6月の新刊:こぼれ話,物語,笑い話 他 《サド全集》第7巻

2021年 6月 15日

書影_サド7こぼれ話,物語,笑い話 他
《サド全集》第7巻
ドナシアン・アルフォンス・フランソワ・ド・サド(著)
橋本到・太原孝英(訳)

判型:A5判上製函入
頁数:415頁(+別丁図版2頁)
定価:6500円+税
ISBN:978-4-89176-880-5 C0397
装幀:中山銀士
6月下旬発売!

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抱腹絶倒の艶笑譚!!
間抜けな夫,猫かぶる妻,初心な娘,男装の麗人,非道な山師,猥らな司祭,杓子定規な裁判官,そして幽霊,悪魔まで……凝り固まった掟をからかい,陽気なエロティシズムとユーモア溢れる逸話集。未訳の傑作『慰みものにされた法院長』をはじめ,本邦初訳を多数収録!
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6月の新刊:バフチン、生涯を語る

2021年 6月 15日

バフチン、生涯を語るバフチン、生涯を語る
M・バフチン+V・ドゥヴァーキン(著)
佐々木寛(訳)

判型:四六判上製
頁数:447頁+モノクロ別丁32頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0500-6 C0098
装幀:宗利淳一
6月下旬発売!

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バフチンの唯一の〈回想録〉
20世紀最大の思想家の一人であり,21世紀にようやくその真価が明らかになりつつあるソビエト・ロシアの哲学者=文芸学者ミハイル・バフチン。晩年におこなった計13時間のインタビュー録音を,詳細な訳注付きで全訳!

回想録を書かなかったバフチンが,文芸学者ドゥヴァーキンを相手に,幼少期,ギムナジウム,大学時代から,ロシア革命,流刑,大粛清の時代を経た激動の半生と,同時代の学者,詩人,画家,音楽家たちの想い出を存分に語る,ソ連崩壊後にはじめて公刊が可能になった非公式のインタビュー。100名を超える関連人物への詳細な訳注を付す。
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6月の新刊:思考する芸術——非美学への手引き

2021年 6月 8日

書影 思考する芸術思考する芸術
非美学への手引き
アラン・バディウ(著)
坂口周輔(訳)

判型:四六判上製
頁数:296頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0578-5 C0010
装幀:Gaspard Lenski
6月25日頃発売!

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芸術はそれ自体が思考する。
芸術と哲学の関係はいかなるものなのか? 芸術を真理との関係から問い直し、ダンス、映画、演劇、散文、詩を例に作品でも作者でもなく出来事的な切断によって先導される《芸術的布置》の次元を見定める渾身の芸術論。

《「非美学」という言葉で私が意味するのは、哲学と芸術とのある関係である。それは芸術それ自体が諸真理の生産者であると提起するのであって、哲学のために芸術を一つの対象にしようとは少しも望んでいない。美学的思弁に抗して、非美学が記述するのは、いくつかの芸術作品の自律した実存によって生み出される厳密に哲学内的な諸効果である》(本書より)


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6月の新刊:ジョージ・オーウェル『一九八四年』を読む

2021年 5月 24日

1984ジョージ・オーウェル『一九八四年』を読む
《水声文庫》
秦邦生(編)

判型:四六判上製
頁数:314頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0574-7 C0098
装幀:宗利淳一
6月上旬発売!

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ディストピアに希望を探れ
文学という枠を越え出て、政治や社会のあり方、あるいは日常生活の襞にいたるまで、今やあらゆる領域へと越境し増殖を続ける『一九八四年』の世界。
動物、ジェンダー、情動、〈ポスト真実〉やポピュリズムといった多様な観点からの精読や、受容史やアダプテーションなど関連作品の分析を通してこの文学的事件の真価を問う、今と未来を生き延びるための『一九八四年』読解。

***

本論集はオーウェルの『一九八四年』を「古典」と「ディストピア」との交錯点で読みなおす試みである。……この小説を古典として読むとき、私たちは一方でその濃密なテクスト性に精読を施しつつ、他方ではそれが潜り抜けてきた受容史の錯綜を丁寧に解きほぐさねばならない。この小説をディストピアとして読むとき、私たちはそこに悪夢の世界を突き抜けるユートピア的批判精神の脈動を触知せねばならない。精読と歴史化の二重の作業によって、『一九八四年』を読みなおす現代的意義を再定義すること――これが本論集の狙いである。
(「序 『一九八四年』をあらためて読むために」より)

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6月の新刊:マホガニー――私の最期の時《フィクションの楽しみ》

2021年 5月 24日

マホガニーマホガニー
私の最期の時
《フィクションの楽しみ》
エドゥアール・グリッサン(著)
塚本昌則(訳)

判型:四六判上製
頁数:239頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-00487-7 C0097
装幀:宗利淳一
6月上旬頃発売!

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聴け、マホガニーの詩(うた)を
ある子どもの胎盤とともに植えられた一本の木。その根元には、成長し逃亡ののち銃殺された子どもが、埋葬される。無数の声なき声とともに生きたマホガニーが、新たな歴史を語りはじめる……。
フォークナーに多大な影響を受け、クレオール化という思想とも言える概念を生み出したカリブ海を代表する作家の、闘争/逃走の叙事詩。
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5月の新刊:わたしのパリ料理だより 

2021年 5月 21日

パリ料理だよりわたしのパリ料理だより
村上葉(著)

判型:46判上製
頁数:139頁
定価:1600円+税
ISBN:978-4-8010-0557-5 C0077
装幀:滝澤和子
5月下旬頃発売!

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マダムたちが愛してやまない、ほんとうのフランス料理
いつの時代でも人を魅了する料理がある。翻訳家であり料理教室を主宰する著者による、文学作品を逍遥しながらの、素朴でいて豊穣な昔ながらのフランス料理をめぐるエッセイ。
バルザック、メグレ警視、そしてプルーストまで。
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5月の新刊:受肉した絵画

2021年 5月 21日

受肉した絵画受肉した絵画
叢書《言語の政治》
ジョルジュ・ディディ=ユベルマン(著)
桑田光平・鈴木亘(訳)

判型:A5判上製
頁数:244頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0558-7 C0070
装幀:中山銀士(協力:金子暁仁)
5月25日頃発売!

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生きた絵画とは何か?
セザンヌも愛読したバルザックの短編小説『知られざる傑作』をもとに、色彩という観点から美術史や文学史、思想史を通して絵画の「生」を探究する絵画論。
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5月の新刊:ジャパノラマ――1970年以降の日本の現代アート

2021年 5月 20日

ジャパノラマジャパノラマ
1970年以降の日本の現代アート
長谷川祐子(編)

判型:A5変判並製
頁数:204頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0512-9 C0070
装幀:宗利淳一
5月下旬頃発売!

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1970年以降の日本現代アートの〈パノラマ〉
2017年にポンピドゥー・センター・メッスで開催された、「JAPANORAMA: NEW VISION ON ART SINCE 1970」展。〈群島〉(アーキペラゴ)というコンセプトのもと、6つのテーマを設定し、日本の現代視覚文化をパノラマとして描き出したこの展覧会は大きな反響を巻き起こした。
そのフランス語版カタログに多数の作品・展示写真を追加し、展覧会記録資料を大幅に増補した、待望の日本語版。全ページオールカラー。

* 本書の英語版『JAPANORAMA: NEW VISION ON ART SINCE 1970』を6月に発売予定。
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5月の新刊:革命の印刷術——ロシア構成主義・生産主義のグラフィック論

2021年 5月 19日

革命の印刷術革命の印刷術
ロシア構成主義、生産主義のグラフィック論
E・リシツキー+O・ブリーク+N・タラブーキン+V・ペルツォフ+G・クルツィス+V・ファヴォルスキー(著)
河村彩(編訳)

判型:四六判上製
頁数:258頁+カラー別丁8頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0566-2 C0070
装幀:宗利淳一
5月下旬頃発売!

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ロシア・デザインの理論
優れたデザインは印刷物資の不足を克服する!……ソ連の理想に賛同した芸術家と批評家たちは、純粋芸術を捨て、識字率の低いロシアの民衆に〈伝える〉ための実用的グラフィックデザインの方法を模索した。初期ソ連の傑出した印刷メディア論を集成。
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5月の新刊:パッサカリア《フィクションの楽しみ》

2021年 5月 19日

パッサカリア書影パッサカリア
《フィクションの楽しみ》
ロベール・パンジェ(著)
堀千晶(訳)

判型:四六判上製
頁数:160頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0570-9 C0097
装幀:宗利淳一
5月下旬頃発売!

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極北のヌーヴォー・ロマン
不可解な死をめぐって展開する謎めいたエクリチュール。錯綜した言葉の森の果てにぼんやりと立ち現れる……破局……解体……
ロブ゠グリエやベケットの絶賛をあびた著者の代表作。
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5月の新刊:沈黙《フィクションの楽しみ》

2021年 5月 6日

沈黙.indd沈黙
《フィクションの楽しみ》
ドン・デリーロ(著)
日吉信貴(訳)

判型:四六判上製
頁数:150頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0550-1 C0097
装幀:宗利淳一
5月下旬発売!

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戦争と陰謀の足音、日常にひそむ不条理、意思疎通の不可能/不可解……
2020年10月に原書刊行のデリーロ最新作!!

2022年2月、ある日曜日。
原因不明の大停電が日常を覆った。
電子機器の故障、ネットや電話など通信の途絶、暗闇と静寂。
非常事態に困惑する人々が徘徊し、暴動に揺れる真夜中の大都会。
闇を怖れるように集った5人は何を思い、何を語り、何を求めるのか。
夜は深まり、あまりにも静かな黙示録がはじまるーー
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5月の新刊:英雄たちの夢《フィクションのエル・ドラード》

2021年 4月 20日

英雄たちの夢 書影英雄たちの夢
《フィクションのエル・ドラード》
アドルフォ・ビオイ・カサーレス(著)
大西亮(訳)

判型:四六判上製
頁数:296頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0573-0 C0397
装幀:宗利淳一
5月上旬頃発売!

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アドルフォ・ビオイ・カサーレスは誰にも似ていない作家であり,
他に類をみない才能の持ち主である。
――カルロス・フエンテス

1927年,カーニバルに沸くブエノスアイレスの夜,主人公のエミリオ・ガウナは仲間たちとどんちゃん騒ぎをしたすえに意識もおぼろのまま《仮面の女》と邂逅する。女はいつのまにか消えてしまうが,疲労感のうちに人生の頂点をなす瞬間を経験する。あの夢のような体験をもう一度生きなおすべく主人公は3年後,ふたたび仲間たちを引き連れてカーニバルの夜にくり出すのだが……
ラプラタ幻想文学の旗手ビオイ・カサーレスによる,ボルヘスが《世界で一番美しい物語》と評した傑作。
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4月の新刊:耳のなかの魚――翻訳=通訳をめぐる驚くべき冒険

2021年 4月 15日

耳のなかの魚_書影耳のなかの魚
翻訳=通訳をめぐる驚くべき冒険
デイヴィッド・ベロス(著)
松田憲次郎(訳)

判型:四六判上製
頁数:352頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0565-5 C0098
装幀:宗利淳一
4月下旬頃発売!

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〈翻訳とは、人間の条件の別名なのだ。〉
吹き替え映画、前衛文学、自動翻訳機、ニュルンベルク裁判、聖書翻訳……
あらゆる時代と場所をめぐり、翻訳不可能性に抗いながら〈翻訳=通訳〉が何をなすものかを明らかにする。
博覧強記の著者による、空前絶後の翻訳論!!
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3月の新刊:亡霊論的テクスト分析入門

2021年 3月 31日

亡霊論的テクスト分析入門亡霊論的テクスト分析入門
高木信(著)

判型:四六判上製
頁数:370頁
定価:3800円+税
ISBN:978-4-8010-0564-8 C0095
装幀:宗利淳一
3月31日発売!

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この支配からの逃走=闘争!
第一義的意味(デノテーション)の拘束をかいくぐり、多義性・複数性に満ちた世界の実相へと迫るためにーー
物語理論、精神分析、ジェンダー批評などの枠組みも導入しながら、現代文学、歌詞、原発映画を細緻に読み解き、テクストに刻印された〈亡霊論〉的(=不確定的・多義的・攪乱的)な意味/認識/世界のあり方を闡明する、混沌の現代を見つめ直すためのテクスト分析入門。
豊饒なる複数性へと飛翔せよ!

***

〈亡霊〉は日常を決定的に変容させる。〈亡霊論〉的に生きること、〈亡霊論〉的に読むこととは、このような困難を引き受けることである。嘔吐を伴うような〈読む〉という行為、〈解釈〉する行為、〈批評〉する行為を遂行していくことが、〝われわれ〟の常識や思いこみ、抑圧的イデオロギーから身を翻し、逃走=闘争を可能とするはずなのだ。(「あとがき」より)

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4月の新刊:新型コロナウイルス感染症と人類学――パンデミックとともに考える

2021年 3月 23日

書影_フーコー講義録新型コロナウイルス感染症と人類学
パンデミックとともに考える

浜田明範・西真如・近藤祉秋・吉田真理子(編)
判型:46判上製
頁数:369頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0563-1 C0010
装幀:宗利淳一
4月上旬発売!

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感染予防のブリコラージュ
世界の人びとが経験しているパンデミックについて、人類学はなにを考えることができるのか? COVID-19が編成する多様なネットワークを追跡し、人間の変容可能性を描き出す。
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4月の新刊:ミシェル・フーコー『コレージュ・ド・フランス講義』を読む

2021年 3月 16日

書影_フーコー講義録ミシェル・フーコー
『コレージュ・ド・フランス講義』を読む

佐藤嘉幸・立木康介(編)

判型:A5判上製
頁数:386頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0556-3 C0010
装幀:滝澤和子
4月上旬発売!

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ついに全貌をあらわしたコーパス。その深奥へ
瞠目の著作群を著す傍ら、13年にわたって続けられたコレージュ・ド・フランス講義は、人文科学の全域を講究するフーコーの思考のうねりそのものであった。苛烈な知性が遺しためくるめく言説の歴程を前期・中期・後期に分け、各時期の中核的主題を際立たせつつ、フーコー理論の真の骨格を抉出する初の試み!
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3月の新刊:ジュール・ヴェルヌとフィクションの冒険者たち

2021年 3月 15日

書影_ヴェルヌジュール・ヴェルヌとフィクションの冒険者たち
新島進(編)

判型:四六判上製
頁数:306頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0554-9 C0098
装幀:宗利淳一
3月25日頃発売!

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駆動せよ,文学!
科学的知見を採り入れることで驚くべき冒険譚を生み出したジュール・ヴェルヌ。しかし,その作品には奇抜な筋書きの裏側で稼働する文学テクプログラムが隠されていた。ホフマン,ポー,デュマ,プルースト,ルーセル,ドイル,ラスヴィッツ,レム,音二郎……ヴェルヌが耽溺し,ヴェルヌを偏愛した文豪たちと共にフィクションの極地探査へと,いま乗り出す!
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3月の新刊:ミケル・バルセロ

2021年 3月 12日

バルセロ_書影縮小ミケル・バルセロ
国立国際美術館+長崎県美術館+
三重県立美術館+東京オペラシティ アートギャラリー(編)

判型:A4変型判上製
頁数:224頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0553-2 C0070
ブックデザイン:宗利淳一
3月下旬頃発売!

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現代スペインを代表する画家ミケル・バルセロ、国内初の大回顧展の公式図録
マジョルカの海、アフリカの砂漠、イタリアの火山、ヒマラヤの山中――世界中の自然から着想を得てエネルギーあふれる多彩な作品を生み出しつづける画家ミケル・バルセロ(1957年―)の活動を紹介。100点以上の作品図版を通じ、《現代のピカソ》と謳われる画家の全貌に迫る。全ページオールカラー。

(展覧会は以下の各館を2022年3月まで巡回予定)
〈展覧会情報〉
・国立国際美術館 2021年3月20日―5月30日
・長崎県美術館 2021年6月10日―7月25日
・三重県立美術館 2021年8月14日―10月24日
・東京オペラシティ アートギャラリー 2022年1月13日―3月25日
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3月の新刊:オペラ/音楽劇研究の現在

2021年 3月 12日

書影_オペラオペラ/音楽劇研究の現在
創造と伝播のダイナミズム

佐藤英・大西由紀・岡本佳子(編)
判型:A5判上製
頁数:379頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0555-6 C0073
装幀:滝澤和子
3月25日頃発売!

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新たな研究領野を切り拓く14のアプローチ!
音楽・テキスト・舞台が一体となったオペラや,バレエ・人形劇をはじめとする音楽劇に,どのようにアプローチすればよいか。作品解釈や演出手法のみならず,劇場の運営から上演作品の選定,政治・経済との関わりやマスメディアによる流通,地域ごとの特色から教育事業まで,地理的・歴史的要因を掛けあわせ総合的に考査する,オペラ/音楽劇研究の幕開け!
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3月の新刊:団地映画論

2021年 3月 10日

団地映画論団地映画論
居住空間イメージの戦後史
今井瞳良(著)

判型:A5判上製
頁数:318頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0551-8 C0074
装幀:宗利淳一
3月23日発売!

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建チ上ガレ団地映画。
団地から見渡す戦後映画史&住宅史

戦後の住宅難を受けて建設された《団地》は、日本人の新しい生活様式を象徴する憧れの的であったが、高度経済成長が下火となる1970年代にはその新奇性は早くも揺らぎ、80年代以降は社会発展の残滓・病理とみなされ、今やノスタルジアの象徴でもある。
歴史の中で「新時代」「密室」「郊外」「不気味」「懐古」など千変万化のイメージをまとってきた団地は、映画においては覗きの標的、昼下りの情事の寝床、活動家の潜伏地、男の子たちの戦場、幽霊の住処……など、相貌を変えながらもやはり時代の息吹を指し示す存在としてあった――
つねに同時代を代弁/批評してきた《団地映画》を解読し、「住むこと」の変遷を描き出す、はじめての本格的団地映画論!

***

本書が明らかにするのは、「団地族」から「団地妻」を経て「ノスタルジア」へ至るという団地イメージと連動する戦後史の語りに対して、日本映画が団地映画として批評性を持ち続けていたという事実である。戦後日本の近代を象徴する団地のイメージに多大な影響を持った団地映画には、「居住空間イメージ」として近代批判の視点が内包されていたのである。(序章より)
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