11月の新刊:ガラテーア《セルバンテス全集①》

2017年 10月 25日

ガラテーアガラテーア
《セルバンテス全集①》
本田誠二(訳)

判型:A5判上製
頁数:704頁
定価:10000円+税
ISBN:978-4-8010-0171-8 C0397
装幀:西山孝司
11月1日発売!


愛をめぐる終りなき〈対話〉
世俗から自由な牧人たちは、愛の本質を熟知しつつも、叶わぬ恋に苦しみ悲喜劇を繰り広げる……当時のスペインで流行していた〈牧人小説〉の形式を踏襲しつつ、観念的な韻文と写実的な散文を混淆して新境地を切り開いた、セルバンテスの実験的処女作品。死の間際まで後篇の執筆を切望していたが、果たせず前篇のみに終わる。後年の豊かな創作活動の萌芽が随所に顔を覗かせる、作家の知られざるライフワーク。
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10月の新刊:生きている前衛――山口勝弘評論集

2017年 9月 28日

生きている前衛生きている前衛
山口勝弘評論集
井口壽乃(編)

判型:A5判上製
頁数:570頁
定価:8000円+税
ISBN:978-4-8010-0284-5 C0070
装幀:宗利淳一
10月6日発売!


戦後日本、激動の芸術空間を目撃せよ!
前衛美術、建築、デザイン、ファッション、テクノロジー、都市環境……芸術家の創造力は社会を変革することができるのか!?
現代アートの泰斗が創作の傍ら歩んだ、1952年から2001年まで、半世紀にわたる思考の軌跡。堂々の132編を収録!
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10月の新刊:モーパッサンの修業時代――作家が誕生するとき

2017年 9月 27日

モーパッサンモーパッサンの修業時代
作家が誕生するとき
足立和彦(著)

判型:A5判上製
頁数:361頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0283-8 C0098
装幀:齋藤久美子
10月2日発売!


作家はいつ〈誕生〉するのか?
「脂肪の塊」の華々しい成功によって脚光を浴びたモーパッサン。しかし、そこに至るまでの道のりは決して平坦なものではなかった……。
詩、戯曲、そして散文へ。小説家としての成功の影に隠され、従来顧みられることのなかった数多くの作品を仔細に読み込みながら、作家誕生の瞬間に迫る。
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9月の新刊:感応の呪文――〈人間以上の世界〉における知覚と言語

2017年 9月 19日

感応の呪文感応の呪文
〈人間以上の世界〉における知覚と言語
デイヴィッド・エイブラム(著)
結城正美(訳)

判型:四六判上製
頁数:416頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0282-1 C0098
装幀:齋藤久美子
9月4日発売!

人間を中心に置いた世界図ではなく、人間も織り込んだ正しい世界図の回復のためにこの本は役に立つ。

池澤夏樹


言語のない非人間の世界、自然に知性を見る時、世界は大いなる多義性に満たされている。エコロジスト、思想家である著者が身体的に野生とかかわることで「生きている大地との関わり合いから流れる情熱、困惑、喜び」について語りつつ「高水準の理論的・学術的精度を維持」した議論を展開する試み。
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8月の新刊:リーメンシュナイダー――その人と作品

2017年 8月 25日

リーメンシュナイダーリーメンシュナイダー
その人と作品
杉田達雄(著)

判型:A5判上製
頁数:225頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0256-2 C0071
装幀:宗利淳一
好評発売中!


ドイツ後期ゴシック彫刻の極北

宗教改革から農民戦争へとつづく動乱の16世紀ドイツ。
静と動、重量感と浮遊感、官能と理知、瞑想と法悦が渾然一体となった大規模な祭壇彫刻をはじめ、多数の作品を残したリーメンシュナイダーの生涯と作品を、70余点の図版とともに克明にたどる。
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8月の新刊:実在への殺到《水声文庫》

2017年 8月 14日

実在への殺到実在への殺到
《水声文庫》
清水高志(著)

判型:四六判上製
頁数:272頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0278-4 C0010
装幀:宗利淳一
8月末発売予定!

日本の哲学者による新たな創造。全ての制作者にとって、次なる創造の場を切り開く、21世紀の真の始まりを告げる哲学の誕生。

――上妻世海(作家・キュレーター)

20世紀の思想や文化、また西洋近代の世界観を乗り越えようとする、カンタン・メイヤスーやグレアム・ハーマン、そしてヴィヴェイロス・デ・カストロやフィリップ・デスコラやマリリン・ストラザーン……。彼ら彼女らの思想・哲学と強く共振し、深く共鳴しあいながら、世界に先駆け前世紀的哲学を突破した、著者渾身の評論!
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7月の新刊:小児科診察室 増補改訂版――シュタイナー教育・医学からの子育て読本

2017年 8月 14日

小児科小児科診察室
シュタイナー教育・医学からの子育て読本
(増補改訂版)
ミヒャエラ・グレックラー+ヴォルフガング・ゲーベル(著)
入間カイ(訳)

判型:A5判上製
頁数:576頁+別丁カラー48頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0165-7 C2077
装幀:齋藤久美子
7月25日発売!


「自分らしい生」を育む画期的育児書
乳幼児期から青少年期まで「教育と医学のつながり」からこどもの発達を心身ともに支える新しい育児書。原題『小児科診療時間』15版の全訳に18版より「携帯電話と電磁波スモッグ」「未来のための同盟」をあらたに追加し「予防接種」の項は現状にあわせて修正をほどこした増補改訂版。
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8月の新刊:近代フランス小説の誕生

2017年 8月 11日

近代フランス小説の誕生近代フランス小説の誕生
植田裕次(編)
白川理恵+中村英俊+西牧和恵+大場静枝+石田雄樹+高橋久美+余語毅憲+中島太郎+中野茂(著)

判型:A5判上製
頁数:242頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0281-4 C0098
装幀:西山孝司
好評発売中!

産声をあげる“語り”
18世紀のフランスにおいて、美学的・道徳的批判にさらされ、文学の下流に甘んじていた近代小説は、どのようにして自らを洗練させ、19世紀には文学の中心を担うまでに至ったのか。ヴォルテール、ルソー、レチフ、サン=ピエール、メルシエ、サドからその諸相を明らかにする。
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7月の新刊:ボーダー・クロニクルズ パルティータⅣ

2017年 8月 1日

ボーダークロニクルズボーダー・クロニクルズ
パルティータⅣ
今福龍太(著)

判型:四六判上製
頁数:272頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0254-8 C0036
装幀:西山孝司
好評発売中!


「越境者たちのアメリカ」はいまだに未知のアメリカである――
この陰翳に富んだアメリカの出現をよそに、アメリカ国家はいま何を真に抑圧しようとしているのだろうか? 異邦で不意に訪れるいまを描き出す軽やかな〈日誌〉。国境地帯を車で飛ばす旅人の移ろう視線が物語る一人称の〈小説〉。そして、バラ色の砂漠の民が奏でる音楽に目覚めた人類学者が記す鮮烈な〈民族誌〉。読み手によってさまざまな表情を見せる傑作紀行。

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7月の新刊:アイルランドの言葉と肉――スターンからベーコンへ

2017年 8月 1日

アイルランドの言葉と肉アイルランドの言葉と肉
スターンからベーコンへ
近藤耕人(著)

判型:四六判上製
頁数:237頁+別丁カラー4頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0262-3 C0098
装幀:伊勢功治
好評発売中!


自分の手が自分の身体の一部ではなく、獣にも共通する一般的な肉と見えたり思えたりするとき、「わたし」はなにものであり、どこにあるのであろうか。

〈言葉〉と〈肉体〉の相剋を鍵に、ジョイスやベケット、そして画家フランシス・ベーコンなど、アイルランドに縁の深い作家たちの創造力の原点に肉迫する。斬新な方法によってアイルランド芸術論に新たな地平を開く迫真の評論。
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7月の新刊:津島佑子の世界

2017年 7月 31日

津島佑子の世界津島佑子の世界
井上隆史(編)
津島佑子,鹿島田真希,呉佩珍,木村朗子,与那覇恵子,川村湊,中上紀,ジャック・レヴィ,マイケル・ボーダッシュ,菅野昭正,中沢けい,原川恭一(著)

判型:四六判上製
頁数:274頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0261-6 C0095
装幀:西山孝司
好評発売中!


夢よ、光よ。
鋭敏な感覚によって「女性」や「母子」の深淵を穿つ作品群を執筆、また世界的視野のもと歴史や民族の問題を踏まえた充実の長編作品を数多く世に問うた津島佑子。創作の原点となった若き日々、家族とともにあることの葛藤とよろこび、父・太宰治の影、繊細で緻密な小説の綾、世界文学へのまなざし、そして作家生活を支えた自由闊達な人柄……。小説家・批評家・研究者による多彩なエッセイ・評論・座談を収録し、津島佑子の魅力的な文学世界に誘う一冊。
*母校・白百合女子大学での追悼シンポジウムの記録論集
*学内新聞に掲載された貴重な論文やエッセイも特別収録!
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7月の新刊:異貌のパリ 1919-1939――シュルレアリスム、黒人芸術、大衆文化

2017年 7月 30日

異貌のパリ異貌のパリ 1919-1939
シュルレアリスム、黒人芸術、大衆文化
澤田直(編)
ミシェル・ポワヴェール+鈴木雅雄+エルザ・アダモヴィッチ+千葉文夫+昼間賢+パスカル・ブランシャール+永井敦子+河本真理+星埜守之+柳沢史明+荒このみ+ミカエル・フェリエ+ヤニック・セイテ(著)

判型:A5判上製
頁数:275頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0277-7 C0090
装幀:宗利淳一
好評発売中!


祝祭空間としてのパリ
狂乱の20年代から暗雲が漂う30年代にかけて、サブ・カルチャーがパリに雪崩れ込んだ……。写真、映画、黒人芸術、ジャズ、ダンスといったそれらは、ハイカルチャーとどのように邂逅し、またすれ違ったのだろうか。思想と芸術の豊潤なる交雑とその可能性を探る。
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8月の新刊:模範小説集《セルバンテス全集④》

2017年 7月 28日

模範小説集模範小説集
《セルバンテス全集④》
樋口正義・斎藤文子・井尻直志・鈴木正士(訳)

判型:A5判上製
頁数:728頁
定価:10000円+税
ISBN:978-4-8010-0174-9 C0397
装幀:西山孝司
8月7日頃発売!


〈真実〉を映す〈虚構〉の物語
『ドン・キホーテ』の商業的成功に自信をつけたセルバンテスが、日々の暮らしに倦み疲れた人々に「罪のない気晴らし」を供するために書き上げた小説集。
二匹の犬が哲学的議論を戦わせ、狂人が人々に真理を語り明かし、スペイン・地中海世界を舞台として、数々の波瀾万丈の恋と冒険が展開される。「ありえない」出来事を「ありそう」に思わせる、短篇作家セルバンテスの技が光る珠玉の12編。
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7月の新刊:ラフマニノフの想い出

2017年 7月 21日

ラフマニノフの想い出ラフマニノフの想い出
アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル他(著)
沓掛良彦(監訳)
平野恵美子・前田ひろみ(翻訳)

判型:A5判上製
頁数:408頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0275-3 C0073
装幀:齋藤久美子
好評発売中!


音楽家の知られざる実像に迫る一冊。
ラフマニノフの従姉妹ワルワラ・サーチナによる伝記や、メトネル、ゴリデンヴェイゼルなど、同時代のロシア人芸術家たちが執筆したラフマニノフに関するテキストを、一冊にまとめた回想録集。
寡黙で控えめだが、冗談好きで寛大、時に自分の才能を疑い不安に苛まれることもある、一人の人間としてのラフマニノフの姿と、その音楽を生み出した背景が、彼と親しく接した一二人が語るエピソードの中で明らかになる。
ロシア革命前後の芸術文化や音楽生活を知る上でも貴重な資料。
翻訳協力=高橋健一郎(札幌大学教授)
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7月の新刊:ノースフェーラ――惑星現象としての科学的思考《叢書・二十世紀ロシア文化史再考》

2017年 7月 11日

ピクチャ 2ノースフェーラ
惑星現象としての科学的思考
《叢書・二十世紀ロシア文化史再考》
ヴラジーミル・ヴェルナツキイ(著)
梶雅範(訳)

判型:四六判上製
頁数:442頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0274-6 C0044
装幀:中山銀士
7月17日頃発売!


科学的思考と人間の労働の影響の下に、生物圏は、叡知圏(ノースフェーラ)という新たな状態に移行しようとしている――
現代環境思想にも通じる独自の地球観を展開した、地質学者ヴェルナツキイの著作を本邦初紹介。人類の科学的知識の増大を惑星地球の「進化」と位置づけ、人間思考の発展の歴史を辿りながら、生命と非生命のダイナミックな交流に着目した、新たな学問領域「生物地球化学」をうち立てる。
人間理性への信頼がゆらぐ第二次世界大戦前夜、人類の未来への希望を科学研究の絶え間ない営為の中に見出した、ヴェルナツキイの思想的到達点。
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7月の新刊:見ることの力――20世紀絵画の周縁に

2017年 7月 3日

見ることの力
見ることの力
20世紀絵画の周縁に
中林和雄(著)

判型:A5判上製
頁数:424頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0200-5 C0070
装幀:宗利淳一
6月30日発売!


原初からはじまる、人が絵を描き、絵を見ること。

時をこえてゴーギャン、カンディンスキー、マティスらの絵画はなぜ私たちを魅了するのか。私たちにとって絵画とはなにかを問い続ける観者/絵画論。
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7月の新刊:静かに狂う眼差し――現代美術覚書

2017年 6月 30日

書影静かに狂う眼差し
現代美術覚書
林道郎(著)

判型:A5判上製
頁数:176頁+別丁カラー32頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0276-0 C0070
装幀:宗利淳一
7月11日頃発売!

現代美術の鉱脈を探る――
ルネサンス以来、その規模と深さにおいて大きく転換した20世紀の芸術とはいかなるものか?
DIC川村記念美術館が所蔵するコレクションを読み解きながら、「密室」、「表象の零度」、「(反)色彩グレイ」、「表面」、これら4つのテーマを道標にして現代美術史に一筋の光を投げかける書き下ろしエッセイ。

関連イベント
本書は、2017年7月8日〜8月27日までDIC川村記念美術館で催される展覧会「静かに狂う眼差し」展の関連書籍です。本展覧会では、下記の通り講演会を行います(展覧会については、URLをご覧ください)。ぜひこの機会に足をお運びください。
●講演会
時間:各日13:30~15:00(13:00開場)
講師:林道郎(美術史、美術批評、上智大学教授)
定員:80名
*予約不要、入館料のみ
8月05日(土)「密室と絵画:静かに狂う眼差し」
8月12日(土)「反射と透過:表面という問題」
8月19日(土)「鉛とパン:戦後美術における灰色への沈着と日常性への下降」
8月26日(土)「筆触のざわめき:手の(無)人称」

*その他の関連イベントは、下記詳細URLをご覧ください。
開催期間 2017/07/08(土)~2017/08/27(日)
時間 9:30~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(ただし、7/17は開館)、7/18
入場料 一般1,000円/学生・65歳以上800円/小中学生・高校生600円
会場 • DIC川村記念美術館 千葉県佐倉市坂戸631番地
電話番号 050-5541-8600
会場URL http://kawamura-museum.dic.co.jp/
詳細URL http://kawamura-museum.dic.co.jp/museum/index.html

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6月の新刊:ブルームの歳月――トリエステのジェイムズ・ジョイス1904-1920

2017年 6月 30日

ブルームの歳月ブルームの歳月
トリエステのジェイムズ・ジョイス1904-1920
ジョン・マッコート(著)
宮田恭子(訳)

判型:A5判上製
頁数:472頁
定価:7000円+税
ISBN:978-4-8010-0239-5 C0098
装幀:齋藤久美子
6月25日発売!


20世紀初頭の多民族・多言語・多文化都市トリエステ。
作家の成熟期となったこの地で『ユリシーズ』の主人公ブルームの人物像はどのように形成されたのか。また『フィネガンズ・ウェイク』の言語はどのような刺激をえて創造されたのか。ジョイスの芸術と都市との関係を浮き彫りにする。
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6月の新刊:日本の文学理論――アンソロジー

2017年 6月 30日

日本の文学理論日本の文学理論
アンソロジー
大浦康介(編)

判型:A5判上製
頁数:472頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0240-1 C0091
装幀:宗利淳一
6月26日頃発売!


近代日本において、文学理論はどのように展開したか?
明治期以降の、日本を代表する作家、思想家、批評家、詩人等、41名の文学理論のテクストを、小説論/描写論/物語論/詩的言語論/フィクション論/読者論/起源論・発生論/文学とは何か、という八つの側面から精選し、気鋭の研究者たちによる解説を付した日本の文学理論の決定版アンソロジー!
詳細な文献年表と、研究者たちによる論考も収録。
日本文学研究の必読書!
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6月の新刊:越境する小説文体――意識の流れ、魔術的リアリズム、ブラックユーモア《水声文庫》

2017年 6月 20日

越境する小説文体越境する小説文体
意識の流れ、魔術的リアリズム、ブラックユーモア
《水声文庫》
橋本陽介(著)

判型:四六判上製
頁数:340頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0272-2 C0098
装幀:宗利淳一
6月26日頃発売!

20世紀の文学は、いかにして〈国境〉と〈言語〉の違いを乗り越え、世界的なつながりを示したのか?
小説の〈文体〉に着目。ある文体が国境や言語を越えて作用するときに、どのように模倣され、誤読され、変形されたのかを〈言語〉に密着し分析しながら、新しい文体の創出は個人的なものであるだけでなく、集団的な作用から生み出されることを明らかにした、画期的な文学論!
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