【第四回公開】座談会*文学としての人文知
2021年 6月 29日
2019年夏〜2021年冬にかけ、東京大学文学部と早稲田大学文学部で開催される研究座談会『文学としての人文知』は、再編されつつある人文科学との対話のなかで、〈文学〉が〈人文知〉と取り結ぶ新たな関係を描き出そうという試みです。発表内容は小社から単行本として刊行する予定ですが、本ページでは、刊行に先駆けて座談会の内容を公開していきます。
第1回 【座談会】文化人類学と文学 〈イメージの人類学〉をめぐって
① 「不可量部分」と「イメージ」/② 多元性・複数性/③ 幻覚体験をめぐって/④ 「フレーム」をめぐる体験
第2回 【座談会】フィクションと文学 フィクション論の現在
① 小説論ではないフィクション論/② フィクションと事実の区別/③ フィクションと現実の境界をずらす/④ フィクションと夢
第3回 【座談会】無意識と文学 ラカンとメルロ=ポンティ
① ラカンvsメルロ=ポンティ?/② 哲学者と画家/③ 想像的なものの現実性/④ 無意識の表象システム/⑤ 現実とフィクションとの境界/⑥ 哲学と文学、精神分析と文学/⑦ 垂直的な過去/⑧ まなざしと声
第4回 【座談会】イメージの歴史
① アナロジーと「現実」/②イメージを可動的なものと考える/③ イメージと世界の共有/④ イコノファジー――イメージを所有する
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