フリオ・コルタサル生誕100周年、記念シンポジウムが開催されます。

2014年 8月 21日 コメントは受け付けていません。

2014年はアルゼンチンの世界的作家、フリオ・コルタサルの生誕100周年にあたります。それを記念し、セルバンテス文化センター東京では9月15日にシンポジウムを開催する運びとなりました。

弊社では今年2月にコルタサルの処女短編集『対岸』を、8月には円熟期の作品『八面体』を刊行しておりますが、本シンポジウムでは両短編集の訳者、寺尾隆吉先生が登壇されるほか、作家の池澤夏樹先生、ラテンアメリカ文学研究者のグレゴリー・サンブラーノ先生などが参加されます。

いまなお根強い人気をほこり、ラテンアメリカ最高の短編作家に肉薄する本シンポジウムにぜひ足をお運びください。



日時:2014年9月15日(月)14:00〜

会場:セルバンテス文化センター東京

参加ご希望の方はセルバンテス文化センターの下記ウェブサイトよりご予約ください(入場無料)。
http://tokio.cervantes.es/FichasCultura/Ficha96443_67_25.htm

[作家紹介]
フリオ・コルタサル(Julio Cortázar) 1914年、ベルギーのブリュッセルに生まれ、1984年、パリに没した。1918年、両親とともに故国アルゼンチンへ戻り、幼少時から読書三昧の日々を送る。1937年から45年までの地方教員時代を経て、すこしずつ詩や短編小説の創作を手掛けるようになる。1951年、短編集『動物寓意譚』を発表した後にパリへ移り、以降、『遊戯の終わり』(1956年)、『秘密の武器』(1959年)、『すべての火は火』(1966年)などの短編集を書き続けた。1963年発表の『石蹴り遊び』でラテンアメリカ文学の〈ブーム〉に合流し、多くの作家と親交した。1960年代後半以降は、キューバの革命政府を積極的に支持し、またニカラグアのサンディニスタ民族解放戦線を支援したほか、軍事独裁政権反対運動に加担したが、晩年まで『愛しのグレンダ』(1980 年)、『ずれた時間』(1982年)などの秀作を書き続けた。

《好評発売中》
すべての火は火 2300円+税
対岸 2000円+税
八面体 2200円+税

詳細はセルバンテス文化センターのウェブページをご覧ください
http://tokio.cervantes.es/FichasCultura/Ficha96443_67_25.htm

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