12月の新刊:甦る江戸肉筆画――トロンコワ・コレクションを読み解く
2018年 12月 29日
甦る江戸肉筆画
トロンコワ・コレクションを読み解く
柏木隆雄・柏木加代子(編)
判型:A5判上製
頁数:320頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0383-5
装幀:齋藤久美子
好評発売中!
明治日本に滞在した一人のフランス人が本国に持ち帰った膨大な日本美術品から成る〈トロンコワ・コレクション〉。歌麿、北斎、河鍋暁斎など有名画家の落款のある諸作品が、詳細な調査の下、今回初めてその全貌が明らかにされる。フランスに眠っていた日本美術コレクション113点を初公開。[図版多数収録]
パリの老舗レストラン・ヴェフールでのジャポニズム愛好家の集まりで、ゴンクール兄は「中国語と日本語の深い知識に人生を捧げようと、日本に行こうとする」青年に出会う。彼の名はエマニュエル・トロンコワ――生涯を通して収集した秘蔵の日本美術コレクションを、所蔵各美術館の学芸員や第一線の美術史家が縦横に解き明かす。