公式オンラインストアがオープンしました!

2021年 7月 5日

公式オンラインストア「水声社Web Store」がオープンしました。
創業以来の刊行図書ほぼ全点を販売しています。
クレジットカード決済をはじめとして、様々な支払い方法に対応しております。書店で入手の難しい小社の刊行物をお求めの場合、ぜひご活用ください。
詳細は、こちらのページをごらん下さい。
* メールによる直接のご注文も引き続き承ります。




水声社のブッククラブ、《コメット・ブッククラブ》の入会を受け付けております。さまざまな特典もあります。
*2026年1月1日より、ブッククラブの特典を変更いたします。詳細は、こちらのページをごらん下さい。

ブッククラブの機関紙「コメット通信」のバックナンバーを公開中です。

 

11月の新刊:アートとエージェンシー——ある人類学的な理論《人類学の転回》

2025年 11月 21日

アートとエージェンシーアートとエージェンシー
ある人類学的な理論
《人類学の転回》
アルフレッド・ジェル(著)
内山田康・中谷和人・吉田ゆか子・深川宏樹・渡辺文(訳)

判型:A5判上製
頁数:435頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0938-7 C0010
装幀:宗利淳一
11月下旬発売!

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エージェンシーの迷路を進む思考
アルフレッド・ジェルは美学的な観点から芸術作品を評価することから徹底して距離を置き、芸術を人類学的観点から社会の関係項としてみなす。そしてジェルは世界のさまざまな地域の芸術に目を向ける。ポリネシアのイレズミ、切り裂かれたヴィーナス、アフリカの呪物、デュシャン……時間と空間を縦横無尽に駆けながらジェルは芸術作品を生み出した人々の認知の過程に迫っていく。

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12月の新刊:美学のアップデート

2025年 11月 21日

美学のアップデート_書影美学のアップデート
吉岡洋(著)

判型:四六判並製
頁数:196頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0941-7 C0010
装幀:齋藤久美子
12月上旬発売!

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OS(オペレーティング・システム)としての美学を更新せよ!

反省的思考
リフレクション
を許さない時勢に抗い、価値判断の根拠を問い直すことこそ美学である――
既成概念ではなく私たちの日常経験によってたつ、新しい美学入門。

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11月の新刊:交響するテクスト――文学・メディア・翻訳

2025年 11月 21日

交響するテクスト_書影交響するテクスト
文学・メディア・翻訳
杉本章吾・江口真規(編)

判型:A5判上製
頁数:414頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0889-2 C00098
装幀:齋藤久美子
11月下旬発売!

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書かれた言葉が聞こえる
小説、映画、ドラマ、漫画、教典、劇……
多様な地域・時代が紡ぎ出したあらゆる言葉を糸として、交織されたテクスト群。
そこに聞こえる多層的な声と思想・文化の響きが、比較文学研究のダイナミズムを作り出す。

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11月の新刊:私の名はソリチュード《フィクションの楽しみ》

2025年 11月 20日

私の名はソリチュード書影私の名はソリチュード
《フィクションの楽しみ》
アンドレ・シュヴァルツ゠バルト(著)
中里まき子(訳)

判型:四六判上製
頁数:171頁
定価:2500円+税
ISBN:ISBN978-4-8010-0899-1  C0097
装幀:宗利淳一
11月下旬発売!

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火山の森に燃える、孤独の炎。
奴隷船での暴力の果てに生まれた孤児は、妊娠中の身でありながらグアドループの森で解放の烽火を灯す。奴隷たちを率い処刑された実在の女性を描いた、『さらばボゴタ』へと続くカリブ海連作の一編。

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11月の新刊:亡命ロシア演劇——ウクライナ侵攻後の亡命演劇とロシア国内の演劇《水声文庫》

2025年 11月 20日

亡命ロシア演劇_書影亡命ロシア演劇
ウクライナ侵攻後の亡命演劇とロシア国内の演劇
《水声文庫》
岩田貴(著)

判型:四六判上製
頁数:299頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0939-4 C0074
装幀:宗利淳一
11月下旬発売!

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ロシア演劇2022-2025
ウクライナ侵攻開始後に亡命したロシア演劇人たちは、侵略を続ける祖国と混迷を極める世界情勢に対して、いかなる演劇を作り出しているのか? そして、国内にとどまった演劇人たちの運命は? 最新のロシア演劇のレポート。

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11月の新刊:戦争の手紙 1914-1918

2025年 11月 14日

戦争の手紙_書影戦争の手紙 1914-1918
ジャック・ヴァシェ(著)
後藤美和子(訳)

判型:A5判上製
頁数:405頁
定価:6500円+税
ISBN:978-4-8010-0890-8 C0097
装幀:宗利淳一
11月下旬発売!

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《僕は生き延びる、気も狂わずに生き延びるつもりだ》
旧来の価値観が砕け散った第一次世界大戦の最前線で、まったく新しい精神に目覚めた一人の若者は、手紙を通して、己の輪郭を作り変え、悲惨な現実をユーモアで転覆させ、不条理な世界への絶対的な反抗を体現した。シュルレアリスムをはじめ、アヴァンギャルド運動に絶大な影響を及ぼした15通に加え、現存する書簡を網羅し、計158通を完全収録!

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イベントのお知らせ:伊敷の病院&哲学ウェブセミナー

2025年 11月 13日

ジャン゠リュック・ナンシー『世界の可能性――ピエール゠フィリップ・ジャンダンとの対話』の訳者の一人、伊藤潤一郎先生が伊敷の病院&哲学ウェブセミナーにご登壇されます。

【セミナー概要】
伊敷の病院&哲学ウェブセミナー自己愛としての眠り

〈自己愛としての眠り〉
健康にとって、眠りはさまざまな役割を担っています。不眠や過眠といった睡眠障害を対象に、独立した診療科として睡眠医療を確立する動きもすすんでいます。
講師の伊藤先生は、現在、集英社新書プラスのウェブサイト上において、「睡眠を哲学する」というエッセイを連載されています(現在第9回まで)。
今回のウェブ講演では、コメンテーターの方々とともに、ルソーやディドロが語った自己愛(amour de soi)から眠りについて考える機会となるでしょう。

講師:伊藤 潤一郎先生(新潟県立大学 国際地域学部講師)
コメンテーター:縣 由衣子さん(慶應義塾大学)
       :松葉 類さん(立正大学)

【眠りと自己愛 伊藤先生】1114_伊敷セミナーフライヤー

伊敷の病院&哲学ウェブセミナー自己愛としての眠り
日時:2025年11月14日(金)19時00分~21時00分
形式:Zoom meetings 登録不要
Zoom ミーティングに参加する
https://us02web.zoom.us/j/83725132796?pwd=iPlCiaOIhLaRSOLeMw2ZKAgJuCTZsS.1
ミーティング ID: 837 2513 2796
パスコード: 469206

お問合せ先:伊敷病院 医局 阿部 abepsy@yahoo.co.jp

 

細川瑠璃『フロレンスキイ論』、第47回サントリー学芸賞を受賞

2025年 11月 11日

小社より2025年4月に刊行した細川瑠璃『フロレンスキイ論』が、第47回サントリー学芸賞を受賞いたしました。著者の細川先生、おめでとうございます! 
また、選考委員の皆様をはじめ、このたびの選考に関わられた皆様に感謝を申し上げます。

 

11月の新刊:バルザック 《人間喜劇》第1巻 風俗研究︱私生活情景*

2025年 11月 11日

人間喜劇1巻書影バルザック 《人間喜劇》第1巻
風俗研究︱私生活情景*
オノレ・ド・バルザック(著)
柏木隆雄・鎌田隆行・澤田肇・私市保彦・芳川泰久・岩村和泉(訳)

判型:A5判上製
頁数:820頁
定価:12000円+税
ISBN:978-4-8010-0900-4 C0397
装幀:西山孝司
11月中旬発売!

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壮麗なる文学的記念碑、刊行開始
第1巻では《人間喜劇》の劈頭を飾る『鞠打つ猫の店』に先立ち、未完に途絶した3作品を解説。さらに、責任編集の解説をはじめ、「総序」、社交界の舞踏会で露わになる野心と誤解の悲喜劇を描く『ソーの舞踏会』、異なる運命を歩む二人の若妻が綴る書簡体小説『二人の若妻の手記』、貧しい画家と老婦人の娘の愛と誤解の物語『財布』、純真な娘の恋と策略を繊細に描く『モデスト・ミニョン』、《人間喜劇》の成立の理解に不可欠な序文資料を収録。

責任編集 私市保彦/柏木隆雄
本巻編集委員 柏木隆雄

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11月の新刊:日本しま紀行①——日本海の島々(Ⅰ)

2025年 11月 5日

日本しま紀行01_書影日本しま紀行①
日本海の島々(Ⅰ)
乾政秀(著)

判型:四六判並製
頁数:320頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0920-2 C0339
装幀:齋藤久美子
11月中旬発売!

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移り変わる島の「今」をうつす
日本最北端の有人離島である礼文島や日本最大の離島である佐渡島をはじめとした日本海北部の離島を収録。海洋環境・水産業コンサルトを務めた著者ならではの視点で島を生きる人々を描く。そして,「日本の吹き溜まり」ともいうべき佐渡島で北一輝の思想に触れる。新シリーズ,注目の一冊!

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シリーズ:〈日本しま紀行〉

2025年 11月 5日

〈日本しま紀行〉(乾政秀=著)刊行開始!
[第1回配本]2025年11月(第1巻)
以下毎月1冊ずつ刊行。2027年3月頃完結予定。

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内容見本呈!
日本しま紀行内容見本
*PDF版はこちらからダウンロードできます(実物と色は違います)。

〈日本しま紀行〉内容見本(表面/中面

〈刊行にあたって〉
乾政秀
 日本は島国である。本島と呼ばれる北海道、本州、四国、九州、沖縄本島の五島を中心に、国土地理院の調査によると14125の島がある。このうち人が住みかつ橋などで本島とつながっていない島は約320島に及ぶ。著者は現役生活引退後の2012年から約11年半をかけて、東京都小笠原村の硫黄島と南鳥島を除く321島(訪問時に無人島になっていた島も含む)を巡り、島の人々の暮らしと生業を調査し、記録に留めてきた。
 島は海で隔絶していたから、かつて多くの島では、自然に依拠する自給自足の生活が営まれ、独自の文化を育んできた。日本列島は南北に細長く、亜寒帯から亜熱帯までを含むことから多様な生物が棲み、それぞれの水土に合わせた暮らしが成立していた。島の周りは海に囲まれているからどの島でも基本的に漁業が営まれ、そして平地や水が乏しい島では、「耕して天に至る」と形容されるように山の上まで段々畑を造成し、麦や芋が作られた。貧しかったが豊かな暮らしをしていたのである。
 しかし、高度経済成長を境に島でも貨幣経済化が進むと、自給自足的な生活は放棄を迫られる。農作物は換金作物へと転換し、漁業は重要な現金収入源となった。そして島から都市へと人口が流出し、島の人口は減少、高齢化が進んだ。この間、無人島になった島も多い。島社会は日本社会の少子高齢化を先取りしたのである。
 しかし島は、国益の確保、多様な文化や自然の維持、水産海洋資源の利用などのためにかけがえのない存在であり、無人島化を阻止し、島を再生させることはきわめて重要な課題になっている。若い人々の島への移住や新しい産業育成も芽吹き始めている。著者が旅をした21世紀前半は高度経済成長以前の島の暮らしを経験した最後の世代がまだ島で活躍していた時期であり、一方で新しい人材に入れ替わりつつあった時代ともいえる。本シリーズは21世紀前半のこうした時勢における日本の島々の暮らしの記録である。

〈本シリーズの特色〉
・海洋環境と水産業のコンサルタントとして、農水省や各地の漁協等への助言、指導に長年たずさわってきた著者が、民間人の住む日本のすべての有人離島をめぐり歩いた紀行文集。
・計321島のすべてについて島ごとに書きついだ紀行文を全17巻に集成。著者自身が撮影した写真も多数収録。
・荒波にさらされる島々の産業、文化、人々の暮らしのありさまを活写する珠玉の文章群。
46判並製8ポ1段組 各巻平均350頁程度
予価3000〜3500円(+税)

〈著者について〉
乾政秀(いぬいまさひで)
1948年、神奈川県に生まれる。県立横浜翠嵐高校、東京水産大学(現東京海洋大学)に学び、同大学大学院修士課程修了。株式会社水土舎代表取締役、最高顧問を経て、現在、同社相談役。主な著書に、『島の暮らしを支える漁業と生業』(青娥書房、2025年。漁業経済学会学会賞受賞)などがある。

〈各巻収録内容〉
第1巻「日本海の島々(Ⅰ)」……………………………8島
利尻島、礼文島、天売島、焼尻島、奥尻島、飛島、粟島(粟島浦村)、佐渡島
第2巻「日本海の島々(Ⅱ)」……………………………13島
舳倉島、島後島、中ノ島、西ノ島、知夫里島、萩大島、櫃島、相島、見島、蓋井島、六連島、馬島、藍島
第3巻「太平洋の島々(Ⅰ)」……………………………19島
気仙沼大島、出島、江島、金華山、網地島、田代島、寒風沢島、野々島、桂島(塩竃市)、朴島、伊豆大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島、青ヶ島
第4巻「太平洋の島々(Ⅱ)」……………………………17島
父島、母島、硫黄諸島、初島、佐久島、日間賀島、篠島、上島、答志島、菅島、坂手島、渡鹿野島、間崎島、中の島、沖島、手羽島、戸島
第5巻「太平洋の島々(Ⅲ)」……………………………17島
沖の島、鵜来島、八幡浜大島、戸島、嘉島、日振島、竹ケ島、地無垢島、保戸島、大入島、大島(佐伯市)、屋形島、深島、黒島、島野浦島、大島(南郷町)、築島
第6巻「瀬戸内海の島々(Ⅰ)」……………………………23島
伊島、沼島、男鹿島、家島、坊勢島、西島、鹿久居島、頭島、大多府島、鴻島、長島、前島、黒島、黄島、犬島、小豆島、沖之島、豊島(土庄町)、小豊島、石島、大島、男木島、女木島
第7巻「瀬戸内海の島々(Ⅱ)」……………………………25島
石島、直島、向島、屏風島、牛ケ首島、六口島、松島、小与島、本島、牛島(丸亀市)、広島、手島、小手島、高見島、佐柳島、志々島、粟島(三豊市)、高島(笠岡市)、白石島、北木島、真鍋島、大飛島、小飛島、六島(笠岡市)、走島
第8巻「瀬戸内海の島々(Ⅲ)」……………………………23島
百島、伊吹島、新居大島、高井神島、魚島、弓削島、豊島、佐島、生名島、岩城島、津波島、赤穂根島、津島、鵜島、来島、小島、馬島、比岐島、小大下島、大下島、斎島、安居島、鹿島
第9巻「瀬戸内海の島々(Ⅳ)」……………………………18島
細島、小佐木島、佐木島、大久野島、大崎上島、生野島、長島、契島、三角島、情島、津和地島、怒和島、中島、二神島、野忽那島、睦月島、興居島、釣島
第10巻「瀬戸内海の島々(Ⅴ)」……………………………22島
金輪島、似島、厳島、阿多田島、端島、柱島、前島、黒島、浮島、情島、笠佐島、平郡島、八島、馬島、佐合島、牛島、祝島、黒髪島、大津島、野島、姫島、青島
第11巻「玄界灘の島々」……………………………17島
地島、宗像大島、相島、能古島、玄界島、小呂島、姫島、対馬島、海栗島、赤島・泊島、沖ノ島(対馬市)、島山島、壱岐島、若宮島、原島、長島(壱岐市)、大島(壱岐市)
第12巻「東シナ海北部の島々」……………………………31島
高島(唐津市)、神集島、小川島、加唐島、松島、馬渡島、向島、飛島(松浦市)、黒島、青島、的屋大島、度島、高島(平戸市)、宇久島、寺島、小値賀島、六島、野崎島、納島、斑島、黒島、小値賀大島、高島(佐世保市)、黒島(佐世保市)、江島、平島、松島、池島、高島(長崎市)、端島、竹ノ島
第13巻「五島列島」……………………………18島
中通島、頭ケ島、桐ノ小島、若松島、漁生浦島、有福島、日島、奈留島、前島、久賀島、蕨小島、椛島、福江島、島山島、嵯峨ノ島、赤島、黄島、黒島
第14巻「天草・甑・大隅諸島」……………………………16島
湯島、横浦島、御所浦島、牧島、獅子島、桂島(出水市)、上甑島、中甑島、下甑島、新島、種子島、屋久島、口永良部島、竹島、硫黄島、黒島(三島村)
第15巻「トカラ列島・奄美群島」……………………………15島
口之島、中之島(十島村)、諏訪之瀬島、平島、悪石島、小宝島、宝島、奄美大島、喜界島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島
第16巻「沖縄諸島」……………………………18島
北大東島、南大東島、伊平屋島、野甫島、伊是名島、伊江島、水納島(本部町)、津堅島、久高島、粟国島、渡名喜島、座間味島、阿嘉島、慶良間島、渡嘉敷島、久米島、奥武島、オーハ島
第17巻「先島諸島」……………………………19島
宮古島、池間島、大神島、来間島、伊良部島、下地島、多良間島、水納島(多良間村)、石垣島、竹富島、西表島、鳩間島、由布島、小浜島、黒島(竹富町)、新城島、波照間島、嘉弥真島、与那国島

 

11月の新刊:日常のコレオ

2025年 11月 5日

日常のコレオ_書影日常のコレオ
東京都現代美術館(編)

判型:A4判中綴じ
頁数:132頁フルカラー
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0895-3 C0070
装幀:大西隆介
11月上旬発売!

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日常と抵抗のコレオグラフィー
社会構造に組み込まれた見えない暴力や抑圧の力学を可視化し、そこに生きる人々の経験、記憶、希望に光を当て、従属を拒み逸脱する抵抗の身振りと、それを生み出す創造性やユーモアをコレオグラフィー(振付)として描き出す。
現代アートの現在地をしめす、国内外約30組のアーティストの作品をフルカラーで掲載!
東京都現代美術館開館30周年記念展覧会公式図録!!

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シリーズ:《知の革命家たち》

2025年 10月 24日

《知の革命家たち》刊行開始!
[第1回配本]2026年1月(5点)
以下、毎月3~5点程度刊行。全250巻を予定。

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内容見本呈!
revo
*PDF版はこちらからダウンロードできます(実物と色は違います)。

《知の革命家たち》内容見本(表面中面

〈推薦文〉
松浦寿輝
心躍る〈知の革命〉が相次ぎ、人類の精神史の地平が大きく拡張された20世紀。
その華麗な革新の諸相を改めて展望する作業は、今日のわれわれの〈知〉の進展の行く手を明るく照らし出してくれるだろう。

近藤譲
「現在」とは、「過去」という深大な大地の表層である。
だから知の今を捉えるには、足下にある20世紀――18世紀以来の「近代」の伝統の革新(モダニズム)と解体(ポスト・モダニズム)のスリリングな時代――の総合的な理解こそが不可欠である。

中沢新一
「現代」は19世紀末の西欧ですべての準備を整えていた。
20世紀に入りその「現代」の可能性が、思想と芸術の全分野で開花した。
苦悩に耐えながら明るい知恵をめざした作品群の豊穣さは、いまも我々を鼓舞してやまない。

本シリーズの特徴
・20世紀欧米の文学・芸術・人文科学の諸分野において革新的な役割を果たした人々についてのモノグラフのシリーズです。
・文学・芸術・人文科学のジャンルを横断する、これまでにない幅の広いシリーズです。本シリーズ全体を通じて、20世紀における〈知の革命〉を一望することができます。
・第一線で活躍する専門家による、ハンディな入門書です。最新の研究成果を踏まえながらも、高校生以上を読者対象としたわかりやすい記述で、一冊でその人物の全貌をつかむことができます。
・数年間で、250点程度刊行の予定です。
・各巻四六判上製、160~200頁程度、各巻1800円(税別)程度
装幀:宗利淳一

【第1回配本】
・ジル・ドゥルーズ 堀千晶
・カールハインツ・シュトックハウゼン 松平敬
・ガブリエル・ガルシア・マルケス 寺尾隆吉
・ピエール・ブルデュー 石井洋二郎
・ルネ・シャール 野村喜和夫

【第2回配本】
・ロマン・ヤコブソン 大平陽一
・エドゥアール・グリッサン 中村隆之
・ヴィクトル・セガレン 渡辺諒
・クレメント・グリーンバーグ 大澤慶久
・エル・リシツキー 河村彩

以下、続刊……

 

10月の新刊:『南回帰線』物語——ヘンリー・ミラーと知られざるキリスト

2025年 10月 17日

南回帰線物語書影R『南回帰線』物語
ヘンリー・ミラーと知られざるキリスト
本田康典(著)

判型:四六判上製
頁数:277頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0937-0 C0098
装幀:齋藤久美子
10月下旬発売!

試し読み◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎

新しいヘンリー・ミラー
ネルヴァル、ニーチェ、ベルクソン、ロレンス、バルザック、ロマン・ロラン、ヘッセ、そしてブラヴァツキー夫人の諸著作との対話のなかで次第に自己の探究、アポテオシス(人間の神化)の探究へと向かうミラーの姿を、『南回帰線』はもちろん、公刊・未公刊の諸作品、資料からノート、メモ、書簡の類までをも博捜しつつ活写する。従来のミラー像を覆し、未聞のミラー像を提示する。

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イベントのお知らせ:第12回ゾンビ映画研究会「ゾンビ研究会RETURNS」

2025年 10月 8日

来たる10月25日(土)、学習院大学にて第12回ゾンビ映画研究会「ゾンビ研究会RETURNS」が開催されます。
本研究会の活動をもとに企画された『ゾンビ・スタディーズ』(岡田尚文・芹澤円編)の刊行を記念し、本書執筆陣が解説・コメンテーターを担当し、ダニー・ボイル監督『28日後…』(2002年)を紐解きます。
学外からの参加も受け付けておりますので、ぜひふるってご参加ください。

ゾンビ研究会チラシ


日時:2025年10月25日(土)14時~18時半
会場:学習院大学西1号館301教室
参加方法:参加費無料・事前申込不要
ご不明点はチラシ記載の学習院大学身体表象文化学会運営委員会までお問い合わせください。
*チラシ画像をクリックすると大きくなります。

 

シリーズ:バルザック《人間喜劇》

2025年 10月 3日

バルザック《人間喜劇》全訳 刊行開始!
[第1回配本]2025年11月(第1巻)
以下毎月1冊ずつ刊行。2027年6月頃完結予定。

▶︎直接のご注文はこちらへ◀︎

内容見本進呈!
人間喜劇実物

*PDF版はこちらからダウンロードできます(実物と色は違います)。

バルザック《人間喜劇》内容見本(表面中面

〈刊行にあたって〉
私市保彦(責任編集)
 戦前は河出書房に戦後は東京創元社によって『バルザック全集』は刊行されたが、あまりに膨大で多岐にわたるためにいずれも《人間喜劇》の全作品を網羅するに至らなかった。今回の企画は本邦初の《人間喜劇》全巻邦訳の試みであり、専門的な研究者を糾合して十九世紀フランスの社会を描き切った超絶的天才の《人間喜劇》を再現しようと努めるものである。なにとぞご期待のほどを。
柏木隆雄(責任編集)
 未完を含めて長短百を超える小説を収めたバルザック《人間喜劇》。その壮大な意図は、作者の構想に従う配列での刊行によって、初めて明らかになるだろう。
 バルザック研究を志した時、実現不可能としか思えなかった配列通りの全訳の夢が、同じ思いの訳者一同の渾身の協力と水声社の英断によって、本邦初の試みとして実現しつつある。私たちの感激と愉悦を共にする多くの読者の方々の支持を心から願い、完結までいっそうの努力を続けたい。

〈推薦文〉
石井洋二郎(フランス文学者)
言葉の建築家バルザックが築き上げた《人間喜劇》という巨大なモニュメントの全貌が、余すところなく日本語で明かされる。読者は華麗な壁画や重厚な列柱の数々に目を奪われ、圧倒されるだろう。まさに壮挙である。
池澤夏樹(作家)
バルザックの登場人物は何百人もいる。男と女、若者と中年と老人、みんな生きる意欲にあふれ、野心と企みに満ち、恋と欲望に突き動かされる。読み始めると止まらないのだから、こうして全作が並ぶのはありがたいことだ。
小倉孝誠(フランス文学者)
これまで未紹介だった序文や未完作品を含めて、世界文学の金字塔たる《人間喜劇》が新たな相貌を示す。バルザックがいなければ、その後の文学はまったく違う姿になっていただろう。全訳の壮図に喝采したい。
鹿島茂(フランス文学者)
もしAIがバルザックを完全学習したら、世界最強の知能になることはまちがいない。そのためにも《人間喜劇》の完璧な翻訳全集が必要なのである。
堀江敏幸(フランス文学者)
バルザックの小説は読み返すたびに弾力を増し、意思を持って他の作品とぶつかりあう。《人間喜劇》はいまだ拡張をやめない小宇宙だ。日本語によるその新たな生成に立ち会えるのは、これ以上ない幸せである
四方田犬彦(映画史・比較文化研究)
人間の愚行と零落を、バルザック以上に執拗に描き抜いた作家がいただろうか。俗悪なる喜劇とは神聖なる喜劇と同義である。ここに近代メロドラマ的想像力の、母なる型が横たわっている。

〈本シリーズの特色〉
●バルザック自身の構想に沿い、あまりにも膨大な《人間喜劇》の全体像を邦訳によって明らかにしようとする初めての試み。
《人間喜劇》全体のプランを踏まえた作品配列を採用し、自筆の序文は全文を収録。未完作品については、構想のみが知られているものや断片的な作品は梗概や解説という形で紹介し、まとまった本文が残されている長編の未完作品については全訳を掲載することで、作家の創作の過程と文学的野心を立体的に浮かび上がらせます。
●各作品に詳細な解題を付し、未完作品の構想や意図も丁寧に解説。作家の創造の核心に迫り、作品の背景を深く掘り下げます。
●バルザック研究の第一線で活躍する専門家の方々による、最新の研究をふまえた翻訳です。
●末長く愛読するに相応しい、堅牢な造本と美麗な装幀です。
●A5判上製9ポ1段組 各巻400〜900頁程度
●予価8000〜15000円(+税)程度

責任編集 私市保彦/柏木隆雄
編集委員 村田京子/松村博史/鎌田隆行
装幀:西山孝司

【各巻詳細】
( )は未完作品

第1巻〈風俗研究〉「私生活情景*」 ……………………………8作品
 「総序」柏木隆雄/(『子供たち』)鎌田隆行/(『女子寄宿学校』)鎌田隆行/(『学校の内側』)鎌田隆行/『鞠打つ猫の店』澤田肇/『ソーの舞踏会』私市保彦/『二人の若妻の手記』芳川泰久/『財布』岩村和泉/『モデスト・ミニョン』柏木隆雄
第2巻〈風俗研究〉「私生活情景**」 …………………………10作品
 『人生への門出』多田寿康/『アルベール・サヴァリュス』柏木隆雄/『ヴァンデッタ』大竹仁子/『二重の家庭』澤田肇/『家庭の平和』佐野栄一/『フィルミアーニ夫人』泉利明/『女性研究』加藤尚宏+芳川泰久/『偽りの愛人』加藤尚宏+芳川泰久/『イヴの娘』宇多直久+大下祥枝/『ことづて』片桐祐
第3巻〈風俗研究〉「私生活情景***」 …………………………6作品
 『柘榴屋敷』佐野栄一/『捨てられた女』博多かおる/『オノリーヌ』加藤尚宏+芳川泰久/『ベアトリクス』大竹仁子+八木優/『ゴプセック』松村博史/『三十女』芳川泰久
第4巻〈風俗研究〉「私生活情景****」 …………………………7作品
 『ゴリオ爺さん』柏木隆雄/『シャベール大佐』大下祥枝/『無神論者のミサ』私市保彦/『禁治産』柏木隆雄/『結婚財産契約』柏木隆雄/(『婿たちと姑たち』)鎌田隆行/『続女性研究』加藤尚宏+芳川泰久
第5巻〈風俗研究〉「地方生活情景*」 …………………………2作品
 『ユルシュール・ミルエ』加藤尚宏+芳川泰久/『ウジェニー・グランデ』柏木隆雄
第6巻〈風俗研究〉「地方生活情景**」 …………………………3作品
 『ピエレット』私市保彦/『トゥールの司祭』柏木隆雄/『ラ・ラブイユーズ』岩村和泉+山崎恭宏+柏木隆雄
第7巻〈風俗研究〉「地方生活情景***」 ………………………10作品
 『名高きゴディサール』藤林道夫/(『皺だらけの人々』)鎌田隆行/『田舎のミューズ』加藤尚宏+芳川泰久/(『旅する女優』)鎌田隆行/『優れた女性』鎌田隆行/(『変わり者』)鎌田隆行/(『ボワルージュの相続人たち』)鎌田隆行/『老嬢』私市保彦/『骨董室』澤田肇/(『ジャック・ド・メス』)鎌田隆行
第8巻〈風俗研究〉「地方生活情景****」 …………………………1作品
 『幻滅』柏木隆雄
第9巻〈風俗研究〉「パリ生活情景*」 …………………………5作品
 『フェラギュス』多田寿康/『ランジェ公爵夫人』大下祥枝/『金色の眼の娘』泉利明/『セザール・ビロトーの栄枯盛衰史』鎌田隆行/『ニュシンゲン商会』谷本道昭
第10巻〈風俗研究〉「パリ生活情景**」 ………………………5作品
 『娼婦の栄光と悲惨』村田京子/『カディニャン公妃の秘密』芳川泰久/『ファチーノ・カーネ』柏木隆雄/『サラジーヌ』芳川泰久/『ピエール・グラスー』私市保彦
第11巻〈風俗研究〉「パリ生活情景***」 ………………………2作品
 『いとこベット』柏木隆雄/『いとこポンス』澤田肇
第12巻〈風俗研究〉「パリ生活情景****」 ……………………12作品
 『実業家』松村博史/(『病院と民衆』)鎌田隆行/『ボエームの王』片桐祐/『ゴディサール二世』山崎恭宏/『平役人』鎌田隆行/『知らぬが仏の喜劇役者』加倉井仁+私市保彦/(『フランス的閑談見本集』)鎌田隆行/(『裁判所の光景』)鎌田隆行/『プチ・ブルジョワ』鎌田隆行/(『学者仲間』)鎌田隆行/(『役者稼業』)鎌田隆行/『現代史の裏面』松村博史
第13巻〈風俗研究〉「政治生活情景」 …………………………8作品
 『恐怖時代の一挿話』私市保彦/(『歴史と小説』)鎌田隆行/『暗黒事件』柏木隆雄/(『二人の野心家』)鎌田隆行/(『大使館員』)鎌田隆行/(『内閣のつくり方』)鎌田隆行/『アルシの代議士』柏木隆雄/『Z・マルカス』私市保彦
第14巻〈風俗研究〉「軍隊生活情景」 …………………………23作品
 (『共和国兵士』)鎌田隆行/(『初陣』)鎌田隆行/(『ヴァンデ党』)鎌田隆行/『ふくろう党』片桐祐/(『予言者』)鎌田隆行/(『パシャ』)鎌田隆行/『砂漠の情熱』片桐祐/(『移動軍隊』)鎌田隆行/(『執政近衛兵』)鎌田隆行/『ウィーン時代』鎌田隆行/(『宿の主人』)鎌田隆行/(『スペインのイギリス人』)鎌田隆行/(『モスクワ』)鎌田隆行/(『ドレスデンの戦い』)鎌田隆行/(『落伍兵』)鎌田隆行/(『パルチザン』)鎌田隆行/(『遊弋艦隊』)鎌田隆行/(『監獄船』)鎌田隆行/(『フランス戦役』)鎌田隆行/(『最後の戦場』)鎌田隆行/(『エミール』)鎌田隆行/(『ラ・ペニシエール』)鎌田隆行/(『アルジェリアの海賊』)鎌田隆行
第15巻〈風俗研究〉「田園生活情景*」 …………………………3作品
 『農民』佐野栄一/『田舎医者』松村博史/(『治安判事』)鎌田隆行
第16巻〈風俗研究〉「田園生活情景**」 …………………………3作品
 『村の司祭』村田京子/(『パリの近郊』)鎌田隆行/『谷間の百合』柏木隆雄+岩村和泉+山崎恭宏
第17巻〈哲学的研究*〉 …………………………………………10作品
 (『現代のパイドン』)鎌田隆行/『あら皮』柏木隆雄+佐久間隆/『フランドルのキリスト』加藤尚宏+芳川泰久/『神と和解したメルモス』泉利明/『知られざる傑作』芳川泰久/『ガンバラ』博多かおる/『マッシミラ・ドーニ』加藤尚宏+芳川泰久/『絶対の探求』私市保彦/(『裁判長フリト』)鎌田隆行/(『博愛家』)鎌田隆行
第18巻〈哲学的研究**〉 …………………………………………13作品
 『呪われた子』私市保彦/『アデュー』大下祥枝/『マラーナの女たち』私市保彦/『徴募兵』東辰之助/『エル・ベルドゥゴ』澤田肇/『海辺の悲劇』泉利明/『コルネリュス卿』私市保彦/『赤い宿屋』私市保彦/『カトリーヌ・ド・メディシス 序章』私市保彦/『カルヴァン教徒の殉教』柏木隆雄+林千宏/『リュッジエリの告白』大下祥枝/『二つの夢』私市保彦/(『新・アベラール』)鎌田隆行
第19巻〈哲学的研究***〉 …………………………………………6作品
 『不老長寿の薬』私市保彦/(『あるイデーの生と冒険』)鎌田隆行/『神秘の書 序文』大須賀沙織/『追放された者たち』芳川泰久/『ルイ・ランベール』私市保彦/『セラフィタ』大須賀沙織
第20巻〈分析的研究〉 …………………………………………6作品
 (『教師団の解剖学』)鎌田隆行/『結婚の生理学』松村博史/『結婚生活のささやかな不幸』藤林道夫/『社会生活の病理学』松村博史/(『美徳のモノグラフィー』)鎌田隆行/(『十九世紀の美点に関する哲学的・政治的対話』)鎌田隆行

 

10月の新刊:私の中の水

2025年 10月 3日

私の中の水私の中の水
(著)ミヤタタカシ

判型:A4上製
頁数:48頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0894-6 C0793
10月下旬発売!

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水のめぐりに想いを馳せる女の子の、広大なスケールの心象世界を描いた絵本。
静謐な文章にのびやかであたたかみのある絵が合わさった、大人も子どもも楽しめる内容。


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10月の新刊:太陽の都市《イタリアルネサンス文学・哲学コレクション6》

2025年 10月 3日

太陽の都市太陽の都市
トンマーゾ・カンパネッラ(著)
澤井繁男(訳)

判型:A5判上製
頁数:160頁
定価:2700円+税
ISBN:978-4-8010-0776-5 C0310
装幀:西山孝司
10月中旬発売!

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《イタリアルネサンス文学・哲学コレクション》(全6巻)完結!
教会とスペイン帝国に対し武装蜂起を企図したカトリック僧が、逮捕された獄中にて執筆したユートピア論。
神政政治、結婚と生殖の管理、財産の共有、卓越した科学技術……
混迷の17世紀イタリアで千年王国到来の予感とともに夢想する、原始共産制社会の驚くべきビジョン。

《土星の遠地点が「磨羯宮」に入り、水星のそれが「人馬宮」に入り、火星のそれが「処女宮」に入り、またカシオペア座で、新星が出現した後に大きな合が第一番目の三宮に戻るとき、新しい偉大な君主国の創建、法令や学芸の刷新、新たな預言者たちの誕生、それに大いなる改新が起こるだろう。それはキリスト教徒に大きな利益をもたらすと彼らはいう。だがまず世界は根こそぎ浄化され、それから再建、統合されるだろうさ。》   (本文より)

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10月の新刊:ハザール探索

2025年 10月 3日

ハザール探索ハザール探索
城田俊(編著)

判型:四六判上製
頁数:340頁+モノクロ別丁8頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0776-5 C0022
装幀:齋藤久美子
10月中旬発売!

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謎の帝国の痕跡を求めて
黒海からカスピ海沿岸にかけて繁栄し、10世紀後半に滅亡した騎馬民族ハザール。ユダヤ教との関連をはじめとする数多の謎を解明する、ハザール研究=探索の最前線。
ロシア人考古学者による最良の入門書『ハザール――謎の帝国』(S・プレトニョーヴァ)、ユダヤ・ハザール人が遺した数少ない文字資料『ユダヤ・ハザール往復書簡』、旧ソ連を筆頭に各国のハザールをめぐる政治的思惑に迫った「ハザール探索小史略」を収録!

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9月の新刊:ゾンビ・スタディーズ

2025年 9月 4日

ゾンビ_書影ゾンビ・スタディーズ
(編)岡田尚文・芹澤円

判型:A5判並製
頁数:360頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0888-5 C0070
装幀:宗利淳一
9月下旬発売!

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映画、文学、軍事思想史、コミュニケーション論、大衆消費社会、ポスト・ヒューマニズム、パンデミック……
あらゆる表象の舞台を、さまざまな声なき主体の「代弁者」として彷徨うゾンビから、人間は何を受け取ることができるか。人文知を縦横に駆使し、ゾンビを客体化の軛から解き放つまったく新しい試み。 Read the rest of this entry »