3月の新刊:芸術を知らぬ建築家たちへ 寓話「カリフのデザイン」仕儀

2025年 3月 19日

芸術を知らぬ建築家たちへ芸術を知らぬ建築家たちへ
寓話「カリフのデザイン」仕儀
ウィンダム・ルイス(著)
要真理子(訳)

判型:四六判上製
頁数:203頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0822-9 C0070
装幀:齋藤久美子
3月下旬発売!

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挑発する芸術都市
≪アヴァンギャルド芸術史に特異な光を放つイギリスのヴォーティシズム、その牽引者であったルイスの本著作には、現実の変革と生活の刷新を目指す挑発的かつ挑戦的な芸術的主張が凝縮されている。芸術の再定義を企てる規格外の思考の疾走は、渦のごとく私たちを揺さぶるだろう≫――田中正之(国立西洋美術館 館長)

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4月の新刊:余白の形而上学――ポール・クローデルと日本思想

2025年 3月 18日

余白の形而上学_書影余白の形而上学
ポール・クローデルと日本思想
大出敦

判型:A5判上製
頁数:391頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0847-2 C0098
装幀:宗利淳一
4月上旬発売!

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存在と無のあわいで
フランス文学史に燦然と輝く詩人は、駐日大使として訪れた異国の地で何を見出したのか。日本というトポスのもと、生者と死者、見えるものと見えないもののあいだに橋を架ける〈媒介者〉のモティーフを手掛かりに、その詩学の核心に迫る。

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3月の新刊:女性・戦争・植民地 1919-1939――両大戦間期フランスの表象《日仏会館ライブラリー》

2025年 3月 14日

女性・戦争・植民地1919-1939_書影女性・戦争・植民地 1919-1939
両大戦間期フランスの表象
《日仏会館ライブラリー》
澤田直+野崎歓編

判型:A5判上製
頁数:247頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0863-2 C0098
装幀:宗利淳一
3月下旬発売!

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フランス激動期の文化動態
二つの世界大戦にはさまれ、前衛芸術が花開く一方、植民地問題が前景化する光と陰の時代。女性や黒人は諸芸術のなかでいかなる創造をおこない、どのようなイメージのもとに捉えられたのか。11名の論者によって、歴史の大きな問いがここに拓かれる。

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3月の新刊:ポール・リクールの哲学——人間の善き生と想像力

2025年 3月 14日

ポール・リクールの哲学ポール・リクールの哲学
人間の善き生と想像力
櫻井一成(著)

判型:A5判上製
頁数:361頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0849-6 C0010
装幀:宗利淳一
3月下旬発売!

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善く生きるための想像力とは何か
自由、身体、悪、無意識、聖書、神話、隠喩、時間、物語、歴史、法、正義……碩学が残した広大無辺の思索から、フロネシス論、物語的アイデンティティ論、カント美学の系譜を浮き彫りにし、ままならぬ生に対処する人間の創造性に光を当てる。

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3月の新刊:冒険者たち――特権的文学のすすめ

2025年 3月 6日

冒険者たち_書影冒険者たち――特権的文学のすすめ
鈴木創士(著)

判型:四六判上製
頁数:208頁
定価:2500円+税
ISBN:ISBN978-4-8010-0861-8 C0095
装幀:宗利淳一
3月上旬発売!

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20世紀文学のマイルストーンを辿る
アルトー、ベケット、ジャベス、室伏鴻ら言語・身体の極限を追求した「冒険者たち」をめぐり、炸裂する24のエッセイ。

神聖なる怪物たち……彼らの墓碑銘は砂漠の果てにある。この書物が書かれなかったとしたら、20世紀は悔恨のままに終わっていたことだろう。(四方田犬彦)

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3月の新刊:ロシア・中東欧のエコクリティシズム——スラヴ文学と環境問題の諸相

2025年 3月 6日

ロシア中東欧のエコクリロシア・中東欧のエコクリティシズム
スラヴ文学と環境問題の諸相
小椋彩+中村唯史(編)

判型:A5判上製
頁数:376頁+カラー別丁8頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0853-3 C0098
装幀:宗利淳一
3月中旬発売!

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非人間中心主義的読解に向けて
ポーランドの炭鉱、チェコの森、ウクライナの麦畑……ロシア・中東欧の厳しくも豊かな自然は、文学や絵画でどのように描かれているのか。
国家や民族の問題が影を落とすロシア・中東欧文学を、地政学や文明論を超えたエコクリティシズムの観点から批評し、新たな読解の枠組を提示する。

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3月の新刊:韓国現代時調四歌仙集――孫澄鎬・李垙・卞鉉相・鄭熙暻

2025年 3月 3日

韓国現代時調四歌仙集_書影韓国現代時調四歌仙集
孫澄鎬・李垙・卞鉉相・鄭熙暻
安修賢(編・訳・解説)

判型:46判並製
頁数:240頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0858-8 C0098
装幀:齋藤久美子
3月中旬発売!

堀田季何氏推薦!

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いま花開く韓国詩歌
韓国伝統の抒情詩型である「時調」のエッセンスを受け継ぐ4詩人の作品64首を対訳で紹介。現代韓国に生くる人々の魂の響きがわれわれを揺さぶる!

「本書は、時調文学の豊穣を、その一端に過ぎないが、その一端だけでも垣間見ることを許してくれる。まさに至福である。多くの読者がこの至福に今後与れることを、心より願ってやまない。」(堀田季何「時調文学の豊穣を垣間見る」より抜粋)
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3月の新刊:渋沢栄一とフランス――日仏会館創立百周年記念論集《日仏会館ライブラリー》

2025年 2月 28日

渋沢栄一とフランス渋沢栄一とフランス
日仏会館創立百周年記念論集
《日仏会館ライブラリー》
三浦信孝+矢後和彦編

判型:A5判上製
頁数:326頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0839-7 C0033
装幀:宗利淳一
3月下旬発売!

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「日本資本主義の父」の遺産を繙く
資本主義を移植し、近代日本の制度設計者として莫大な功績を残した実業家・渋沢栄一。日仏経済交流の一断面から、「日本資本主義の父」の軌跡をダイナミックに描き出す。経済史・宗教・倫理・社会思想・外交など、さまざまな面から渋沢の複雑な相貌にアプローチする初の試み。

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3月の新刊:シンデレラの末永く幸せな変身

2025年 2月 26日

シンデレラ_書影シンデレラの末永く幸せな変身
北村紗衣・小森謙一郎・嶋内博愛・戸塚学(編)

判型:四六判並製
頁数:252頁
定価:2200円+税
ISBN:ISBN978-4-8010-0851-9 C0098
装幀:齋藤久美子
3月上旬発売!

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ディズニープリンセスだけじゃない!!

白馬にまたがるシンデレラや、男の子のシンデレラも?
昔話から、絵画、オペラ、小説、現代映画まで……
世界各地で生まれた多様なシンデレラ物語を読み解く。

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3月の新刊:ザ・プレイ――流れの彼方《現代美術スタディーズ》

2025年 2月 25日

ザ・プレイ=カバー.inddザ・プレイ
流れの彼方
《現代美術スタディーズ》
橋本梓(著)

判型:A5判上製
頁数:197頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0857-1 C0070
装幀:宗利淳一
3月中旬発売!

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目的を越えた、人間の本質としての〝遊び〟
発泡スチロールのイカダで川を下る《現代美術の流れ》。10年も夏ごとに山で落雷を待ち続ける《雷》。1960年代の前衛美術を起点としながら、今やその文脈を遥かに越え、50年以上活動を続ける特異な集団の全貌を描き出す。

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3月の新刊:落語と学問する

2025年 2月 25日

落語と学問する_書影落語と学問する
森本淳生・鈴木亘(編)

判型:46判並製
頁数:268頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0848-9 C0076
装幀:西山孝司
3月中旬発売!

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落語的思索のすすめ
落語は、世の習いに潜むおかしさを明かし、聴く者に問いを投げかけているのではないだろうか? 言葉と身ぶりが生み出す融通無碍の世界とともに、文学、美学、映画学、文化人類学、歴史学、パフォーミング・アーツを介して、考える楽しみへと誘う、異色のエッセー集!

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3月の新刊:理性の周縁——古典主義時代と近代の再考

2025年 2月 14日

理性の周縁_書影データ理性の周縁
古典主義時代と近代の再考
鈴木球子(編)

判型:A5判上製
頁数:213頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0850-2 C0098
装幀:西山孝司
3月上旬頃発売!

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豊饒な周縁へ
理性による認識を越えるものを、人間はどのように捉えようとしてきたのか。啓蒙に対して反啓蒙を対置することなく、改めて理性を称揚するわけでもなく、近代を推し進めてきた理性主義を再考し、理性の埒外にある豊饒なものを掬い上げる試み。
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2月の新刊:J・M・クッツェー 命をめぐる思索

2025年 2月 12日

J.M.クッツェー_書影J・M・クッツェー 命をめぐる思索
『夷狄を待ちながら』から『恥辱』へ
川村由美(著)

判型:A5判上製
頁数:218頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0767-3 C0098
装幀:宗利淳一
2月中旬発売!


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歌い継がれる《不死の願い》
南アフリカ出身のノーベル文学賞作家、J・M・クッツェー。難解とされてきたその作品世界の根幹をなすメカニズムとは? 創作ノートを精査することで、内容・舞台、そして発表時期のまったく異なる代表作『夷狄を待ちながら』『恥辱』に続編関係を見出し、立体的に精読する、クッツェー研究の新たなる到達点。

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2月の新刊:リベラルアーツと芸術

2025年 1月 22日

リベラルアーツと芸術_書影リベラルアーツと芸術
石井洋二郎・鈴木順子(編)

判型:四六判並製
頁数:259頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0846-5 C0070
装幀:宗利淳一
2月上旬発売!

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芸術こそ、真のリベラルアーツである
常識を揺さぶり、日常生活に埋もれた感性を目覚めさせる芸術作品は、自由を見つけるリベラルアーツの実践そのものではないだろうか? 社会を映す作品を通じて世界の見方を問いなおす、芸術教育/リベラルアーツ教育のあり方を探る。
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1月の新刊:コモン・グラウンドの倫理――デュラス、フーコー、シャールの文学空間《言語の政治》

2025年 1月 17日

コモン・グラウンドの倫理_書影コモン・グラウンドの倫理
デュラス、フーコー、シャールの文学空間
《言語の政治》
ロバート・ハーヴェイ(著)
中川真知子(訳)

判型:A5判上製
頁数:439頁
定価:6500円+税
ISBN:978-4-8010-0840-3 C0098
装幀:中山銀士(協力=金子暁仁)
1月下旬頃発売!

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想像力が開く共感の空間
「パルタージュ(共有/分断)」を鍵として、デュラス作品における災厄の痕跡へ肉薄し、シャールの詩作のうちに不朽の希望を探る。フーコー、アガンベン、ディディ゠ユベルマンとともに、フランス文学に刻まれた生政治の記憶を浮上させる試み。

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12月の新刊:エリック・ロメール ある映画作家の生涯

2024年 12月 17日

エリック・ロメール_書影エリック・ロメール
ある映画作家の生涯
アントワーヌ・ド・ベック、ノエル・エルプ(著)
坂巻康司、寺本成彦、寺本弘子、永田道弘(訳)

判型:A5判上製
頁数:760頁+別丁16頁
定価:10000円+税
ISBN:978-4-8010-0826-7 C0074
装幀:宗利淳一
12月下旬発売!

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あたかも複数の人物であるかのように
映画作家と教師。批評家と小説家。リアリズムと夢想。ロメールとシェレール。同時に二つであろうとした、ヌーヴェル・ヴァーグの旗手の特異なる生。批評、書簡、証言、未刊行資料を縦横に結び、ロメールを現代に解き放つ初の本格評伝。

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12月の新刊:グリルパルツァー戯曲選——リブッサ/夢は人生

2024年 12月 17日

グリルパルツァーグリルパルツァー戯曲選
リブッサ/夢は人生
フランツ・グリルパルツァー(著)
城田千鶴子(訳)

判型:四六判上製
頁数:336頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0834-2 C0074
装幀:齋藤久美子
12月下旬発売!

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19世紀オーストリア最高の劇作家の代表作2編を収録
現世の<愛>を超克し、死を前に予見者としての天命をとりもどす女領主を描く悲劇『リブッサ』。
古代ペルシャを舞台に王に成り上がろうとした若者の<権力>と<夢>をめぐる『夢は人生』。

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12月の新刊:コリーヌ あるいはイタリア

2024年 12月 12日

コリーヌ _ジャケ入稿_修正コリーヌ あるいはイタリア
スタール夫人=著 
佐藤夏生=訳

判型:A5判上製
頁数:456頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0845-8 C0097
装幀:齋藤久美子
12月下旬発売!

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桂冠詩人コリーヌは、恋人の英国軍人オズワルドとともに、ローマ、ナポリ、遠くヴェネツィアまでも旅する。硬直した社会と、祖国への義務に阻まれ揺れ動く恋と苦悩を描く傑作小説。  

《私の中には、書くことによっても表現しきれない苦痛があります。私にはその力がありませんが、愛だけが、その謎の深淵を探り当てることができるでしょう。》(本文より) Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:点描の美術史――印象派から現代アートまで

2024年 12月 9日

点描の美術史_書影点描の美術史
印象派から現代アートまで
加藤有希子(著)

判型:四六判並製
頁数:250頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0831-1 C0070
装幀:木村稔将
12月中旬発売!

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〈点描〉という症候
世界を断片化する多焦点の表象――点描。鮮やかな色片に秘められた近現代の暴力性を、ダイナミックに描き出す。

《本書に登場する画家たち》
モネ/スーラ/ゴッホ/セザンヌ/マティス/ピカソ/ポロック/リキテンスタイン/ハースト/草間彌生  ほか

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12月の新刊:マヤ・デレン――眼差しは何を見ていたのか

2024年 12月 9日

マヤ・デレン書影マヤ・デレン
眼差しは何を見ていたのか
石井達朗(著)

判型:四六判上製
頁数:298頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0837-3 C0070
装幀:宗利淳一
12月中旬発売!

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ヴードゥーに魅入られた〈実験映画の女神〉
トロツキスト、ダンサー、実験映画作家、ヴードゥーの研究者にしてその根っからの信奉者……
現実と夢幻のはざまを鏡像のようにゆらめく激しい生のなかで、何を見つめ、何を求めていたのか。代表作『午後の網目』から人類学的な著作『聖なる騎手たち』までを含む全作品を網羅し、知られざる全貌を明らかにする。

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