3月の新刊:シンデレラの末永く幸せな変身

2025年 2月 26日

シンデレラ_書影シンデレラの末永く幸せな変身
北村紗衣・小森謙一郎・嶋内博愛・戸塚学(編)

判型:四六判並製
頁数:252頁
定価:2200円+税
ISBN:ISBN978-4-8010-0851-9 C0098
装幀:齋藤久美子
3月上旬発売!

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ディズニープリンセスだけじゃない!!

白馬にまたがるシンデレラや、男の子のシンデレラも?
昔話から、絵画、オペラ、小説、現代映画まで……
世界各地で生まれた多様なシンデレラ物語を読み解く。

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3月の新刊:ザ・プレイ――流れの彼方《現代美術スタディーズ》

2025年 2月 25日

ザ・プレイ=カバー.inddザ・プレイ
流れの彼方
《現代美術スタディーズ》
橋本梓(著)

判型:A5判上製
頁数:197頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0857-1 C0070
装幀:宗利淳一
3月中旬発売!

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目的を越えた、人間の本質としての〝遊び〟
発泡スチロールのイカダで川を下る《現代美術の流れ》。10年も夏ごとに山で落雷を待ち続ける《雷》。1960年代の前衛美術を起点としながら、今やその文脈を遥かに越え、50年以上活動を続ける特異な集団の全貌を描き出す。

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3月の新刊:落語と学問する

2025年 2月 25日

落語と学問する_書影落語と学問する
森本淳生・鈴木亘(編)

判型:46判並製
頁数:268頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0848-9 C0076
装幀:西山孝司
3月中旬発売!

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落語的思索のすすめ
落語は、世の習いに潜むおかしさを明かし、聴く者に問いを投げかけているのではないだろうか? 言葉と身ぶりが生み出す融通無碍の世界とともに、文学、美学、映画学、文化人類学、歴史学、パフォーミング・アーツを介して、考える楽しみへと誘う、異色のエッセー集!

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3月の新刊:理性の周縁——古典主義時代と近代の再考

2025年 2月 14日

理性の周縁_書影データ理性の周縁
古典主義時代と近代の再考
鈴木球子(編)

判型:A5判上製
頁数:213頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0850-2 C0098
装幀:西山孝司
3月上旬頃発売!

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豊饒な周縁へ
理性による認識を越えるものを、人間はどのように捉えようとしてきたのか。啓蒙に対して反啓蒙を対置することなく、改めて理性を称揚するわけでもなく、近代を推し進めてきた理性主義を再考し、理性の埒外にある豊饒なものを掬い上げる試み。
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2月の新刊:J・M・クッツェー 命をめぐる思索

2025年 2月 12日

J.M.クッツェー_書影J・M・クッツェー 命をめぐる思索
『夷狄を待ちながら』から『恥辱』へ
川村由美(著)

判型:A5判上製
頁数:218頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0767-3 C0098
装幀:宗利淳一
2月中旬発売!


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歌い継がれる《不死の願い》
南アフリカ出身のノーベル文学賞作家、J・M・クッツェー。難解とされてきたその作品世界の根幹をなすメカニズムとは? 創作ノートを精査することで、内容・舞台、そして発表時期のまったく異なる代表作『夷狄を待ちながら』『恥辱』に続編関係を見出し、立体的に精読する、クッツェー研究の新たなる到達点。

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2月の新刊:リベラルアーツと芸術

2025年 1月 22日

リベラルアーツと芸術_書影リベラルアーツと芸術
石井洋二郎・鈴木順子(編)

判型:四六判並製
頁数:259頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0846-5 C0070
装幀:宗利淳一
2月上旬発売!

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芸術こそ、真のリベラルアーツである
常識を揺さぶり、日常生活に埋もれた感性を目覚めさせる芸術作品は、自由を見つけるリベラルアーツの実践そのものではないだろうか? 社会を映す作品を通じて世界の見方を問いなおす、芸術教育/リベラルアーツ教育のあり方を探る。
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1月の新刊:コモン・グラウンドの倫理――デュラス、フーコー、シャールの文学空間《言語の政治》

2025年 1月 17日

コモン・グラウンドの倫理_書影コモン・グラウンドの倫理
デュラス、フーコー、シャールの文学空間
《言語の政治》
ロバート・ハーヴェイ(著)
中川真知子(訳)

判型:A5判上製
頁数:439頁
定価:6500円+税
ISBN:978-4-8010-0840-3 C0098
装幀:中山銀士(協力=金子暁仁)
1月下旬頃発売!

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想像力が開く共感の空間
「パルタージュ(共有/分断)」を鍵として、デュラス作品における災厄の痕跡へ肉薄し、シャールの詩作のうちに不朽の希望を探る。フーコー、アガンベン、ディディ゠ユベルマンとともに、フランス文学に刻まれた生政治の記憶を浮上させる試み。

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12月の新刊:エリック・ロメール ある映画作家の生涯

2024年 12月 17日

エリック・ロメール_書影エリック・ロメール
ある映画作家の生涯
アントワーヌ・ド・ベック、ノエル・エルプ(著)
坂巻康司、寺本成彦、寺本弘子、永田道弘(訳)

判型:A5判上製
頁数:760頁+別丁16頁
定価:10000円+税
ISBN:978-4-8010-0826-7 C0074
装幀:宗利淳一
12月下旬発売!

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あたかも複数の人物であるかのように
映画作家と教師。批評家と小説家。リアリズムと夢想。ロメールとシェレール。同時に二つであろうとした、ヌーヴェル・ヴァーグの旗手の特異なる生。批評、書簡、証言、未刊行資料を縦横に結び、ロメールを現代に解き放つ初の本格評伝。

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12月の新刊:グリルパルツァー戯曲選——リブッサ/夢は人生

2024年 12月 17日

グリルパルツァーグリルパルツァー戯曲選
リブッサ/夢は人生
フランツ・グリルパルツァー(著)
城田千鶴子(訳)

判型:四六判上製
頁数:336頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0834-2 C0074
装幀:齋藤久美子
12月下旬発売!

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19世紀オーストリア最高の劇作家の代表作2編を収録
現世の<愛>を超克し、死を前に予見者としての天命をとりもどす女領主を描く悲劇『リブッサ』。
古代ペルシャを舞台に王に成り上がろうとした若者の<権力>と<夢>をめぐる『夢は人生』。

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12月の新刊:コリーヌ あるいはイタリア

2024年 12月 12日

コリーヌ _ジャケ入稿_修正コリーヌ あるいはイタリア
スタール夫人=著 
佐藤夏生=訳

判型:A5判上製
頁数:456頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0845-8 C0097
装幀:齋藤久美子
12月下旬発売!

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桂冠詩人コリーヌは、恋人の英国軍人オズワルドとともに、ローマ、ナポリ、遠くヴェネツィアまでも旅する。硬直した社会と、祖国への義務に阻まれ揺れ動く恋と苦悩を描く傑作小説。  

《私の中には、書くことによっても表現しきれない苦痛があります。私にはその力がありませんが、愛だけが、その謎の深淵を探り当てることができるでしょう。》(本文より) Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:点描の美術史――印象派から現代アートまで

2024年 12月 9日

点描の美術史_書影点描の美術史
印象派から現代アートまで
加藤有希子(著)

判型:四六判並製
頁数:250頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0831-1 C0070
装幀:木村稔将
12月中旬発売!

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〈点描〉という症候
世界を断片化する多焦点の表象――点描。鮮やかな色片に秘められた近現代の暴力性を、ダイナミックに描き出す。

《本書に登場する画家たち》
モネ/スーラ/ゴッホ/セザンヌ/マティス/ピカソ/ポロック/リキテンスタイン/ハースト/草間彌生  ほか

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12月の新刊:マヤ・デレン――眼差しは何を見ていたのか

2024年 12月 9日

マヤ・デレン書影マヤ・デレン
眼差しは何を見ていたのか
石井達朗(著)

判型:四六判上製
頁数:298頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0837-3 C0070
装幀:宗利淳一
12月中旬発売!

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ヴードゥーに魅入られた〈実験映画の女神〉
トロツキスト、ダンサー、実験映画作家、ヴードゥーの研究者にしてその根っからの信奉者……
現実と夢幻のはざまを鏡像のようにゆらめく激しい生のなかで、何を見つめ、何を求めていたのか。代表作『午後の網目』から人類学的な著作『聖なる騎手たち』までを含む全作品を網羅し、知られざる全貌を明らかにする。

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12月の新刊:〈現実〉論序説――フィクションとは何か? イメージとは何か?

2024年 11月 29日

現実論_書影〈現実〉論序説
フィクションとは何か? イメージとは何か?
塚本昌則・鈴木雅雄(編)

判型:A5判上製
頁数:506頁
定価:7000円+税
ISBN:978-4-8010-0836-6 C0098
装幀:宗利淳一
12月中旬発売!

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イメージとフィクションは〈現実〉を変容させ、〈真実〉を再創造する
人文学のラディカルな再編のさなか、イメージと言語、身体と表象の関係を再定義する、16名の倦むことなき横断的思考。人文知の地勢図を描きなおし、来たるべき〈現実〉論への途を示す前人未到の試み。

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12月の新刊:バルザック『あら皮』研究——ダンテとラブレーから読み解く複合的構想

2024年 11月 29日

あら皮研究 _ジャケバルザック『あら皮』研究
ダンテとラブレーから読み解く複合的構想
吉野内美恵子(著)

判型:A5判上製
頁数:256頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0844-1 C0098
装幀:齋藤久美子
12月上旬発売!

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『あら皮』の結末から、天国を透かし見る
ダンテとラブレーの精読を経て、悪魔に魂を売った破滅の物語の『あら皮』は、罪の浄化というもう一つの物語に反転する――
「風俗研究」と「哲学的研究」の架橋をもくろむバルザックの広大な構想が明らかに。

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11月の新刊:マルグリット・ド・ヴァロワ——一人の女性の物語、一つの神話の歴史

2024年 11月 27日

マルグリットドヴァロワ_書影マルグリット・ド・ヴァロワ
一人の女性の物語、一つの神話の歴史
エリアーヌ・ヴィエノ(著)
鍛治義弘(訳)

判型:A5判上製
頁数:448頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0818-2 C0022
装幀:齋藤久美子
11月下旬発売!

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詩人、弁護人、フェミニストとしての王妃マルグリット 
兄弟との恋愛関係、退廃した生活、政敵の暗殺……ヴァロワ朝最後の王妃から悪女〈マルゴ〉のイメージを払拭すべく、回想録と書簡、後世の歴史家たちの著作を精査し、フランスの女性貴族をめぐる歴史的文脈とフェミニスト運動の展開を辿りながら、〈マルゴ伝説〉誕生の経緯と、神話の裏に隠された王妃の実像を明らかにする。

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12月の新刊:君自身のアートへ

2024年 11月 21日

君自身のアートへ_書影君自身のアートへ
小林康夫(著)

判型:四六判並製
頁数:167頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0835-9 C0070
装幀:宗利淳一
12月上旬発売!

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迷える若きアーティストへ
苛烈なカタストロフィーの時代のただ中にあって、今、〈アーティスト〉であることに何の意味があるのか?
半世紀にわたってアートと並走した哲学者が贈る、過激な挑発!

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11月の新刊:歌、燃えあがる炎のために《フィクションの楽しみ》

2024年 11月 8日

歌、燃えあがる炎のために書影歌,燃えあがる炎のために
《フィクションの楽しみ》
フアン・ガブリエル・バスケス(著)
久野量一(訳)

判型:四六判上製
頁数:265頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0833-5 C0097
装幀:宗利淳一
11月上旬発売!

試し読み(訳者あとがき)◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎

物語は誰かの手によって語り直される、慰めのために、励ましのために、そして真実のために……
数奇な運命を辿り作家の手元に届いた物語――忘却された真実を捉える写真、愛憎極まった読者からの手紙、匿名の暴力に晒される失踪劇、理由なき殺人を生き延びた男の撮る映画、伝説的ヴォーカリストの最後の録音、自由を求めて生きた女性の評伝――こぼれ落ちた記憶に息吹をあたえ、物語を歌いあげる9作品。

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11月の新刊:今井祝雄――長い未来をひきつれて

2024年 11月 5日

今井_書影今井祝雄
長い未来をひきつれて
芦屋市立美術博物館(編)

判型:A5判並製
頁数:144頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0832-8 C0070
装幀:吉村麻紀
11月上旬発売!

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最年少会員として参加した「具体」での活動から、ものと人間の関係への問い、映像・写真というメディアへの取り組みなど、今井祝雄の60年にわたる多彩な活動を紹介し、そのポ活動の軌跡を明らかにする!
執筆=今井祝雄、勝俣涼、高嶋慈、藤本由紀夫、大槻晃実

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11月の新刊:ピランデッロ戯曲集III

2024年 10月 31日

ピランデッロ戯曲集3_書影ピランデッロ戯曲集III
どうしてそうなったのか分からない/山の巨人たち
斎藤泰弘(編訳)

判型:A5判上製
頁数:294頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0830-4 C0374
装幀:宗利淳一
11月中旬発売!

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《わしは見つけなければならん、自分を断罪する判決を見つけなければ!》
世界大戦の破壊と殺戮の中で現代演劇を切り開いた、20世紀最大のイタリアの劇作家の戯曲集。
無意識に犯した罪におののき、自罰の欲求から破滅の道へと進む心理劇『どうしてそうなったのか分からない』、落ちぶれた劇団《伯爵夫人一座》の受難を描き、ファシスト政権の芸術蔑視を風刺する未完の遺作『山の巨人たち』を収録。

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11月の新刊:女三代の「遺言」——あるファミリーにつらなる物語

2024年 10月 31日

女三代の遺言_書影女三代の「遺言」
あるファミリーにつらなる物語
武田尚子(著)

判型:四六判上製
頁数:224頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0825-0 C0021
装幀:齋藤久美子
11月上旬発売!

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女性たちが支える一族の歴史を描くドキュメンタリー・エッセイ
若狭武田氏の末裔として、熊本は茶道肥後古流の家元の家に生まれた祖母と母。強固な家制度の時代から、明治、大正、昭和、平成へ……時代を超えて、女たちはいかに生きたのか。自らのルーツを確かめるべく、東京から熊本、北海道へ――名もなき女性たちの生涯と、彼女たちが支える一族の歴史を描き出すドキュメンタリー・エッセイ。

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