文化庁令和3年度(第72回)芸術選奨 美術部門 受賞のおしらせ

2022年 3月 11日

この度、鷹野隆大さんが「文部科学大臣賞」、山城知佳子さんが「文部科学大臣新人賞」を受賞しました。

鷹野さん、山城さん、おめでとうございます。

鷹野隆大さんは『まなざしに触れる』(新城郁夫さんとの共著、2014年)、山城知佳子さんは『山城知佳子 リフレーミング』(2020年)を小社より刊行しています。

この機会に是非お求めください。

 

3月の新刊:地球的思考――グローバル・スタディーズの課題

2022年 3月 9日

書影_地球的思考地球的思考
グローバル・スタディーズの課題
國分功一郎・清水光明(編)

判型:四六判並製
頁数:492頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0627-0 C0010
装幀:滝澤和子
3月下旬頃発売!

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東大駒場から“世界”について考えてみた―—
グローバルな俯瞰力と世界諸地域の文化や社会の多様性はどのようにして思考できるのか? 様々な分野で最先端を走る研究者たちの実践を垣間見る。東大駒場「グローバル・スタディーズ・イニシアティヴ」構想の成果。

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3月の新刊:アートはどこへ行く? 小倉正史著作選集

2022年 2月 24日

アートはどこへいく?_書影アートはどこへ行く?
小倉正史著作選集
『小倉正史著作選集』編集委員会(編)

判型:A5判上製
頁数:334頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0631-7 C0070
装幀:太田琴美
3月上旬頃発売!

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不屈の批評
混迷する時代の中で、アーティストに何ができるのか。アートに何の意味があるのか。私たちはいかにアートと向き合い、そこから何を受け取るべきなのか。
時代状況に迎合することなく、アート、そして社会のあり方を鋭く問い続けた孤高のアナキスト―批評家の軌跡。

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2月の新刊:言語の中動態、思考の中動態

2022年 2月 24日

書影_言語の中動態言語の中動態、思考の中動態
小野文・粂田文(編)

判型:四六判上製
頁数:257頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0629-4 C0080
装幀:宗利淳一
2月下旬頃発売!

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中動態のひらく視座
言語と主体と認識の枠組みをゆさぶり、思索を誘発してやまない概念、「中動態」――近年、再注目されるこの異質な概念をめぐって、言語、心理、哲学、思想、文学、芸術の観点から迫り、中動態概念の軌道と圏域を見極めようとする意欲的な試み。

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2月の新刊:ローリーの『シンシア』——悲しみを吸う蜜蜂

2022年 2月 15日

シンシア鮭ローリーの『シンシア』
悲しみを吸う蜜蜂
櫻井正一郎(著)

判型:A5判上製
頁数:340頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0620-1 C0098
装幀:齋藤久美子
2月下旬頃発売!

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女王への別れと愛。
16世紀イギリスの高名な武人にして詩人のウォルター・ローリーがエリザベスⅠ世(=シンシア)の寵愛をうけ、突然それを失った苦悩を、ロンドン塔収監の失意のなかで、女王への賛美、諷刺、悲哀を織りまぜ昇華させた中篇詩『シンシア』。その詳細な評釈。

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2月の新刊:燃やされた現ナマ《フィクションのエル・ドラード》

2022年 2月 14日

燃やされた現ナマ 書影燃やされた現ナマ
《フィクションのエル・ドラード》
リカルド・ピグリア(著)
大西亮(訳)

判型:四六判上製
頁数:239頁
定価:2400円+税
ISBN:978-4-8010-0622-5 C0397
装幀:宗利淳一
2月下旬頃発売!


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逃走のレクイエム
ジャーナリズム、警察、精神医学、内的独白など、さまざまな〈声〉を巧みに織り交ぜた本作の語りは、この小説における最大の魅力のひとつだ。
——フアン・ガブリエル・バスケス 

1965年のブエノスアイレス郊外、命知らずの4人の若者たちが現金輸送車を襲撃するという無謀な計画を立てた。まんまと大金の《現ナマ》をせしめた強盗団は警察からの逃走をはかり、アパートの一室に立てこもる。籠城作戦のすえに彼らが取った行動とは……?
幼年時代の思い出、娼婦たちとの出会い、獄中生活、セックスとドラッグへの耽溺など、強盗団のメンバーたちそれぞれの過去をフラッシュバックの手法で描き出し、《社会を震撼させた衝撃的事件》をフィクションの力で描き出した傑作。

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2月の新刊:メトロの民族学者《人類学の転回》

2022年 2月 14日

メトロの民族学者 書影 メトロの民族学者
《人類学の転回》
マルク・オジェ(著)
藤岡俊博(訳)

判型:四六判上製
頁数:147頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0632-4 C0010
装幀:宗利淳一
2月下旬頃発売!


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《人類学の場》としての地下鉄
日々なにげなく通り過ぎる地下鉄はいかなる場=空間なのか? 
文豪や政治家の名前、そしてかつての戦場……
駅名は集合的記憶を支え、日常を行き交う私たちの個人の記憶のよすがとなる。
車内の様子や駅の情景、人々の動きの具体例をさまざまに取り上げ、パリのメトロを契約的かつ経済的な空間として読み解く。

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イベント:『美学のプラクティス』刊行記念トークイベントのお知らせ

2022年 1月 28日

2021年12月小社刊行の『美学のプラクティス』刊行記念トークイベントと本書に関連した星野太氏の選書フェア「芸術/批評のポリティクス」が下記のとおり行われます。

2月22日の代官山蔦屋書店でのイベントとあわせて、ふるってご参加ください。

星野太『美学のプラクティス』刊行記念トークイベント

出演:星野太、沢山遼
日時:2022年2月12日(土)19時30分〜21時00分
会場:NADiff a/p/a/r/t ※オンライン配信はございません
主催:NADiff a/p/a/r/t
定員:20名

美学のプラクティス_書影

詳細はこちらから。

 

イベント:ソル・ケー・モオ氏オンライン講演会開催のお知らせ

2022年 1月 28日

2018年8月小社刊行『穢れなき太陽』の著者であるソル・ケー・モオ氏のオンライン講演会が下記のとおり行われます。
本書は、東北大学大学院国際文化研究科の吉田栄人准教授による翻訳で、2019年に日本翻訳家協会翻訳特別賞を受賞しています。

ソル・ケー・モオ氏オンライン講演会
「かつての女性と今の女性、そして彼女らの文学」


日時:2022年2月5日(土)11:00~13:00
開催形式:Zoom Webinarを用いたオンライン開催
講師:ソル・ケー・モオ(Sol Ceh Moo、メキシコ、ユカタン・マヤ人女性作家)
主催:東北大学大学院国際文化研究科男女共同参画推進委員会

穢れなき太陽

詳しくはこちらから

 

2月の新刊:リベラルアーツと外国語

2022年 1月 27日

リベラルアーツと外国語 書影リベラルアーツと外国語
石井洋二郎(編)

判型:四六判並製
頁数:283頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0626-3 C0010
装幀:滝澤和子
2月中旬頃発売!

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「役に立つ外国語」から、「他者理解の想像力」へ――
外国語教育はなぜ必要なのか? 言語教育にたずさわる3名によるシンポジウムと、9名による識者の論考から考える。コミュニケーションのための外国語から、リベラルアーツとしての外国語に至るための第一歩。前著『21世紀のリベラルアーツ』につづく、「創造的リベラルアーツ」の第2弾。

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2月の新刊:人文学のレッスン——文学・芸術・歴史

2022年 1月 27日

人文学のレッスン 書影 人文学のレッスン
文学・芸術・歴史
小森謙一郎・戸塚学・北村紗衣(編)

判型:四六判並製
頁数:316頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-00605-8 C0010
装幀:滝澤和子
2月中旬頃発売!

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人文学への招待
小説はどう読めばよい? シェイクスピア劇の異性装? フロイト先生の記憶違い? 
人文学を代表する「文学」「芸術」「歴史」の3つのパートを具体的に学びながら、考える基礎が身につく12のレッスン。学びが広がる「読書案内」付。

《本書はこんな人におすすめです》
• 人文系の大学ではどんな勉強をしているの?
• 人文系の学部進学に興味があるけど……
• 人文学部で勉強してるけど、研究テーマをみつけたい
• 人文学の最新の授業をうけてみたい

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2月の新刊:乾いた人びと《ブラジル現代文学コレクション》

2022年 1月 26日

乾いた人びと_書影乾いた人びと
《ブラジル現代文学コレクション》
グラシリアノ・ハーモス(著)
高橋都彦(訳)

判型:四六判上製
頁数:173頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0623-2 C0397
装幀:宗利淳一
2月上旬発売!

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ブラジル独立200周年記念!
搾取に喘ぐ牛飼いとその一家は、干魃により土地を追われ、焼けつくような太陽のもと、荒野へと歩みを進めるのだが……。沈黙の世界に住まう登場人物たちの孤独と渇きを巧みに描き出す、ブラジル・モデルニズモを代表する作家の心理小説。

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イベント:『美学のプラクティス』刊行記念トークイベントのお知らせ

2022年 1月 24日

2021年12月小社刊行の『美学のプラクティス』刊行記念トークイベントが下記のとおり行われます。

『美学のプラクティス』刊行記念 星野太×佐々木敦 トークイベント
「ことばと芸術、ことばの芸術」

日時:2022年2月22日(火)19時00分〜20時30分
参加方法:代官山 蔦屋書店来店参加/オンライン参加
主催:代官山蔦屋書店
共催・協力:水声社

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詳しくはこちらから。

 

1月の新刊:深淵〈最後の王国3〉《パスカル・キニャール・コレクション》

2022年 1月 20日

深淵書影深淵〈最後の王国3〉
《パスカル・キニャール・コレクション》
パスカル・キニャール(著)
村中由美子(訳)

判型:四六判上製
頁数:280頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0232-6 C0397
装幀:滝澤和子
1月下旬頃発売!

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悠久としての、深淵としての時間
時には、過去/現在/未来はなく、失われた/差し迫った時しかない。時間=深淵という命題をめぐり、音楽や神話、古代史さらには自然科学のあわいを飛び回り、引き裂かれた「時」を考察する。

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弊社刊行物の在庫状況について

2022年 1月 14日

弊社刊行物について、「絶版」などの誤った情報が、SNS上等で見受けられます。

在庫状況につきましては、弊社営業部までお問い合わせください。

▶お問い合わせ、直接のご注文はこちらへ◀︎

 

1月の新刊:曖昧の七つの型《記号学的実践叢書》

2022年 1月 13日

曖昧の七つの型書影曖昧の七つの型
《記号学的実践叢書》
ウィリアム・エンプソン(著)
岩崎宗治(訳)

判型:A5判上製
頁数:576頁
定価:8000円+税
ISBN:978-4-8010-0613-3 C0098
装幀:中山銀士
1月下旬頃発売!

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詩の美しさは〈曖昧〉にある。
ウィリアム・エンプソンは、詩の美しさとは、その言葉の音調の美しさや、
雰囲気の霊妙さにあるのではないと断言し、詩を構成する語が、
同時にいくつかの意味を持つ多義性にあると主張し、これを〈曖昧〉とよんだ。
彼は詩の言葉の〈曖昧〉を、意味の重なり方の複雑さに従って七つの型に分類し、
チョーサー、シェイクスピア、ポープ、キーツ、シェリー、エリットら、
古今の英詩を仔細に分析した。言語分析批評の確立であった。
エンプソンのこの〈曖昧〉の概念とその分析手法は、ニュー・クリティシズムを生み、
さらにその後の文学批評の流れの中でも強い支持を失うことはなかった。

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イベント:松岡佳世氏による講演会のお知らせ

2022年 1月 4日

小社より2021年11月に『ハンス・ベルメール——身体イメージの解剖学』を刊行された松岡佳世氏による講演会が下記のとおり行われます。

非合理的な身体のための解剖学
ハンス・ベルメールと<交換性>

講師:松岡佳世(株式会社キュレイターズ)
コメンテーター:小澤京子(和洋女子大学)
        田中祐理子(神戸大学)
司会:松井裕美(神戸大学)

日時:2022年1月27日(木)13時20分〜14時50分
方式:zoomによるオンライン開催
主催:科研費(若手)「20世紀フランス前衛美術における価値評価システムの形成と美術制度の役割」
共催:国際文化学研究推進センター

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詳しくはこちらから。



 

12月の新刊:ストーリーとディスコース——小説と映画における物語構造《記号学的実践叢書》

2021年 12月 29日

ストーリーとディスコース書影ストーリーとディスコース
小説と映画における物語構造
《記号学的実践叢書》
シーモア・チャットマン(著)
玉井暲(訳)

判型:A5判上製
頁数:408頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0461-0 C0098
装幀:中山銀士
絶賛発売中!


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ストーリー対ディスコースという二分法から派生する諸問題
プロップ、バフチン、バルト、ジュネット、ブレモン、トドロフ、ブースをはじめとした、これまでの物語論の卓見を巧みに統合しながら、漫画や映画をふくむ豊富な事例を鮮やかに分析した、いまや英米圏における物語論の古典、待望の翻訳。

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《コメット・ブッククラブ》会費無料期間再延長と、第3弾メールマガジン公開のお知らせ

2021年 12月 27日

2021年12月より会費有料化を予定していた《コメット・ブッククラブ》ですが、ご好評につき、会費無料期間をさらに2022年9月まで延長いたします。有料化の詳細につきましては、2022年4月以降、あらためてご案内いたします。
ひきつづき、《コメット・ブッククラブ》をどうぞよろしくお願いいたします。

また、《コメット・ブッククラブ》の月刊メールマガジン『コメット通信』第9号〜第14号(2021.4-9)を一般公開いたします。
第1号〜第4号はこちらで、第5号〜第8号はこちらで公開中です。
ぜひ、この機会にご覧ください。

* ご入会についてはこちらをご覧ください。メールマガジンの他、「書籍の特価での購入」や「イベントへのご優待」など、さまざまな特典があります。

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12月の新刊:花裂ける、廃絵逆めぐり《福山知佐子画集》

2021年 12月 27日

花裂ける書影花裂ける、廃絵逆めぐり
《福山知佐子画集》
福山知佐子(著)

判型:B5判上製
頁数:192頁(内カラー48頁)
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0598-3 C0070
装幀:coppice
絶賛発売中!

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花とは何か? 花は、生けるものが世界に向けてかくも開かれてあるところ、生けるものが我を忘れているところにある。 ――ジョルジョ・アガンベン
巻頭文「花――福山知佐子の絵画のために」より

枯れゆくチューリップ、しなだれ、衰微するアネモネ…。枯れながら命を終えてゆく植物たち、そしてそこに潜む生命の循環を描いた、鉛筆による素描、水彩、銀箔膠絵。20年以上にわたり、花開き、枯れ、朽ちはてる草花を描き続けた画家の集大成。

テクスト寄稿=ジョルジョ・アガンベン、水沢勉、鵜飼哲、鈴木創士

こちらの特設サイトもご覧ください

*一部のネット書店では、間違った定価で販売されていますので、ご注意ください。

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