ブッククラブ入会受付中!

2021年 7月 5日

水声社のブッククラブ、《コメット・ブッククラブ》の入会を受け付けております。さまざまな特典もあります。
*2023年1月1日より有料化しました(無料会員の枠組みもございます)。
詳細は、こちらのページをごらん下さい。

ブッククラブの機関紙「コメット通信」のバックナンバーを公開中です。



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6月の新刊:哲学以後の芸術とその後――ジョゼフ・コスース著作集成 1966-1990《芸術/言語》

2025年 6月 12日

哲学以後の芸術とその後_書影哲学以後の芸術とその後
ジョゼフ・コスース著作集成 1966-1990
《芸術/言語》
ガブリエル・グエルチョ(編)
鍵谷怜(訳)

判型:A5判上製
頁数:494頁
定価:8000円+税
ISBN:978-4-8010-0874-8 C0070
装幀:木村稔将
6月下旬発売!

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叢書《芸術/言語》第1回配本!!
「芸術とは芸術の定義である」――。コンセプチュアル・アートの旗手が紡ぎ出す思考の軌跡。芸術の哲学的・言語学的転回を印づけた記念碑的作品「哲学以後の芸術」をはじめ、引用のみからなるテクスト「27個のパーツからなる論説」、人類学への深い関心を記した「人類学者としての芸術家」など、45編を収録。ジャン゠フランソワ・リオタールによる序文を付す。

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6月の新刊:抽象表現主義――戦後ニューヨークの前衛芸術家たちはいかにして自分たちの歴史を自分たちで作ったか

2025年 6月 12日

抽象表現主義_書影抽象表現主義
戦後ニューヨークの前衛芸術家たちはいかにして自分たちの歴史を自分たちで作ったか
大島徹也(著)

判型:A5判上製
頁数:396頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0876-2 C0070
装幀:木村稔将
6月下旬発売!

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〈個〉性と〈集団〉性の往還
美術学校運営、討論会、抗議運動、集会所設立、展覧会企画……
ときに対立しながらも芸術家たちが自主的に取り組んだ、知られざる集団活動。その考察を通して、新たな抽象表現主義像を提示する!

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イベントのお知らせ:連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第7回「イメージの彼岸」

2025年 6月 5日

 6月7日(土)に鈴木雅雄氏コーディネート連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第7回「イメージの彼岸」が開催されます。
 今回は、運動を代表する2大画家それぞれの核心に、シュルレアリスム美術研究の最前線を疾走する気鋭の研究者2人が迫ります。コラージュ概念を基点としてエルンストの制作と展示に関する我々の知見を塗り替えた石井氏は、『百頭女』から、イメージのアーカイヴに介入するこの画家の鮮烈な想像力をえぐり出し、タンギーとデ・キリコをめぐる驚異的な著作の勢いもそのままに、長尾氏は30年代のダリが理論と実践の両方で切り開いた地平の意義を、繊細な手さばきで再審に付すことになるでしょう。

石井祐子(九州大学准教授)
マックス・エルンスト『百頭女』と白の眩暈――積層と減算のコラージュ

長尾天(早稲田大学非常勤講師)
サルバドール・ダリのパラノイア論――ヒトラー的乳母の謎

連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第7回「イメージの彼岸」

第7回


連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第7回「イメージの彼岸」

日時:2025年6月7日(土)14時00分~17時30分
会場:早稲田大学戸山キャンパス36号館5階582教室
参加方法:会場参加(入場無料・予約等不要)
登壇者:石井祐子(九州大学准教授)、長尾天(早稲田大学非常勤講師)
主催:早稲田大学文学研究科フランス語フランス文学コース

お問合せ先:salut@list.waseda.jp(早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース)
http://flas.waseda.jp/french/actualites/2025/05/19/4057


 

6月の新刊:異邦人のフランス語圏文学――立花英裕と「世界‐文学」の想像力

2025年 6月 2日

異邦人のフランス語圏文学_書影異邦人のフランス語圏文学
立花英裕と「世界‐文学」の想像力
谷昌親・中村隆之(編)

判型:A5判上製
頁数:452頁
定価:6500円+税
ISBN:978-4-8010-0878-6 C0098
装幀:宗利淳一
6月下旬発売!

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文学という潜勢力
ロートレアモンから出発して、マルティニック、ハイチ、ケベックの文学へと多様に展開された、知の越境者の旅路。歴史の他性に開かれた文学的思考から、われわれは何を受けとるべきか。ネーションへの同化でもなければ、グローバル化の伸展でもない、時空の異なる作品に張り巡らされた世界の複数性を読解する。
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イベントのお知らせ:『フロレンスキイ論』刊行記念 沼野充義先生×細川瑠璃先生 トーク&サイン会

2025年 6月 2日

来たる7月4日(金)、紀伊國屋書店新宿本店3階、アカデミック・ラウンジにて、小社刊行『フロレンスキイ論』の刊行記念トークイベントが開催されます。
ロシア文学者の沼野充義先生(WEB登壇)と本書の著者・細川瑠璃先生をお迎えし、日本で初のフロレンスキイについてのモノグラフである本書の刊行を記念して、世紀末思想やロシア革命などの当時の文化的背景も踏まえながら、20世紀ロシア文化史の中でも特異な輝きを放つフロレンスキイの思想と生について語り合います。
ぜひ、この機会にご参加ください。

フロレンスキイ論

日時:2025年7月4日(金)18時30分〜20時(60分ほどのトークの後、質疑応答とサイン会を予定)
会場:紀伊國屋書店新宿本店3階、アカデミック・ラウンジ
参加方法:対面参加のみ(着席参加は要事前申し込み。立ち見は申し込み不要)。入場無料
登壇者:沼野充義(東京大学名誉教授)、細川瑠璃(東京大学大学院講師)

詳細・お申し込みについては、紀伊国屋書店サイトをご参照ください。
https://store.kinokuniya.co.jp/event/1747885032/

 

6月の新刊:都市のコラージュ——美術・生活・歴史

2025年 5月 30日

都市のコラージュ_書影都市のコラージュ
美術・生活・歴史
坂上桂子(編)

判型:A5判上製
頁数:333頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0877-9 C0052
装幀:齋藤久美子
6月下旬発売!

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都市は生きている
都市とは、人々の営み・記憶・文化が織り成す動的な現象である。
人々が土地を切り拓き、立ち止まり、交わり、住み着き、また通り過ぎゆくなかで、歴史は絶え間なく堆積し、都市の姿が立ち上がる。市場、街路、家屋、銅像、石板、詩篇、雑誌、Web画像、グラフィティ、シアター、モニュメント……さまざまな形で刻まれた都市の断片を読み解く試み。

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正社員募集のお知らせ

2025年 5月 30日

株式会社水声社では編集者・編集助手を募集します。

【業務内容】編集・編集助手
【募集人数】若干名
【応募資格】2026年度4年制大学・大学院新卒。または既卒3年程度まで。特に、以下の分野を専攻した方、もしくは深い関心と知識を有する方。
・海外文学(フランス文学/ラテンアメリカ文学)
・近現代日本文学
・現代芸術(近現代美術/映画/演劇/音楽)
・人文科学(哲学・思想/人類学/言語学/心理学・精神分析/歴史学/社会学)
【雇用形態】正社員
【勤務地】横浜市港北区
【給与】当社規定による
【勤務時間】平日9:00-17:30(休憩1時間)
【休日・休暇】週休2日制(土曜日・日曜日)、祝日、年次有給休暇
【福利厚生】交通費全額支給、各種社会保険完備
【入社日】2026年4月1日
【応募方法】「編集」「編集助手」のいずれを希望するかを明記したうえで、6月30日までに履歴書・成績証明書および、志望動機書(「水声社を志望する理由」、800字以内)と出版企画書(2点程度)を下記へご郵送ください

〒223-0058
横浜市港北区新吉田東1-77-17
株式会社水声社 人事担当

 

6月の新刊:れそなんてぃあ——東西古典詩の木魂

2025年 5月 26日

れそなんてぃあ_書影れそなんてぃあ
東西古典詩の木魂
井伊華言(著)

判型:A5判上製
頁数:177頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0873-1 C0098
装幀:齋藤久美子
6月上旬発売!

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古典詩を愛する閑人たちに捧ぐ
ギリシア・ラテンから古代中国、日本まで、古典詩人約80名の作品に、戯評・感想・パロディからなる詩による返答=〈れそなんてぃあ〉を詠む、前代未聞の詩集。元西洋古典学徒・奇人井伊華言老がこの世の名残に放つ〈最後っ屁〉。

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5月の新刊:もうひとつの時代

2025年 5月 20日

もうひとつの時代もうひとつの時代
W・H・オーデン(著)
岩崎宗治(訳)

判型:A5判上製
頁数:232頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0860-1 C0098
装幀:齋藤久美子
5月下旬発売!

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今を生きる人間にとって「もうひとつの時代」などないのだ
20世紀最大の詩人の一人、W・H・オーデンが、1930年代後半の〈危機の時代〉に終生の伴侶となるチェスター・カルマンに捧げた詩集。

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5月の新刊:アキレスの盾

2025年 5月 20日

アキレスの盾アキレスの盾
W・H・オーデン(著)
太田雅孝(訳)

判型:A5判上製
頁数:213頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0859-5 C0098
装幀:齋藤久美子
5月下旬発売!

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人間の弱さを見据えて祈るオーデンの代表作
今、世界各地で反生命的で非人間的な行為、破壊と流血、生命に対する抑圧がくりひろげられている。これらはすでに、第二次世界大戦後の1955年に発表された本書に描かれていることではないだろうか。

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5月の新刊:運慶・ルオー・ブレイク——岡本謙次郎美術批評集成

2025年 5月 19日

運慶・ルオー・ブレイク_岡本批評集成 運慶・ルオー・ブレイク
岡本謙次郎美術批評集成
岡本謙次郎(著)
千石英世+鈴木重雄(編)

判型:A5判上製
頁数:358頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0855-7 C0070
装幀:齋藤久美子
5月下旬発売!

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芸術とは何か、美とは何か。
戦後の美術批評、とりわけイギリス美術の紹介と批評を牽引した著者が、〈路上に朽ちるにまかせ〉た厖大な著述群から、運慶、ルオー、ブレイクの精神性・宗教性に肉薄する三作品を精選し、斎藤義重、小島信夫をめぐるエッセイを付した著者渾身の批評選集。

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5月の新刊:風に舞う塵のように《フィクションのエル・ドラード》

2025年 5月 16日

風に舞う塵のように_書影風に舞う塵のように
《フィクションのエル・ドラード》
レオナルド・パドゥーラ(著)
寺尾隆吉(訳)

判型:四六判上製
頁数:682頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0870-0 C0397
装幀:宗利淳一
5月下旬発売!

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現代キューバの磁力とディアスポラ
《ジャーナリストとして鍛錬を積んだパドゥーラがその教えを忠実に守り続けていることは、小説の執筆に臨む際の入念な調査にはっきりと感じられる。》(フアン・ビジョーロ)

2014年、キューバから亡命した元野球少年マルコスと、キューバ人を母に持つ大学院生アデラ、二人はマイアミで運命的な出会いを果たす。愛を深めていく二人は、激動のキューバ現代史に翻弄された両親の知られざる過去に直面する。革命とともに産声をあげ、希望に溢れる青春時代を過ごした若者たちが、一夜の事件を端緒に、一人また一人と祖国を去り、行き着く先で見出す真実とは……
祖国の呪縛を抱えたまま、塵のように世界中に散らばった人々の生き様を、「キューバ国民生活の年代記」という壮大なスケールで描き出す傑作長編。

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5月の新刊:ベッドがあれば 叢書《エル・アトラス》

2025年 5月 15日

ベッドがあれば=カバーベッドがあれば
叢書《エル・アトラス》
アブデッラー・ターイア(著)
鵜戸聡(訳)

判型:四六判上製
頁数:151頁
定価:2000円+税
ISBN:ISBN978-4-8010-0872-4  C0097
装幀:宗利淳一
5月下旬発売!

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家族の絆、イスラム世界の抑圧と西洋への憧れ
「僕は牢獄にいた、ますます牢獄の中に。西洋には自由があるって? どんな自由が?」
母や兄への官能的な親密さに満ちた幼年時代を通りぬけて、フランス語の知に魅惑されたモロッコの若者は地中海の両岸で「他者」となる。
南でゲイであること、北でアラブであること、そして自分と世界を知る旅。

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イベントのお知らせ:連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第6回「身体/神話/無意識」

2025年 5月 8日

5月10日(土)に鈴木雅雄氏コーディネート連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第6回「身体/神話/無意識」が開催されます。
今回は、第二次世界大戦後の重要な著作2冊を取り上げます。一冊の決定的な著作によって、スキャンダラスな人形作家のイメージをはるかに越えた、鮮烈なベルメール像を構築した松岡氏が、身体的無意識という概念を梃子として彼にとってのシュルレアリスムを解き明かし、講演会の立案者である鈴木自身も、『アメリカ大陸の神話・伝説・民話選集』を中心に、後期ペレの民族学的問題系に光を当てます。

松岡佳世(株式会社キュレイターズ)
身体的無意識をひらく試み――ハンス・ベルメール『イマージュの解剖学』

鈴木雅雄(早稲田大学准教授)
今日、神話が生まれる――バンジャマン・ペレと新大陸

連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第6回「身体/神話/無意識」

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日時:2025年5月10日(土)14時00分~17時30分
会場:早稲田大学戸山キャンパス36号館6階682教室
参加方法:会場参加(入場無料・予約等不要)
登壇者:松岡佳世(株式会社キュレイターズ)、鈴木雅雄(早稲田大学准教授)
主催:早稲田大学文学研究科フランス語フランス文学コース

お問合せ先:salut@list.waseda.jp(早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース)
http://flas.waseda.jp/french/actualites/evenements/2025/04/17/4025

 

イベントのお知らせ:《叢書エル・アトラス》アズーズ・ベガーグ氏 講演会のお知らせ

2025年 5月 8日

来る5月18日、19日、21日、22日、26日に、《叢書エル・アトラス》『シャアバの子供』の著者アズーズ・ベガーグ氏が来日され、下記の講演会・イベントに登壇されます。
ぜひ、この機会にご参加ください。


プログラム

① 5月18日(日) 14時~17時
「フランスにおけるマグレブ系「移民」 映画『シャアバの子供』上映会・作家アズーズ・ベガーグとの対談」
司会-マルコ・ソッティーレ ディスカッサント-石川清子 通訳-下境真由美
会場:慶應義塾大学日吉キャンパス 来往舎1Fシンポジウムスペース
https://lib-arts.hc.keio.ac.jp/event/1002

主催:慶應義塾大学
協力:グループ「フランスに於けるマグレブ系「移民」と文学」、(公益財団法人)日仏会館、(公益財団法人)森村豊明会

② 5月19日(月) 15時30分~17時10分
「文化の違いは『問題』のもとか」
司会-平田周 コメンテーター-石川清子 通訳−下境真由美
会場:南山大学 Q棟Q314教室

主催:南山大学ヨーロッパ研究センター
共催:南山大学外国語学部フランス科
協力:グループ「フランスに於けるマグレブ系「移民」と文学」、(公益財団法人)日仏会館、(公益財団法人)森村豊明会

③ 5月21日(水) 13時30分〜16時30分
「フランスにおけるマグレブ系「移民」 映画『シャアバの子供』上映会、
ならびに作家・社会学者アズーズ・ベガーグとの対談」
司会-園山大祐 ディスカッサント-浪岡 新太郎 通訳-下境真由美
会場:大阪大学 吹田キャンパス 人間科学研究科本館5階(51教室) 
https://www.hus.osaka-u.ac.jp/mirai-kyoso/ja/events/250421c/

主催:大阪大学大学院人間科学研究科
共催:大阪大学人権問題委員会、フランス教育学会研究懇話会
協力:グループ「フランスに於けるマグレブ系「移民」と文学」、(公益財団法人)日仏会館、(公益財団法人)森村豊明会

④ 5月22日(木) 10時30分〜12時
「文化の違いは『問題』のもとか」
司会-太田悠介 通訳-下境真由美
会場:神戸市外国語大学 506教室

主催:神戸市外国語大学
協力:グループ「フランスに於けるマグレブ系「移民」と文学」、(公益財団法人)日仏会館、(公益財団法人)森村豊明会

⑤ 5月26日(月) 18時~20時
「1960年代フランスの貧困家庭に 非フランス語話者・文盲の両親のもとに生まれ、作家になること――奇跡か、あるいはフランスのモデルケースか?」
司会-マルコ・ソッティーレ コメンテーター-下境真由美 同時通訳
会場:日仏会館ホール
https://www.mfj.gr.jp/evenements/?lang=ja
https://www.fmfj.or.jp/events/20250526.html

主催:グループ「フランスに於けるマグレブ系「移民」と文学」
共催:日仏会館・フランス国立日本研究所
協力:(公益財団法人)日仏会館、(公益財団法人)森村豊明会、科学研究費補助金 基盤研究(B)「地中海詩学の構造的多義性に関する言語圏横断的研究」(代表:鵜戸聡)



講師について

ベガーグ氏アズーズ・ベガーグは、フランスの社会学者、作家、政治家。1957年、リヨンに生まれる。両親はアルジェリアからの移民。リヨン第二大学で経済学の博士号を取得し、フランス国立科学研究センターに所属するかたわら、グランゼコール、リヨン中央学校で教鞭を取る。2005年から2007年まで、機会均等推進担当特命大臣を務める。40作品以上の小説・エッセーの他、フランスにおける移民に関する17の著書がある。主な小説に『シャアバの子供』(下境真由美訳、水声社、2022年)、『木か家か』(未邦訳、2021年)など、またエッセーに『浴槽の中の羊』(未邦訳、2007年)など、学術書に『一触即発の地区』(未邦訳、1997年)などがある。


お問い合わせ:下境真由美 mayumi.shimosakai@univ-orleans.fr

 

5月の新刊:ベルナール・ファイ――ある対独協力知識人の肖像

2025年 5月 7日

ベルナール・ファイ_カバー ベルナール・ファイ
ある対独協力知識人の肖像
言語の政治
アントワーヌ・コンパニョン(著)
今井勉(訳)

判型:A5判並製
頁数:292頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0869-4 C0098
装幀:中山銀士(協力=金子暁仁)
5月下旬発売!

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モダニズムとファシズムが交錯する
戦間期フランスの論壇の頂点にまで登り詰め、プルーストやジッドとも親しく交わった前衛芸術の擁護者が、ひるがえってナチス・ドイツの蛮行に加担したのはなぜか。反動知識人のスキャンダルの内幕に光を当て、文学と政治が交錯する深層に迫る歴史叙述。

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5月の新刊:中村真一郎手帖20

2025年 4月 30日

中村手帖20中村真一郎手帖20
中村真一郎の会(編)

判型:A5判並製
頁数:88頁
定価:1000円+税
ISBN:978-4-8010-0867-0 C0091
装幀:齋藤久美子
5月上旬発売!

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東西古典詩の翻訳『古韻余響』から「訳詩家・中村真一郎」の姿に迫る講演、『王朝文学論』を読み解き「ロマネスク」をめぐる中村の文学観を明らかにする講演ほか、論考・エッセイを多数収録。

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5月の新刊:オーネット・コールマン――領土と冒険

2025年 4月 22日

コールマン_書影オーネット・コールマン
領土と冒険
マリア・ゴーリア(著)
林道郎(訳)

判型:A5判並製
頁数:381頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0866-3 C0073
装幀:宗利淳一
5月上旬発売!

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自由、来るべきもの
前人未踏の領域を切り開き、20世紀を震撼させた《フリー・ジャズの闘士》。
同時代の広大な社会・文化的ネットワークを踏破し、膨大な証言の中から新たなオーネット像を描き出す、画期的評伝

やつが何をやっているのか、正確に言い当てることはできない。それは組織化された脱組織化、あるいは間違っているものを正しく演奏するようなものなんだ。
――チャールズ・ミンガス

そうか。これこそが答えに違いない。
――ジョン・コルトレーン

あいつの書く曲と演奏を聴いてみればいい、心の中がやられているんだよ。
――マイルス・デイヴィス

僕たちは演奏しはじめたんだけど、それは聴いたこともない音楽だった。
――チャーリー・ヘイデン

ロックとかパンクの人間たちにとっての彼の魅力の一部は、彼が複雑なミュージシャンであることを求めていないことです。
――パティ・スミス

オーネットの凄さは、彼が実際に演奏するものを超えている。
――パット・メシーニー

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5月の新刊:漂流する思考

2025年 4月 14日

漂流する思考_書影 漂流する思考
新形信和(著)

判型:四六判上製
頁数:288頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0868-7 C0010
装幀:齋藤久美子
5月上旬頃発売!

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漂流を阻止し、思考がもつ力をとりもどす
日本人の思考は漂流する。思考がむなしくさまよい、思考が本来持っている現状(現実)を変える(変革する)力を失い、現状(現実)に流される。現在の日本のさまざまな領域に見られる停滞はこのような思考の漂流によって生じているのではなかろうか。

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4月の新刊:小説と映画の修辞学[改訳決定版]《記号学的実践叢書》

2025年 4月 14日

小説と映画の修辞学_書影小説と映画の修辞学[改訳決定版]
《記号学的実践叢書》
シーモア・チャットマン(著)
田中秀人(訳)

判型:A5判上製
頁数:349頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0621-8 C0098
装幀:中山銀士
4月中旬発売!

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物語論の画期的実践
ブース、バルト、ジュネットといった物語理論の先駆者たちの流れを汲む英米物語学の泰斗チャットマンが、「小説」と「映画」における多くの作品を緻密に分析。「物語学」における既存の用語を批判的に検討し、さらには「物語学」そのもののあり方をも問い直す。待望の改訳決定版!

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