせいじ)
1951年、東京に生まれる。東京外国語大学スペイン語学科卒業。同大学大学院外国語学研究科修了。現在、神田外語大学教授。専攻、スペイン黄金世紀文学。主な著書に、『セルバンテスの芸術』(水声社、2005)、主な訳書に、アメリコ・カストロ『スペイン人とは誰か――その起源と実像』(水声社、2012)、フアン・ゴイティソロ『スペインとスペイン人』(水声社、2015)、カルロス・フエンテス『テラ・ノストラ』(水声社、2016)などがある。

セルバンテス全集
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